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2007/10/15

冷熱ジャーナル 2007年10月15日号

三洋電機
高期間効率の吸収冷温水機を発売
80年代大量設置の入替需要に対応

 三洋電機は10月9日、ガス熱源の吸収冷温水機の新商品と
して、部分負荷効率を向上させた吸収冷温水機 高期間効率
機「FシリーズPE型」を10月中旬から発売を開始すると発表
した。
“期間効率”“経済性”“施工性”の向上を目的に開発。従
来からの100%負荷を前提とした定格値における効率ではなく、
より実際の使用状況に合わせた50%の部分負荷での効率を上げ、
実使用上でのランニングコストメリットを追及した。最大で15
%削減を達成。
機種構成は、100冷凍トン〜800冷凍トンまで16機種の容量をラ
インアップしたが、今後増加するリニューアル市場を考慮して
旧型容量に合わせた機種構成とした。冷温水系の機内圧力損失
をシリーズ平均で90kPa以下、冷却水系はシリーズ平均で100kP
a以下とし既存のポンプの再利用に配慮。
セントラル空調分野で、ガスを熱源とする吸収冷温水機は電力
のピークカットに貢献する空調機器として多くの物件に設置。
1980年代のバブル期に大量に設置された吸収冷温水機は、商品
寿命から推定すると入替時期に入っておりここ数年間、入替の
需要が大きく伸びると考えられるとしている。


三洋電機
リニューアル用Wマルチ・ビル用マルチ85kWを発売
高効率ガスヒーポンMシリーズに追加

 三洋電機は10月9日、業務用ガスヒートポンプエアコン「Mシ
リーズ」に、既存のGHPとの入替えに最適な「リニューアル用W
マルチ 45・56・71kW」と、大型物件に最適な「ビル用マルチ
 85kW」を11月中旬からラインアップに追加し発売すると発表
した。
 Wマルチシステムは、1冷媒系統に2台の室外ユニットを接続可能
とすることで、空調負荷に応じて運転する室外ユニットの台数を
制御するとともに、最大142kWの大容量に対応できる。これまで新
設用GHPに限られており、既設配管が再利用出来るリニューアル用
GHPには今回の採用が初。
 またここ数年来、ビル用エアコンの室外ユニット1台あたりの能力
は大容量化傾向にあり、10年前に比べ出荷している室外ユニットの
平均能力は約1.6倍に。この傾向は物件の大型化により、今後も続く
ものと予測される。同社では、このトレンドに合わせ、ニーズに最適
な商品ラインアップを拡充した。室外ユニット1台あたり室内ユニッ
ト接続台数を32台としたほか、「オートテンショナー機構」の採用で
定期交換が必要だったコンプレッサー駆動ベルトの交換が不要に。


松下電器産業
ルームエアコン「Xシリーズ」発売
人の体感に配慮した空調を実現

 松下電器産業・ナショナルアプライアンスマーケティング本部は10
月9日、人の動きをサーチし居場所と活動量を判定する、世界初「いる
とこサーチ」搭載の「新・気流ロボット」と、ボタン1つで人が快適と
感じる体感温度にあわせて運転を自動コントロールする「快適おまか
せ」運転を搭載したルームエアコン「Xシリーズ」を11月1日より順次
発売すると発表した。
 人の動きから居場所と活動量を判定する、世界初「いるとこサーチ」
と、特定した居場所に効率よく風を届ける「左右独立大型ルーバー」
採用の「新・気流ロボット」搭載で、複数の人数がいる場合などでも
それぞれの人に合わせて快適と感じるように周辺の温度、気流をコン
トロールする。「いるとこサーチ」機能の働きで、ムダな運転をカッ
トして暖房時最大約65%省エネ効果を実現。ボタン1つで人が快適と感
じる体感温度にあわせて、冷房・暖房・除湿といった運転モードを選択
するほか、室温・風量・風向も自動コントロールする「快適おまかせ」
運転を搭載。
 冷房能力2.2〜7.1kWで、シリーズ合計で月産35,000台が目標。


出光興産
市販灯油を燃料とした家庭用燃料電池システムを08年に市場導入へ

 出光興産は10月10日、東芝燃料電池システムが開発した市販灯油を
使用する家庭用燃料電池システムを08年度に市場導入すると発表した。
 同社は、東芝からLPG型家庭用燃料電池システムの提供を受けて大
規模実証事業に参画。一方で、市販灯油を燃料とした燃料電池システ
ムの商業化に向けて、東芝に水素製造技術の提供を行ってきた。この
たび、東芝ではLPG型家庭用燃料電池システムを改良し、市販灯油型の
燃料電池システムの開発に成功した。これにより同社は、08年度に東芝
製の灯油型家庭用燃料電池システムを10台程度、一般家庭に設置する。
実稼動のもとで運転データを取得し、商業化に向けた取り組みを推進す
る。
 灯油はインフラが全国に整備されているために利便性が高い。他の燃
料に比べ経済性にも優れた燃料であることから、燃料電池向けの燃料と
しても大きな期待を寄せられている。しかし灯油は、都市ガスなどに比
べて炭素数が多いうえ、硫黄分も多く含まれ、燃料電池の燃料として使
用するには高度な脱硫、改質技術を必要とする。同社は世界で唯一、実
証試験レベルにおいて市販灯油から水素をつくり出す技術を保有してい
る。


三菱電機
霧ケ峰ムーブアイ新商品発売
最大50%の省エネを実現

 三菱電機は10月10日、ひとクラス上の快適性と省エネ性を実現した、
三菱ルームエアコン霧ヶ峰ZWシリーズ8機種を11月中旬から順次発売する
と発表した。
 床温度や人の位置の検知に加え、くつろいでいる、動き回っているなど
といった人の活動量や生活エリアまでも自動で検知する「新・人感ムーブ
アイ」の搭載で、快適性を損なわずに最大50%の省エネを実現するととも
に、省エネに関わる4つの運転状態を本体表示する「省エネお知らせサイ
ン」により、省エネを意識できる。設定した省エネ運転モードや、人が感
じる温度(体感温度)、エアコン内部の自動清掃運転状態、検知した人の
位置や学習した生活エリアなどを表示、という。
 ほかに、フィルター自動清掃機能を搭載しながらも、増加傾向にある買
替需要を考慮し、室内機の横幅を6畳用から23畳用まで8機種すべて798mmに
コンパクト化した。据付面の横幅はさらに小さい785mmにし、三尺間の和室
にも設置可能なサイズ。


日立アプライアンス
パッケージ小容量機種で10機種を11月から発売

 日立アプライアンスは10月4日、店舗・オフィス用パッケージエアコン
「HiインバーターIVX 省エネの達人」小容量機種40〜63型(1.5〜2.5馬力)
の新製品10機種を11月下旬から発売すると発表した。
 室外ユニット1台に室内ユニット2台を接続する業界で唯一の「ツイン接
続」を可能とし、それぞれの室内ユニットを別々に運転できる業界唯一の
個別運転機能も標準搭載した。各室内ユニットの設置環境に応じた効率的
な空調が可能で、快適性と省エネ性の向上にもつながる。
 また、「ツイン接続」の際に異機種・異容量接続の選択を可能とした。
室内ユニットのタイプは、天井カセット型、壁掛け型、ビルトイン型、天
井埋め込み型など6機種の中から、また容量も従来なかった22〜36型までの
選択肢を用意した。さらに2台の室内ユニット間の許容高低差を業界トップ
の3mとすることで設置自由度にも配慮。