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2008/06/05

■第1章 人事制度 Vol.1 失敗型成果主義(評価制度)

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■  中小企業のための人を育てる労務管理
■                   By 人事コンサルタント

■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 第8号

 人事コンサルタントの藤武です。

 6月に入り、梅雨入りした地域も多くなりました。私は、7月からの事務所移
転に向け、ただいま引越しの真っ最中です。
 さて、先日「和民」の労働時間切捨てに対する労働基準監督署の措置を受け、
経営者からの問い合わせが多くなっています。
 特に、残業代などをキチンと払っている経営者ほど、今回の事件に対して反応
されています。労働基準法の規定では、「賃金全額払い」という原則があります。
労働の対償としての賃金は、その労働に対して全額を払いなさいというものです。
当たり前だと思われるでしょうが、今回の労働時間の切捨て措置は、紛れもなく
全額払いに抵触するものです。
 特に和民の同業である飲食業では、今回の波及はそれなりに大きいでしょう。場
合によっては、給与を下げてでも、全額払いに対応せざるを得ないかもしれません。
 
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■第1章 人事制度 Vol.1 失敗型成果主義(評価制度)
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 資格等級制度と並んで、人事制度を支えるのが評価制度です。
 ところが、この評価制度についても、かなりの経営者が間違った考え方をしてい
ます。
 評価制度についても、「人を育てる」という視点がなくてはなりません。今までの
評価制度は、社員を裁き、給与を決めることだけが目的となっているものが多く見
うけられます。

 評価制度の狙いは、原則として、能力、努力、行動、成果などの面から文字どお
り社員を評価することにあります。この目的だけが一人歩きしてしまい、できる社
員とできない社員を判断することや、社員を順序付けることが大きな目的になって
しまっており、まさに、裁きの道具と化してしまっています。

 一方社員の方は、「評価制度」と聞くとどのように感じられるでしょうか?
「嫌な制度だなあ」「何を評価するというのだろう」「誰に評価されるのだろう」「公
平に評価してもらえるのだろうか」
 などと、ほとんどの社員が否定的に考えてしまいます。
 本当の目的が「人を育てる」という制度でなければならないのに、逆にやる気をな
くさせる危険性をはらんでいるのです。

 まず、評価制度は、給与を決めるだけ、昇給を決めるだけ、賞与をきめるだけ、と
いう考え方を捨てましょう。

 この制度では、その会社の期待する社員像を出してもらい、成果よりも成果に繋が
る行動を重点的に評価することとしています。いわゆるコンピテンシー理論を用いる
こととなります。
 また、何をすれば評価がよくなるのか、どのような努力が認められるのかをはっき
りさせることで、明確な目的を持って業務に取り組むことが会社の業績の向上に繋が
ることになります。




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■発 行 人:人事コンサルタント
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