こころ生きいき! RSSを登録する

   

※このメールマガジンに読者登録しているメールアドレスのみお取り寄せができます。
読者登録していない場合は、個別ページから登録をお願いします。

メールアドレスを入力して送信ボタンを押してください。
入力したメールアドレス宛にバックナンバーの記事が届きます。

メールアドレス:
2008/05/23

『死者と仏事』  13

この話は、5月11日から始まっていますので、初めての方は
最初からお読み下さい。



ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
 




『死者と仏事』   13






また、或るお客さんがきましたのですが、これはまた立派な武士の先祖が出てきたわけ
ですが、ところがこの先祖が陰気なんです。
これはもうお経をもらってないな、と和尚さんは思ったのです。


そして用件が済んだので、ちょっとお伺いしますが、お宅の先祖は由緒のある先祖と違
いますかと聞いたわけです。すると、家は源氏とか平家の家系ですと親が自慢していま
した。というわけです。


ところが、どうもお勤めをしてもらっていない。じめっとした感じがするのです、陰気
な。それでご先祖のことはどうしていますかと聞くと、それはもう全くしていませんと
いうわけです。親の代まではよかったんですが、ところがその親が死んでからは家が没
落してしまったのです。

私と兄がいますが二人ともうだつが上らないで先祖のことどころではございませんの
で。というわけです。


仏壇はありますやろ。

そりゃもう親の代まではよかったので大きな仏壇はあります。

ですが仏壇は押入れへ突っ込んだままで盆も正月も開けたことがございません。


それはいけませんぞと。いうことで、この話をして、七分の六の功徳はあなたが受ける
わけですと。困ったとこほどしたらいいんですよ、しなきゃいかんのですよと。

いいときよりも困ったときのほうがし難いことをするのだから功徳も大きくなるので
す。


お布施の話をしますが、大金持ちの人がありますね、何億というようなお金を平気で使
えるような人。ところが一万円というお金をよほどの苦労をしなけりゃ使えないという
人もあります。

そうすると、大金持ちの人が、仏事のことに百万円使った。そしてお金の無い人が一万
円を使ったら明日の食べる物にも困るという人が一万円を出したとしますと、その人の
功徳は百万円を出した人の功徳よりも大きいのです。代価と違いますから、だからその
人の境遇によって金額は同じでも功徳が変わってくるのです。

出し難ければ出し難いほど功徳が大きいわけです。ありがたいことですよね。

そういうことになってあるのです、仏教では。それを融通というのです。
融通というのは、そういうことなんです。











なにかご意見ご感想などありましたらメール下さいませ。

neko335@hotmail.com