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2008/02/09

シネマコリア News 2008年2月9日号


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 ◇─────────◇     シネマコリアと韓国映画に関するニュース
 │シネマコリア News ├────────────────────────◇
 ◇─────────◇                 2008年2月9日号
                         http://cinemakorea.org/
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   ▼▲▼▲▼ 『まぶしい一日』&『クリアネス』プチ特集 ▼▲▼▲▼
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∽∽∽∽∽∽ HEADLINE ∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽∽

 01 『まぶしい一日』 広島(2/10)&東京(3/8)で上映
 02 読者評『まぶしい一日』 最終回
 03 杉野希妃さん日本映画デビュー作『クリアネス』 2/16よりロードショー
 04 杉野希妃さんよりメッセージ
 05 編集後記 〜映画の神様

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┃01┃『まぶしい一日』 広島(2/10)&東京(3/8)で上映         ┃
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 シネマコリア配給作品『まぶしい一日』が広島と東京で上映されます。


■アジア映画特集 2/8(金)〜14(木)@広島市映像文化ライブラリー
 2/ 8(金)  14:00/18:30『4:30(フォーサーティ)』(シンガポール)
 2/ 9(土)  14:00/18:00『ドント・ルック・バック』(韓国)
 2/10(日)  10:30/14:00『まぶしい一日』(韓国)
 2/11(月・祝)10:30/14:00『もし、あなたなら〜6つの視線』(韓国)
 2/14(木)  14:00/18:00『癒された地』(ベトナム)
 http://www.cf.city.hiroshima.jp/eizou/

 『まぶしい一日』のほか、韓国映画では『ドント・ルック・バック』と『もし、
あなたなら〜6つの視線』も上映されます。偶然か必然か、いずれもオムニバスっ
ぽい作品。あわせてお楽しみ下さい。


■スペースゆう プラネットシネマ上映&トーク
 人がつむぐ文化と未来〜東アジア映画にみる女性たち
 3/8(土)12:15 開場
      12:50 開会
      13:00 映画上映『纏足〜10センチの黄金蓮花をさがして』
         (カナダ・中国/2004年/48分)
      14:00 トーク「伝統文化と抑圧〜纏足へのまなざし」
          ゲスト:秋山洋子(駿河台大学教授)
          進行:山上千恵子(ドキュメンタリー監督)
      15:00 映画上映『まぶしい一日』(韓国/2006年/133分)
      17:20 トーク「映画が拓く日韓のあたらしい文化と交流」
          寺脇研(映画評論家、京都造形芸術大学教授)
      18:30 終了
 会場:北区男女共同参画センター「スペースゆう」プラネタリウムホール
    東京都北区王子1-11-1 北とぴあ6F
    JR・地下鉄「王子」駅下車、徒歩2分
    http://www.city.kita.tokyo.jp/docs/facility/052/005234.htm
 参加費:無料、保育あり(1歳〜就学前、希望者は2/28までに要申込)
 申込み:2/14(木)より電話・FAXにて先着順、定員120名
     ※ FAX申込時は住所・氏名・電話番号・FAX番号を明記
 <申込み&問合せ>北区男女共同参画センター「スペースゆう」
          TEL 03-3913-0161 FAX 03-3913-0081
 <チラシ画像>http://cinemakorea.org/planetcinema.jpg

 こちらは上映とトークの企画です。韓国映画のゲストは、昨年シネマコリアの名
古屋会場でもお話しいただいた寺脇研さん。うれしいことに全プログラム参加費無
料です。2/14以降にお申し込みのうえ、ご参加下さい。

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┃02┃読者評『まぶしい一日』 最終回                  ┃
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                               Text by 703

 幼い頃の数年間、自衛隊の駐屯場のある土地で育った。世代的には“戦争を知ら
ない子どもたち”にあたる私ではあるが、おそらく同年代の人たちより、戦争の爪
あとを敏感に感じて育ったのではないかと思う。

 音楽やアート、文学… アメリカ人(米兵)から日本が受けた影響は大きいもの
があると思う。でも、小さい頃は、声も態度も大きな彼らがただただ怖かった。マ
ナーの悪い人がいても、戦争を生き抜いた世代の大人たちは誰一人注意できる人は
いなかった。なるべくかかわらないようにしようとする大人たちの更に後ろに隠れ
て、私は怯えて育ったのだ。

 小学校の頃に先生に言われたことで、忘れられないことがある。

 「みんなは、何も考えずに“バカでもチョンでも…”と言うけれど、この言葉は
  いけない」

 先生いわく、この言葉の“チョン”は朝鮮人を表しているとのこと。植民地時代
に、人間扱いされなかった言い方の名残なのだと…。そして、先生は「原罪」につ
いても語っていた。12歳の私はまだ「原罪」を考えるには幼すぎた。だが、先生は
12歳の子供たちに話したのではないのだろうと、今なら分かる。ゆっくりと大人に
なったとき、心のどこかに引っかかってさえいれば、いつか思い出して考えてもら
えるはずだと見越して話したに違いない。学生時代に、三浦綾子の小説を読むまで
は、このことをすっかり忘れていた。また、何故このことが朝鮮人の話と結びつく
のかはその時もまだ分からなかった。

 その後、“チョン”は朝鮮人を表していた言葉だと聞いたことは一度もない。本
当のところは、今もわからない。

 でも、軍や米兵の中で、いつも小さく縮こまっていた私たちだからこそ、“チョ
ン”を差別する人間にはなるなと、先生は言いたかったのではないか。人の気持ち
や痛みの分かる人間に育てたかったのではないか… そう思うと胸が熱くなってく
る。

 私は小さい頃、ずっと外人が怖かった。だから、英語も嫌いだし、外国に行きた
いと思ったことも一度もなかった。それなのに、韓国映画と出会い、好きになり、
考えが変わっていったのだ。人の気持ちに寄り添うことの大切さ、人の寄り添う温
かさに感動し、生まれて初めて「外国に行ってみたい」と思うようになったのだ。
この気持ちの変化は、自分にとってものすごく大きなことだった。

 『まぶしい一日』の登場人物たちは、全員ハッピーな人とは言えない。特別な人
たちでもない。どちらかというと、普通スポットの当たらない、地味な毎日を仕方
なく生きている感じの人たちだ。

 そんな彼&彼女らを身近に感じる。そして、その屈折した心の状態を時折自分に
重ねてみる。他の人から見れば、当たり前な、大したことないことだろうけれど、
私にとって生まれて初めて行った空港はとても「まぶしい場所」だった。

                                  《完》

■ 703さんの「読者評『まぶしい一日』」の全文は以下のURLまで!
http://cinemakorea.org/korean_movie/column/column203.htm

■ 703さんのブログ「韓国映画感想集 河よりも永くゆるやかに」
http://tirugonsam.seesaa.net/

■『まぶしい一日』公式サイト
http://cinemakorea.org/mabusii/

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┃03┃杉野希妃さん日本映画デビュー作『クリアネス』 2/16よりロードショー┃
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 『まぶしい一日』の第一話『宝島』に主演されていた杉野希妃(すぎの・きき)
さん。シネマコリア2006で『まぶしい一日』を上映したおりは、名古屋会場と東京
会場で登壇していただきましたので、ご記憶の方も多いかと思いますが、彼女の日
本映画デビュー作『クリアネス』が来週2/16(土)から全国で劇場公開されます。

■『クリアネス』
 2/16(土)より、ユーロスペースほかロードショー
 公式サイト http://clearness.jp/
 ユーロスペース2 http://www.eurospace.co.jp/detail.html?no=125

■ 初日舞台挨拶
 2/16(土)12:00の回上映前
 東京・渋谷のユーロスペース2にて
 ゲスト(予定)
  杉野希妃、細田よしひこ、小柳友、十和(原作)、篠原哲雄(監督)

 第1回日本ケータイ小説大賞を受賞した同名小説を、『月とキャベツ』『はつ恋
』『地下鉄(メトロ)に乗って』の篠原哲雄監督が映画化したラブ・ストーリーで
す。杉野さんは、オーディションに受かって主演を射止めたとか。

 東京でのメイン館はユーロスペースです。MOVIX、109など全国のシネコンでも上
映されますので、お誘い合わせのうえご覧になってみてください!

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┃04┃杉野希妃さんよりメッセージ                    ┃
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 『まぶしい一日』&『クリアネス』の杉野希妃(すぎの・きき)さんからメッセ
ージを頂戴しましたので、ご紹介いたします!


■ 杉野希妃さんからのメッセージ(協力:STARDUST PROMOTION)

 みなさんこんにちは。

 『まぶしい一日』でエイコ役をやりました杉野希妃です。

 今でも『まぶしい一日』が色々な場所で上映されていること、
とても嬉しく思っています。私にとって、色んな意味で人生を変えた作品と
いっても過言ではないですから。

 シネマコリア2006からですと、もう1年半も経つのですね〜
あっという間です・・・^^;

 その間、私はCMのお仕事や、音楽活動をしながら、勉強をしていました。
そしてこの度、日本での映画デビュー作が、2月から公開されます。
篠原哲雄監督の『クリアネス』という作品です。運良くオーディションに
受かって、「さくら」という主人公をやらさせていただきました。

 篠原監督をはじめとする、あったかくて素晴らしい方々に囲まれて、
撮影はとっても楽しかったですよ! 何よりも、日本最西端、与那国島の
「日本で一番最後の夕日」と共演し、クランクアップを迎えたことは感動でした。

 さくらという役を通して、自分自身を見つめ直せた気がします。
とても、静かで頼りないけれど実は強いエネルギーを持った、真実を探している
女の子でした。

 人と向き合えば、自分の弱さにも強さにもぶちあたってしまって、苦しく
なってしまう。だけど、ちゃんとぶつかって、まっすぐに自分らしく生きて
いきたい。自分にも他人にも誠実でありたいな。この作品を通して、強く、
そう思いました。きっと、現代に生きているからこそ、できた役です。

 原作と違う部分もありますが、篠原監督が、切なくて爽やかなラブストーリーに
仕上げてくださいました。ぜひ、ご覧になって下さいね☆


 公開を前に、正直な気持ちを言いますと・・・

 私の至らない点があまりに多く、ひたすら未熟さを痛感しています。
とても悔しいですし、恥ずかしい気持ちでいっぱいですが、
みなさんの厳しいご意見いただければと思います!


 未熟者ですが、これから何年かかろうと、良い表現者を目指して頑張って
いこうと思います。あきらめずに。

 みなさんも、ファイティンです!

                                 杉野希妃

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┃05┃編集後記 〜映画の神様                      ┃
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 ご好評いただきました、703さんの『まぶしい一日』読者評、今回が最終回とな
ります。自力で持ってきた映画を、こんなに色々なことを考えてみて下さる観客が
いらっしゃるというのは本当に嬉しいことで“元気もりもり86倍”です。(^^

 読者評は杉野さんも読んでらして、こんなコメントも寄せていただきました。

     --------------------------------------------------------
     『まぶしい一日』の感想も読まさせていただきました。
     自分の出た映画が、ここまで深く人の心に残るなんて。。
     こんなに影響を与えるなんて。。
     嬉しいことでもあり、怖くもありますね。
     自分のやることに責任を持って、良い作品作りをしなければ!
     --------------------------------------------------------

 映画を上映する上で絶対に譲れない理念があります。それは「良い観客は良い作
品を産み育てる」ということです。「シネマコリア」という空間を通して観客とク
リエイターが出会い、それが次の良い作品を生み出していく。そんなきっかけにな
ればいいなあ、と思いながら上映活動を続けています。

 それにしても、杉野さん。こんなに早く主役で日本映画デビューされるとは。シ
ネマコリアが初めてゲスト招待したのは『青〜chong〜』の李相日監督(『フラガ
ール』ほか。ただし、当時の李監督は日本映画学校を卒業したばかりで無名の存在
でした)。従って(あまりに強引すぎる論理^^;)、シネマコリアが初めてゲス
トで呼んだ女優である杉野さんは、きっと将来大物になるに違いないと内輪では勝
手に言っていたのですが。。。

 その杉野さん主演作『クリアネス』の公開にあわせるかのように、『まぶしい一
日』の上映が二箇所で決まりました。703さんの読者評の掲載スケジュールも両作
品の上映にピッタンコ。偶然とはいえ、よくできているな〜 映画の神様って、や
っぱりどこかにいるんじゃないのかしらん?と思う今日この頃です。

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 □ 投稿募集 韓国映画のReviewなどを募集します。文字数は千〜二千文字程度。
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       のReviewを書き、上映の告知に利用していただくのも可です。
       また、ご自分のブログやHPの宣伝に利用されるのもO.K.です。
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『シネマコリア News』
 ■ 発行:シネマコリア
 ■ 発行部数:5,423(2008年1月30日号)

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