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2008/04/19

◎日蓮大聖人の御書を拝して◎ 報恩抄 その147

   日蓮大聖人の御書を拝して 第1119号 平成20年4月19日発行


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    【 今日の御聖訓 】 報恩抄 その147
       建治二年(1276年)七月二十一日 聖寿五十五歳御著作

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 此の事日本国の中に但日蓮一人計りしれり。 
 いゐいだすならば、殷の紂王の比干が胸をさきしがごとく、夏の桀王の竜蓬が頚を
切りしがごとく、檀弥羅王の師子尊者が頚を刎ねしがごとく、竺の道生が流されしが
ごとく、法道三蔵のかなやきをやかれしがごとくならんずらんとは、かねて知りしか
ども、法華経には「我身命を愛せず、但無上道を惜しむ」ととかれ、涅槃経には「寧
ろ身命を喪ふとも教を匿さざれ」といさめ給えり。

 (新編御書1029ページ、御書全集321ページ)
      
                       ◇◆◇◆◇◆
                                                 
■現代語訳
  
 この事を、日本国の中において、ただ、日蓮一人だけが知っていたのであります。

 もし、この事を言い出したならば、「殷の紂王が比干(紂王の忠臣)の胸を裂いた
ように、夏の桀王が竜蓬(桀王の諫臣)の首を切ったように、ケイヒン国(インド)
の檀弥羅王が師子尊者(付法蔵・二十四人目の伝灯者)の首を刎ねたように、天竺
(インド)の道生(注、一闡提でも成仏出来ることを説いた僧、鳩摩羅什の弟子)が
蘇山へ流されたように、宋の徽宗(老荘思想を信奉していた皇帝)が法道三蔵(徽宗
を諫めた宋代の僧)の顔に焼き印を押したように、私(日蓮大聖人)も、同様の処遇
を受けることになるであろう。」ということは、かねてから知っていました。

 けれども、法華経勧持品第十三においては、「我、身命を愛せず。但、無上道を惜
しむ。」と、お説きになられています。
 また、涅槃経においては、「むしろ、身命を喪失したとしても、仏の教えを隠匿し
てはならない。」と、お諫めになられています。
      
                       ◇◆◇◆◇◆
                                                 
■あとがき
  
 諸般の事情により、長期間、連載を休載させて頂きました。ご容赦下さい。
 また、本日より、御書の訳文を配信させて頂きます。宜しく、お願い致します。  了




 
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