校長先生のつぶやき17
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校長先生のつぶやき( 17 ) 平成18年 6月 13日
本日のテーマ=最近読んだ本から考えたこと
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ずっと前に買っていながら読まずにいた本,所謂「積読」(つんどく)していた
本を久し振りに取り出して読みました。
タイトルは,「続・虚構市立不条理中学校」。
作者は,清水義範という人です。
知っている人は知っている(?)わりと有名な作家です。
この本を購入するさらに前に「虚構市立不条理中学校」を読みました。
学校というところを茶化しているような,それでいて何かもやもやする感じの
おかしな読後感を残した小説でした。
私は,若い頃,安部公房を愛読していたのですが,ちょっと安部公房風で,魅かれた
のかもしれません。
しかし,清水義範の文体は,安部公房とは異質だと思い,続きは読みませんでした。
現在の学校に転勤して1年余り過ぎて,数日読み続け,今,これを書いています。
学校は何のために存在しているのか。
主人公(と思われる)蓬原氏をして,かなり饒舌に語らせています。
はじめは,その相手である学校の教師達を非現実的な存在として批判的に読んでいた
のですが,読み進めるうちに徐々に自分のよって立つところに不安を感じ始めました。
無茶苦茶な論理でその教師達は喋り捲るのですが,「子どもを育てる」と日常的に
言ったり書いたりしている自分といくらか共通点がるような「錯覚」に陥りそうで,
落ち着きを失いそうになったのです。
「錯覚」と書きましたが,本当に錯覚なのか,それとも錯覚だと思いたいだけなのか,
よくわかりません。
教員は,どこかで子どもたちを一段高いところから見ているのかもしれません。
(テレビがない生活は,一人で考え込んでしまうのです。)
なるべく子どもと同じ目線で向かい合うように心掛けたいと,結局,月並みなまとめ
になってしまいました。
教職員を育てるとか,子どもを育てるとか,いつも自分は育てる側で,育てられると
か,学ぶとかいう立場を忘れていたような気がします。
謙虚になれということでしょうか。
久し振りに手にした本から考えたことを書いてみました。
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