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2008/03/14

インドネシア雑感記第2弾 Vol.5

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  インドネシア雑感記 第2弾 : 希多 いくと
     Vol.5  2008.3.14(毎週金曜夜配信)
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インドネシアの自然、土地、食べ物、生活、社会などを、エッセイ風の雑感記
として、メルマガにて紹介します。当国の理解に役立てれば幸いです。
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皆さん、こんばんは。
今日は《1.インドネシア・スラバヤにて、から1.5.》をお送りします。


1.5.バイリンガルな日本人 2002.06.15

 五木寛之氏の随筆『大河の一滴』の中に「方言は父や母からの贈り物」と題
し、バイリンガルな日本語の使い手を目指そうとあります。
 氏の言葉では、
「正しい方言をきちんと勉強し、パーソナルな家庭では方言を喋り、オフィシ
ャルな場面ではきちんとした共通語を喋る事ができる。こんなふうに日本語と
してのバイリンガル、二つの言葉を自由にあやつることができるようになった
とき、日本の文化がむしろ表情の豊かな奥行きの深いものになっていくのでは
ないか」
ということです。

 ふつうバイリンガルとは、違う言語を自由に操る意味で使われていますから、
ぼくはなるほどと感心すると同時に、とても面白いなと思いました。
 それには、
「高齢の方たちに地方自治体が方言指導士みたいな資格をあたえるなどして、
学校で指導してもらう」
というとてもユニークな方法なのです。

 この例にあたるバイリンガルとして、二つの自国語を話すことを実践してい
るのがインドネシアの人たちです。
 この国の人たちは小さい時は学校では地方語で勉強し、小学高学年から共通
語であるインドネシア語で勉強します。
 ですから、ジャワ人同士ではジャワ語(中部〜東ジャワ)、スンダ人はスンダ
語(西ジャワ)などの地方語でふだんの話をし、公の場や異人種間では共通語で
あるインドネシア語を話すというように、誰もがバイリンガルで自由に二つの
自国語をあやつっているのです。

 五木氏の指摘する文化の深さというものは、この国ではそれぞれの地方にあ
る民族音楽などに強く表われています。
 すなわちジャワ音楽(ガムラン)、スンダ音楽(ドゥグン)、バリ音楽(バリガ
ムラン)、スマトラ音楽(ムラユー)など地域独特の音楽が、伝統的に発展して
います。
 そして音楽だけでなく、伝統的な芝居なども地方語で発達し、それぞれの地
域で頻繁にテレビでも放映されています。もちろん、それぞれが独自の芝居小
屋などを持って地域の観光にも貢献しているのです。

 このような伝統は、五木氏の言う「美しい方言」としての地方語、「品格の
ある美しい魅力的な共通語」としてインドネシア語があるから、それぞれ洗練
された文化としてこの国では蓄積されているのではないでしょうか。
 これは確かにインドネシア語が比較的新しい、すなわち戦後の教育によって
なされている事が大きいのでしょう。
 ですから共通語の文化の発展余地はほとんどなく、地方語による文化が大き
く発展したのだと思います。したがって、共通語の文化というものは今後の課
題かもしれません。

 ひるがえって日本ではどうでしょう。この日本においてもバイリンガルな日
本語を使えるということは、今後とても重要ではないでしょうか。
 すなわち、氏の言う
「これからあとの世代は正しい方言が使え、そして美しい共通語が使える、そ
ういうバイリンガルな日本人をつくりあげていく」
 そのことが、日本の文化・伝統を引き継いでいくためには、極めて大事な事
のように思います。

 しかし頭の中で考えるのは簡単で、実際にはどうかと言うと、日本人には地
方語をさげすむような風潮があるのを否定できません。
 それを解決するには、どうしても政治的に地方語を奨励するような法律・制
度も必要かなと感じます。
 地方語を喚起奨励することは、人口の東京一極集中に歯止めがかかり、地方
の活性化につながります。
 さらには地域に根付いた伝統文化・技術の後継者の悩みも、バイリンガルな
日本人により解消されるのも夢ではないでしょう。


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【後記】
 つい先日水素イオンのサプリメントがあることをネットで知りました。たま
たま「本当に良い水はこれだ!」と題する本を読んでいたので、偶然の同じよ
うな内容に驚いています。
 本には電解還元水のことが書かれ、特に活性水素が身体に重要だとあります。
まさにその水素イオンを閉じ込めた錠剤があるとは知りませんでした。

 水素イオンには体内にある活性酸素を還元する強力な作用があることが近年
判ってきました。地球上で奇跡の水と呼ばれていた水には、その活性水素が多
量に含まれているそうです。
 水素イオンだけが還元力を有するので、安定している水素をいくら水に入れ
ても効果はないとか。H−が酸化した余分な酸素原子と結合して無害な水にな
るからです。

 この活性水素は、アルカリイオン整水器で作られることもわかっています。
ただし良質の還元水を得るには、水を電気分解する電極板が汚れて劣化しない
ものを選ぶ必要があるようです。

 では、また来週をお楽しみに。

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