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2008/03/31

「スカイラインGT-R」から「スカイライン」が消えた理由に学ぶコンセプトのセグメンテーション

テーマ:「スカイラインGT-R」から「スカイライン」が消えた理由に学ぶコンセプトのセグメンテーション
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□□─────────────────────────2008.03.30─□□

 ブランディングの成功を手にするためのメールマガジン
 ■ ブランディングの成功と秘密〜知らないことが失敗を生む ■
  
□□───────────────────── 第0089号 id10発行─□□
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□ こんばんわ。

  ブランディングの専門家、澤田且成です。


  世界各地で開催されているモーターショー。

  昨年の話題は東京モーターショーで発表された
  日産のスポーツカー「GT-R」の復活ではなかったでしょうか?

  平成14年に生産が中止された「GT-R」が
  新たな姿で私たちの目の前に現れたとのこと。

  インターネットのニュースの見出しには

  ・GT-Rの復活!

  ・最強の伝説GT-R!

  などなど興味を引くものばかり・・・


  スカイラインと私の思い出は小学校のころ。
 
  担任の先生がスカイラインで出勤されていたのを思い出します。

 
  昔の思い出と昨年のモーターショーが頭の中で交差したときに
  ふとひっかかるのがネーミングです。

  昔はたしか・・・「スカイラインGT-R」

  昨年、発表されたのは「GT-R」

  同じ「GT-R」でも今回は「スカイライン」という名前が外れました。


  今日はこの「GT-R」に学ぶブランドの階層づくりについて
  お話したいと思います。

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  でどのように考え、どのように行動しているのか?・・・・

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 <本日の内容>
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 [1] ブランディング事例:「GT-R」は「スカイライン」は同じ階層にあるブランド

 [2] ブランディングの専門家がおススメする書籍

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 [1] ブランディング事例:「GT-R」は「スカイライン」は同じ階層にあるブランド
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■ 「スカイライン」「GT-R」の登場

 スカイラインが生産を開始されたのは今から50年も前のこと。

 「山並みと青空を区切る稜線」に由来するスカイラインのネーミングは、
 車を運転しながら目の前に浮かぶ美しい情景を連想させますね。

 そんなスカイラインは現在で12代目となり、
 日本のみならず世界のファインを魅了しています。

 このスカイラインの中で、
 レース的な特徴を盛り込んだものが「GT-R」。
 日産スポーツカーの代表作です。


 スカイラインというカーラインアップの中にある
 レース色のグレードを示すものが「GT-R」だったわけです。

 つまり・・・

  コーポレートブランド:日産

  プロダクトブランド:スカイライン

  グレード:GT-R

 と分類できます。


■ 「GT-R」に求められるコンセプト

 スカイラインブランドの傘下にあった「GT-R」は
 先ほどもお伝えしましたがレース色の特徴があるグレードのこと。

 「GT-R」からレースの特徴がなければ「GT-R」ではありません!

 エンジンやサスペンション、外観、内装、また細かなところまで
 レーシングを体感できるのが「GT-R」。

 車が大好きな人にとっては伝説の車といわれるようになりました。

 
 そして・・・

 これまでの、

  プロダクトブランド:スカイライン

  グレード:GT-R

 から独立し、「GT-R」がプロダクトブランドとして
 新開発されることになったのです。

 
 グレードをあらわす「GT-R」から、
 プロダクトブランドの「GT-R」へ。

 強いファンを持つブランドだからできる独立化ですね。 


■ 「GT-R」を「スカイライン」と区別し、同じ階層のカーラインアップにする理由

 ブランド戦略の視点からこの「GT-R」のプロダクトブランド化を洞察すると、
 様々な意図が見えてきます。

 
 ここからはブランディングの専門家としての意見として読んでくださいね。

 まず、あげられるのは「GT-R」にもっと「スポーツ色」を体現させるために
 「スカイライン」ブランドから脱却する必要があったこと。

 これまでの、

  コーポレートブランド:日産

  プロダクトブランド:スカイライン

  グレード:GT-R

 の構図では、「GT-R」のレース色を強くすればするほど、
 スカイラインブランドとしての制限があり、
 エッジの利いたつまり強い特徴のコンセプトが打ち立てるのが難しい
 ことが考えられます。


 また、
 「スカイライン」ブランドの傘下にあって
 「GT-R」ブランドが強くなればなるほど、
 「スカイライン」ブランドが希薄になる可能性もあります。

 
 そして、
 「GT-R」ブランドの将来のグレード化を想定すると、
 今のままでは複雑になってしまう。

 つまり、
 「スカイライン」ブランドがあって、
 「GT-R」グレードがあって、
 その傘下に新しいグレードが・・・・
 これではややこしくてお客様も迷ってしまいます。


 などなど・・・

 この「GT-R」の事例からも分かるように、 
 ブランドの階層を考えるときは
 
 ・どの傘下のブランドに位置づけられているのか?

 ・個々のブランドのコンセプトは何か?

 ・将来、ブランドの拡張性はあるのか?

 といったことを総合的に考えて、
 シナジー効果を発揮する体系を検討する必要があるのです。

 
■■ 今日のブランディングの秘密 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■

 ● ブランドの階層を考えるときは
 
   ・どの傘下のブランドに位置づけられているのか?

   ・個々のブランドのコンセプトは何か?

   ・将来、ブランドの拡張性はあるのか?

   といったことを総合的に考えて、
   シナジー効果を発揮する体系する必要があるのです。

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 [2] ブランディングの専門家がおススメする書籍
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【編集後記】

 雨が続く中国・広州ですが、

 もくもくと、早朝執筆とジムは続けております。