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2005/06/01

☆★☆産業のまちネットワークメールマガジン☆★☆2005-6-1 第22号

\\\\☆★☆産業のまちネットワークメールマガジン☆★☆////
    ☆★☆   http://www.sanmachi-net.jp   ☆★☆
                                                2005-6-1 第22号
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昨日は仙台まで行って来ました。そして懐かしい友人に会って来ました。
もう知らない人ばかりになってしまいましたが…。
産まちの最初の地方定例会を花巻市で開催したとき、
彼は、花巻市の産まち担当でした。彼の名は「柏さん」です。
東北経済産業局から人事交流で花巻市に来ていました。
                         (編集責任者:小山 修)<o_koyama@hits.or.jp>
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★第22号(H17.6-1号)の主な内容
●「地域中小企業の国際化〜ベトナムってどんなところ?〜」(小山@日立市)
● 編集者のひとりごと(小山@日立市)

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●「地域中小企業の国際化〜ベトナムってどんなところ?〜」(小山@日立市)

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実はたった今、仙台市から帰ってきたところである。高速道路で2時間強。距離に
して500kmを越すのだが、どうしても参加したいセミナーがあり、雨天の中、公
用車(カローラフィールダー)を転がして出掛けてきた。
そのセミナーとは「ベトナム経済事情セミナー」である。JETRO仙台貿易情報
センターと宮城県が共催で毎月開催している「実践グローバルビジネス講座」とい
うものの5月バージョンだったらしい・・・。まあ、自分にはどこが主催かはどう
でも良い。今はベトナムの情報が欲しい。
そういうわけで、新鮮味はないかも知れないが、取れたての情報をこのメルマガで
一部紹介しようと思う。

ベトナムは中国の隣国である。南北に長く、南はタイと、西はカンボジア、ラオス
との国境を有する国である。人口は8,000万人。社会主義国家。首都はハノイ。
仏教徒が8割を占める。メコン川流域では米の3毛作が可能な、熱帯モンスーン気
候の肥沃な三角州を有している。米は世界第2位の輸出国でもある。現在のワーカ
ーの平均的な賃金は、35ドル/月。何と4,000円しないのである。長江デルタ
が概ね20,000円だから、5分の1の賃金。そのような国に工業化の波が押し
寄せている。ただし、正確には第2波である。

第1波は、ベトナム戦争が終結し、カンボジア和平協定が締結された直後の90年代
中頃であった。対外開放政策、いわゆるドイモイ政策が進められたのである。ドイ
モイとは「刷新」という意味らしい。米国との関係を改善し、南部のホーチミンに
外貨を導入した。ベトナム戦争時に発掘した海底油田は、現在でも第1位の輸出品
である。その他、縫製業、農産物、水産物、履物などが主力の産業である。
第2波は、現在のベトナムブームである。中国加熱を冷静に見ていた企業では、中
国だけに生産拠点が集積することに危険を感じ、リスクを分散する観点から工場を
シフトさせようとしている。衛生陶器で有名なTOTOでは、北京に2工場、上海
に1工場を有しているが、第4工場の進出先としてハノイを選択した。理由は前述
のとおりである。住友ベークライトでは、中国国内での物流コストとベトナム〜香
港〜中国各地の物流コストを比較して、ハノイに工場を建設したという。この場合
は、ベトナムという国の地理的条件が、中国に隣接しているという点で、中国の生
産拠点のサテライト的な機能を有することを意味する。
また、他のASEAN諸国からシフトした例も多いという。政治の不安定なインド
ネシアからベトナムにシフトした例、賃金上昇の著しいシンガポールからベトナム
にシフトした例も顕在化している。

こうして、ベトナムの情報を収集しているのは、地域中小企業の投資先として価値
があるのか否かという判断をしたいためである。国際分業化の流れの中で、日本国
内で作るモノとそうでないモノが存在するのは仕方のないことであるが、国内でや
らないモノをどの国で作るのかという問題が残されている。中国はそのひとつの選
択肢であるが、それは韓国でも台湾でも良い。採算性と事業の継続性、戦略性から
パートナー企業の所在国を選択すれば良いのである。世界最適生産は何も大手企業
の戦略に限ったことではない。

南北に長いこの国は、北と南では全く違った趣を有している。この点を十分に踏ま
えた進出戦略が必要であるという。ベトナム北部は中国と地続きであり中華系人種
が多い。故に中国人と同様に指先が器用な人が多いらしい。他のASEAN諸国の
倍のスピードで仕事をこなせるという。倍とは両手を使えるということで、両手が
使えるというのは器用な証拠であるらしい。また、高学歴な人材が多い。勤勉さに
も秀でている。北部の地域は、気候的には夏暑く冬寒いので、農作業には過酷な半
面、その過酷な自然環境に対応するために共同作業の文化が根付いている。SAR
Sの制圧宣言をいち早くできたのも、こうした徹底した共同作業の成果と評価する
ことができる。どちらかといえば日本的なものづくりの素地があるように思える。
反面、南部は熱帯気候であり、しかも肥沃な土地、メコン川の魚などの恵みから、
寒さや飢えの心配がないため、どちらかといえばその日暮らし的な人種といえる。

日本とベトナムの関係を見てみると、国交は73年に樹立しているものの、ベトナム
戦争が終結しておらず、本格的な経済交流は、ドイモイ政策が実施された92年頃と
解されるのが通常である。第1波で、三菱自動車、久光製薬、ソニーなどの大型案
件が100件近く実施された。第2波は2002年のSARS制圧後であろう。キャノ
ン、デンソー、荏原、TOTO、INAX、住友ベークライト、松下電器などが進
出した。恐らく合計では650件程度の投資認可が政府より下され、そのうち75
%が実行されているらしい。数にして約500件。セットメーカーの進出後に中小
企業が進出するというのが、中国の例を見ても正常と考えられるが、まだまだ少な
いのが現実である。大手の場合は、アジア全体の中でベトナムを第2、第3の進出
先として選択しているようであるが、中小企業の場合はそうは行かず、唯一の投資
先をどこの国にするかは、大きな経営方針の転機となろう。

ざっとベトナムの状況を書いたものの、やはり現地を見てみないとイメージが沸か
ない。こうしてメルマガを書きながらも、近いうちに渡越してみたいという思いが
膨らんでいる。今月中に行って見ようかな?誰か一緒に行く人いますか?御連絡を
お待ちしております。

ベトナムの基本情報はJETROのHPからどうぞ。
http://www.jetro.go.jp/biz/world/asia/vn/

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● 編集者のひとりごと(小山@日立市)

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冒頭、東北経済産業局の柏さんに再会したことを書いた。
久し振りのように書いたが、実は柏さんとは昨年も会っている。日立地区産業支援
センターが品川区の西大井に設置した「品川サテライトオフィス」を視察しに来て
おり、その際には私が案内したので、再会している。その再会は多分5年ぶりぐら
いだったと思う。その時は上司と一緒であったことや、時間もあまりなかったこと
もあり、ゆっくり話すことができなかったが、昨日は昼食を取りながら1時間ほど
話をした。
何でも、このところ異動だらけらしい。以下は最近の柏さんの異動歴である。
○14/4〜 電力・ガス政策課(1年)
○15/4〜 企画課(1年2ヶ月)
○16/7〜 産業クラスター計画推進室(9ヶ月)
○17/4〜 産業振興課(2ヶ月)
○17/6〜(予定) 情報・製造産業課(?????)
優秀な人材は、都合よく使われてしまうのが組織の定めとはいえ、本当に短い間に
よく異動している。ただし、東北局ではプロジェクトチームで仕事をするという制
度があり、異動していても同じプロジェクトには参画していたという。それが人材
育成と産学連携らしい。詳細は聞けなかったが、岩手大学との間に大きなプロジェ
クトを立ち上げようとして活動を続け、もう少しでそれが結実するらしい。柏さん
の仕事の充実ぶりを拝察でき、自分のことのように嬉しく思った。

ふと、いろんな産まちOBを思い出した。川崎の水谷さん、田邉さん、お元気です
か?大田区の吉崎さんは時々PIOで会いますね。同じく大田区の青木さんとは、
この2月に鵜飼先生とご一緒に蒲田で飲みましたが、現在は中小企業庁とか。お体
を大切にしてくださいませ。品川の大串さん、議会事務局はどうですか?品川区の
岩崎さん、お酒は飲みすぎてないですか?三条市の小林さん、水害、地震と災害が
続きましたがお元気ですか?諏訪市の寺島さん、あと半年で関東局への派遣も終わ
りですね。岡谷市の白上さんはまだ教育委員会ですか?飯田市の下井さん、札幌市
の紺さん、太田市の八田さん、板橋区の諸橋さん、台東区の蜂谷さん、相模原市の
原田さん・・・。みんな産業振興から離れてもご活躍かとは思いますが、やはり年
に一度は集まって近況報告などをして欲しいものです。OB会の早期発足を期待し
ます。幹事は大串さん、岩崎さんでお願いします。駄目?

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 皆さんのご意見ご感想をお待ちしております。
 <o_koyama@hits.or.jp> 小山修 までお寄せください。

次号は6月30日頃の発行予定です???(不定期になりゴメンナサイ)