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2008/02/07

【家づくりの“プラス”ワンポイント】第75号:消失する『標準家族』

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┃┃家を建てる前に読む、家づくりの“プラス”ワンポイント┏━┛      ┃
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ご購読のみなさま、こんにちわ。発行者の早坂です。

たくさんの“家づくりメルマガ”の中から、当メルマガを選んでいただき、
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快適な住まいづくりへの快適ヒント
「家を建てる前に読む、家づくりの“プラス”ワンポイント」


家づくりに携わったお客さまとのお話しのなかで、お客さまが家づくりで
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このメルマガでは、カタログの見方や家づくりに関するポイントのなかから
もっとも関心が高いテーマを、発行者が厳選してお届けしています。


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           ■ 消失する『標準家族』 ■
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先日、ある家づくり勉強会にお伺いしていました。

私も聴講生として参加していたので、直接お客様とお話をさせていただく

機会はほとんどなかったのですが、ご参加になった方々の顔ぶれを見て

気づいたことがありました。


それは、家族構成の変化です。


私は、子供ひとりの3人家族です(少子高齢化を地でいってます)。

参加された方々は、ある程度の年齢を重ねた方々が多く、思うに

『おふたりさま』世帯、または『おひとりさま』世帯であることは容易に

推測できます。


となると、いわゆる『標準家族』を基準とした間取りというものは、

『おふたりさま』『おひとりさま』には、使いにくいことこのうえなし。


ダイニングで食事して、リビングに移動してテレビで野球のナイターを観る

生活というものは、少なくても、自分にはありません。


食事が済めば、手近な場所でゴロゴロ(爆)。。。したい。。。です。。。

でも、気力があれば、食事の後片付けをするのは当然のことです。

(ときどきサボって、翌朝早起きして後片付けするときもありますが・・・)


もしお持ち帰りの仕事があれば、自室に籠もって自室のPCで作業をします。


そのような、普段の生活動線を考えたとき、

いわゆる『標準家族』仕様のお仕着せの間取りというものは、

ほんとうに家族にあっているものなのでしょうか。


少なくても、部屋を増やせば材料費と人件費のコストがかかります。

仕様によって大幅に異なりますが、1部屋あたりのコストは概算では

数百万円になる場合もあります。


でも、自分たち家族の生活動線を考えて、ムダな部屋を極力減らし、

その分のスペースを収納やユーティリティ(食品庫や洗濯物をたたむ場所)

に置き換えることができれば、結果として自分たちの使いやすい家になると

同時に、ムダなコストを削減することができます。


家を小さくすれば、仙台では4ヶ月近くにわたる寒い時期を快適に過ごすため

の全館暖房にかかる設備コストや月々の光熱費も下げることができますし、

なによりも建築コストが下がります。


また、男性の私としては、なかなか言いづらいことではありますが、

国内における性別平均寿命を考えると、女性が長生きすることが明らか。

もし、自分がこの世からいなくなったことを考えたとき、残された家族に

とって使いやすい生活動線を考えた家のほうが、あきらかに設計寿命が長い

と思えるのです。


現在の家族構成を基準に家づくりを考えてはいけない!


ということは、家づくりのノウハウ本によく掲載されています。

しかし、将来のことを考える、ということは、なかなか難しいもの。


そんなとき、熟年夫婦間の溝について解説したWebサイトや、書籍など

夫にとって、「完成済みの人生」と思えることが、妻の立場で見ると

まったく逆の立場であり、仕事からリタイアしてからの夫婦ふたりきりの

時間の価値観の大きな違いに気づかされるときが多々あります。


男性の私からみるととても厳しい内容ですが、妻の立場からみたとき

『ダンナとの仲はもう“カウントダウン期”』のような記述は、

それこそ山のようにあります。


もし、そのような方々がほんとうに『シングルアゲイン』になったとき、

はたして寒くて広い家に住みたいと、心から願うものなのでしょうか?

少なくても、子供が老後の面倒をみてくれるという願いは叶えられないもの。

そして、有料の後期高齢者用施設も将来の年金を考えたとき、自分たちの

年代にとって家を買うより高くついてしまう可能性もありえる、と考えて

おいたほうがよいのかもしれません。


私の考え方として、住宅の設計とは、夫婦間のこのような時期が到来する

ことまで予測して、あらかじめ設計段階で網羅しておかなければならない

ことと考えているのです。


それでも、過去の幻想となった『標準家族』に沿った、ごく当たり前の

間取りの『企画住宅』に住んでみたいですか?



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            ■ 編 集 後 記 ■
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将来のことは誰にもわかりませんが、このメルマガやいろいろなブログを

書き続けることで、いろいろなことに気づきました。

少なくても、昔ながらの『住宅営業』という枠組みから相当逸脱している自分

の存在とは何だろう?

という根源的な部分への思索に現在入っています。


自分のなかを観ることは、ほんとうにつらいこと。

しかし、ここを乗り越えないと先に進むことはできません。


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