タイコム経済ニュース【 ぶれいくたいむ 】(2008年8月4日 発行)
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━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━【2008.08.04】vol.5━━━━━━
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◇INDEX◇
∇今日のコラム
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∇今日のコラム
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◆ 多極化時代 ◆
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●この8月から日本ではガソリン、マヨネーズ、チーズなどの食品が
再度値上がりし、企業だけでなく家計への圧迫も一段と進んでいます。
ここ最近、原油価格そのものは値下がりしてきており、原油市場に
入っていた資金が逆流するとの話も取りざたされています。
ただ、現在の世界経済の中でオイルマネーの占める割合は以前の比では
ありません。サウジアラビアを筆頭にオイルマネーが米国債を
多少なりとも支えているという記事が今朝の日経新聞にも掲載されて
いましたが、マネーの逆流が起こればそれ相応の痛手を米国だけでなく、
多くの国がかぶることも意味しています。それゆえに 過度の逆流は
起こりにくいのではないかとも思います。
●ところで、先日はドーハ・ラウンド(多角的貿易交渉)が決裂し、
世界貿易の将来図も描きにくくなっています。新興国の発言力が
高まっている現在、先進国の意向がそのまま通るほど、交渉事も
甘くはありません。また、米国一極主義も弱まり、戦国時代では
ないですが、多極化の様相が強くなってきています。
そういう時だからこそ、ドーハ・ラウンドのような核となる決め事が
必要であったように思うのですが・・・。
それぞれの国が自国の国益にこだわり続ければ、どこまでいっても
平行線で世界経済を冷え込ませる遠因にもなりかねません。
今年は米国の大統領選挙で、新政権が誕生し、軌道にのるまでは
交渉再開もままならないと思いますし、場合によっては保護主義が強まり、
交渉再開さえままならない可能性も否定できないでしょう。
●今回のドーハ・ラウンドの決裂を見てもそうですが、どこの国も責任を
取らないという状況になっています。しかし、それぞれの国になんらかの
責任があって、今回の結果が生まれているわけです。それは米国の
サブプライム問題もしかり。原因がない結果はないのですから、その原因を
解決させる方向で動かなければ世界経済が再び発展に向かえるかどうか、
怪しいのではないでしょうか。
(文責:佐々木晶子 sasaki_a@taicom.co.jp)
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