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2008/04/07

【インド株・インド経済ジャーナル】

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■■インド株・インド経済ジャーナル■■■■第29号■■
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■■■インフレ動向■


■株価に影響を及ぼした「インフレのトレンド変化」

■3月以降のインフレは鉄鋼、緊急の引き締めはあるか

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このメルマガも書こうと思って、
またしてもグダグダして3ヶ月経ちました。
すみません。
ポイントだけ書きます。


結構、下げました。SENSEXは15000。
年明け早々NYダウは崩れると思っていましたが、
私の想像以上に連動(デカップリングの崩れ方)が早かったなという印象です。
先進国と1〜2ヶ月ズレてもおかしくないシナリオだと思っていましたが。

(一応、前回メルマガで上昇すると書きました
製薬最大手ランバクシーは上昇しています。
3ヶ月前と比較しSENSEXで唯一上昇した銘柄です。個別では買えませんが。。)

為替が動いた後の商品市況の動きが読みにくく、
結果、商品価格に連動しやすいエマージング市場の読みづらさにも繋がっていると思います。

為替の動きを見ると、結構日本人も売ったのかもしれません。

さて、バリュエーションは正常化しましたので、
材料は決算動向、インフレ、米国の動向ですが、
「インフレ」に注目する必要があります。


去年の2月のメルマガでこんな事を書きました。

「準備銀行は、今後2007年も2008年も政策金利を
上げ続ける事になると思います。」

そう願って書いたわけではないのですが、
どうも、そうなるかもしれません。



■株価に影響を及ぼした「インフレのトレンド変化」

1月18日に発表した1月5日基準日の卸売物価上昇率が3.79 %となりましたが、
それまで落ち着く気配を見せていただけに、雰囲気を悪化させました。
     
      01/12/2007 3.75%
      08/12/2007 3.65%
      15/12/2007 3.45%
      22/12/2007 3.50%
      29/12/2007 3.50%
      05/01/2008 3.79 %



インフレのトレンドがはっきりと「上昇」を示したからです。
私個人的には、嫌だなと思った数字でしたが、
結局、1月22日の暴落へと続いていきました。
このとき、3.4%だったりするとデカップリングが続いた可能性すらある
相場動向の分岐点だったといえそうです。





■3月以降のインフレは鉄鋼、緊急の引き締めはあるか


上の表の続きです。

      12/01/2008 3.83 %
      19/01/2008 3.93 %
      26/01/2008 4.11 %
      02/02/2008 4.07 %
      09/02/2008 4.35 %
      16/02/2008 4.89 %
      23/02/2008 5.02 %
      01/03/2008 5.11 %
      08/03/2008 5.92 %
      15/03/2008 6.68 %
      22/03/2008 7.00 %

卸売物価上昇率は7%(3月22日基準日:年率換算)となりました。
あっという間という感じですが、これは厳しいです。
既に様々な緊急のインフレ対策(穀物の輸出規制、輸入促進など)
や業界への働きかけが取られていますが、どうでしょう。
結構、手詰まり感があります。

一部報道のように食糧、燃料は確かに上がっていますが、
思ったほどではありません。

ここ1ヶ月でさらにインフレが進んだ理由は、「鉄鋼」です。
かなり上昇しています。直近の鉄鋼の物価上昇率は27.4%となっています。
鉄鋼があがる理由は、原油価格の上昇により輸送コストの上昇や、
代替財である石炭価格の上昇が理由ではないです。
鉄鋼石の豊富なインドですが、この価格が跳ね上がっています。
2004年頃から見ると10倍近くなっている。これは異常です。

インド政府は強い価格統制に動くと思われ、
鉄鋼など素材セクターや、川上の資源セクターの株価は、
目先軟調に推移すると思います。

4月末に金融政策レビューがありますが、「利上げ」の可能性もあります。
また、来週、再来週にも、
緊急の準備率の引き上げがあってもおかしくないと思います。

ただし、バリュエーションはだいぶ正常化していますので、
株価は大きく下値切り下げないと思います。

おそらく1-3月期決算はそれなりの結果になるはずで、
インフレ動向と材料が交錯し、ボラティリテイが高くなると思います。
軸は15000付近になるのではないかと思います。

インフレ動向は、もちろんある程度織り込んでいますが、
鉄鋼メーカーがさらなる値上げも示唆しており、
やはり不透明感があります。
逆のデカップリング:インドだけ置いてけぼりすらある状況ですが、
一連のインフレ対応策、引き締めが終われば、
見通しがたてば、
銀行株中心に外国人も買い出動してくると思います。

目先は、鉄鋼セクターがどうなるかがカギを握っています。

雑な話ですが、
適当に、押し目を拾っていってください。

ADRでは、やはり悪材料出しまくっているICICI銀行に妙味があります。
30ドル台前半というのは安いと思ってください。
2年半前の増資の株価に近づいています。
サブプライム損失の行方については、
子会社株売却による損失補てんが濃厚ではないかと思います。
1-3月決算に問題がなければ、すぐに下値は固まると思います。



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   インド株・インド経済ジャーナル   編集発行人 須貝信一
  発行サイト:インド株式オンライン   http://www.indokeizai.com/ 
    発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/
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