デジタルサウンド巡り紀行・MPCについて・その1
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デジタルサウンド巡り紀行
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★AKAI MPCについて・その1★
クラブミュージックシーンを語る上で欠かせない名機として、
サンプリングミュージックを盛り上げてきたMPCシリーズ。
ただ音ネタを仕込んで再生させるのみならず、その場のノリを直感的に
音作りにつなげ、パフォーマンスツールとしても評価の高いインターフェース、
単独機材並みの高い機能を誇り、また独特の「ノリ」が生まれるとも言われる
シーケンサー部分など、業界に与えた影響は大きい。
■MPC60
MPCシリーズの最初の商品であるMPC60が発売されたのは1987年。
このときすでに、AKAIは「S1000」などサンプラー市場において
代表的なものとなる商品を発表していた。
また、1970年代から広まり始めたヒップホップミュージックは、
既存の音楽のフレーズを借用するという、これまでの常識を覆す方法論を
持ち、コミュニティパーティーから広がりを見せていた。
S1000などのサンプラーはそのデータ形式などから高い評価があったが、
ラックマウントタイプのこの機材は一部のプロのエンジニアがユーザーの
中心であった。
MPC60は、その後定番となる「16個のパッド」というインターフェースを
すでに確立していた。
狭い液晶で数値を見ながら操作をするのではなく、再生される音を
ダイレクトに聴きながらパッドを叩いて行くという発想は、直感的な
音楽制作を是とするアーティストやミドルユーザーから支持を得た。
特に、リアルタイム性に優れたこの機材は複雑な打ち込みによる音楽ではなく
シンプルなビート再生を求めるヒップホップDJなどの音楽性にマッチし、
ヒップホップ音楽そのものの可能性を大きく広げることになる。
MPC60の発売と前後する80年代末期からヒップホップミュージックは
よりメジャーな音楽として一般的に認知され、世界中に広まることとなる。
※90年代までのヒップホップは「オールドスクール」、それ以降から現代までは
「ニュースクール」と呼ばれている。
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★デジタルサウンド巡り紀行」★ 2008/05/02
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