ギタリスト革新 〜脱皮のきっかけカスタマイズ〜 RSSを登録する

   

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2008/06/19

ビビリの調整

今回はカスタマイズというより、
メンテナンスに近い話です。

中古ギターの梱包を解いたのですが、
ちょっとビビっています。
結構きれいな音が出ているのに残念。

単純な理由に思えるけれど、意外と厄介なビビリ。
相談される悩みの中でも、ランキングは高いです。
簡単に直れば、相談もしないから、
それだけ深刻な事態ということなんでしょうね。

生音で、指で、響きを確かめるように弾きます。

かすかなビビリは、そうやって聞かないと
聞こえてきません。

今まで見てきた中では、
フラットなフィンガーボードでは、
響きがデリケートなだけに、
ちょっと強く弾いたら、ビビってた、
なんてことがよくあります。

ビビリの原因の特定はとても難しいです。

そして改善させるプランをしっかり作って、
ある程度、おもい通りに進んでくれないと、
悪化する場合が多いです。

ナットが低ければビビる。
フレットが高ければビビる。
ブリッジの高さにばらつきがあれば、ビビる。
ネックが反ってもビビる。

弦を変えただけで改善する場合さえある。
張力の調整で改善させることもできる。

ナットの溝が低くさが致命的な原因なのに、
フレットの擦り合わせをしたらどうなるでしょう?

これで改善すると思っていおる人が非常に多い。
フレット擦り合わせ万能信者が多いからなんでしょうけれど。
全体のバランスが悪くなって、音の響きを犠牲にします。

楽器のメンテナンスとしては、半殺しですよね。
響きが悪くなる、ということは、鳴りが悪くなることと同様。

こう書くと、「じゃあナットの交換」
といわれてしまうんだけれど、
ナットが致命的だから、交換さえしたら完璧、
にならないところが、難しいところ、
ビビリの調整にナットの交換なんて、
最後の手段に近いプランです。
(ポーカーの全とっかえって感じ)

ケースバイケースなので、特効薬がないんです。
そして修正の処置が、他の部位の悪化につながる可能性もあるので、
最小限に調整するのがコツです。
少しずつ、サイクル的に直していきます。

そしてまっすぐなネックに、揃ったフレット、
適切なフレットのみぞと、ブリッジ調整を目指します。

木なので、暴れる素材のご機嫌を下手に出て伺う感じですね。