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2006/06/03

校長先生のつぶやき16

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校長先生のつぶやき( 16 )  平成18年 6月 3日

   本日のテーマ=二年目の校長職

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ご無沙汰しています。
3月末には,年度末から年度始めに至る過程で何か発信できると思っていたのですが,
日々の仕事に追われ,いつの間にか6月になってしまいました。
単身赴任の暮らしにも慣れました,と人には言うのですが,本当のところでは,なか
なか簡単にはいかないのが実態であります。
以前に書いたかもしれませんが,月曜日から金曜日までの給食が私の命を維持してい
ます。
金曜日の夜から土曜日にかけての時間には,結構がんばって料理らしきものを作って
食べていますが,人様に見せられる代物ではないと,自分で思います。
二年目の校長食についての雑感を書いてみます。
職員は4名が転出で,3名が転入しました。つまり1名の減です。
これには事情があるのですが,ともかく,昨年と同じ学級数ではあります。
全校5学級の学校でこの転出入は大きな変化です。
校長の仕事として人材育成がありますが,まずその「人」を知らなければなりません。
知るためには話もするし,授業も見ますが,短い期間には判断できません。
いいかなと思うこともあれば,「ちょっといかんな」と思うこともあります。
評価のポイントが上がったり下がったりするなかで,徐々に定まっていく感じです。
人材育成は,評価すればおわりでは,ありません。(当然!)
いかなる方向に,いかにしてその力を伸ばしていくかが問われます。
単純な言い方であれば,エリート教員か管理職かという区分けが存在します。
各県によって違う呼び方をしていますが,教員としてつまり「教えるプロ」として
卓越した力を持つと認定され,見本の授業を見せたり,他校に出掛けて指導したり
する人が,「エリート教員」です。
まあ,現場にいる指導主事ということですかな?
一方,管理職としての力を伸ばし,将来は教頭,そして校長へとのぼりつめる人が
何割か存在します。
学校の職員の数の平均が一校あたり何人かは分かりませんが,管理職は校長と教頭の
2名が標準ですから,多分1割くらいでしょうか?
噂では,最近の教員は管理職になりたがらない,とか。
昔は(私がまだ若々しかった頃),「生涯一教員」などと言っていた私ですが,この
頃では「自分は既に教員ではなく,管理職である」と感じています。
やはり,毎日授業をしているのが「教員」であり,その「教員」を指導したり評価し
たりする今の自分は,「管理職」なのだと思ってしまうのです。
たまには,出張の先生の代わりに教室に行きますし,校内で子どもたちに言葉掛けを
します。また,全校朝会などで話もします。
しかし,仕事の大半は「管理」です。あるいは,「教職員への指導と指示」と言って
も同じです。
教頭になったばかりの頃,私は「教頭先生」と言う呼ばれ方に慣れなくて,保護者の
呼びかけに返事をしなかったことがありました。
校長になってからもしばらくの間,「校長先生」と呼ばれたときよりも,「教頭先生」
という言葉に反応していました。
今,二年目に入って,「校長」でいることが当たり前になってしまいました。
それが悪いと思っているのではありませんが,ちょっとさびしいなと思うことがたまに
あります。
校長として学校をつくっていくことの難しさとやりがいの両方を感じてはいます。
ただ,「教員」とは違ってきているなと……
毎日授業をしている教員を見て,うらやましくなることもあります。
(こんな校長は変ですかね?)
私は,結果として管理職をめざして管理職になりました。
それを後悔はしていません。
約20年間の教諭生活の結果として教頭になり,約10年間の教頭生活の結果として
校長になりました。
では,現在の教職員をいかに指導し育てるか。難しい問題です。

悩みながら,できる限り誠実に一人一人の教職員に向かい合うことが,大事なのかな
と思っています。
二年目になって,校長職の難しさと責任の重さをしみじみ感じています。
  
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