コメッセージ 146 号
え〜っと、なになに・・・・農業委員さんの選挙にあたって農事組合長会議を開き
ますので〇日の〇時、某所にお集まりください・・・・との案内文が届きました。
実は今年、私は地元の町内会長をやっており、その町内会の約束ごとで併せて農
家の農業関連の事業を行う農事組合という組織の長も兼任するということから、
農事組合長という役も引き受けていたのです。
で、たまたま今年が任期3年の農業委員の改選期にあたり運悪く?農事組合長だ
ったがために推薦委員の一人になってしまいました。
で、会議に赴くと今度は地区割ができており私の所属する地区の推薦責任者(推
薦委員長)をもやるハメになってしまったのです。
今、私の担当地区では各農家、米では食っていかれないということでそれこそ
いろいろな作物を作っており、忙しさが先に立って農業関連団体(JA、農業共済
組合、土地改良区、環境保全会など)の役など引き受け手がいないというのが
実情となっています。
おまけに非農家との混住化、超高齢化も進み若手後継者の補充がままならない中
、人はだんだん少なくなるのに、組織の数はほとんど変わりませんからいろんな
組織、団体のいろんな役を少人数でかけ持ちしなければなりません。
たしかにJAや共済組合は広域合併して理事、監事など役員の人数を減らしてい
ますし農業委員についても定数減という手を打ってはいますが、それ以上に若手
の人材の補充が危機的状況にあるということなのです。
さらに農業委員さんの選挙というのは公職選挙法にのっとってやりますから、万
一選挙にでもなればたいへんなことになります。
そのような状況下での候補者選びですから難航するのは火を見るよりも明らかで
しょう。 それにしてもグローバルな投機目的の原油高に端を発した物価高騰は
いつまで続き、私たちを苦しめるのか。
ガソリンやら軽油はこれ以上あがらないだろう?と思うほどだがハウスビニール
、肥料などは来年までに5割も上がるということで今から来年の分も用意してお
いた方がいいぞなんて農家の間でまことしやかに囁かれているしまつ。
このコスト上昇分を販売価格に転嫁することを流通、卸業者、末端の消費者、市
民はうけいれてくれるだろうか?
飛騨牛、愛知のうなぎ・・・・またまた出てきました「食」の偽装ですが、中身が
本物で高品質な物を生産者が誇りをもって持続的に長期間にわたって生産するに
はそれなりの"利益"が必要です。
ごまかしてまでの利益を貪(むさぼ)った末路はミートホープや船場吉兆でしょう。
どうか皆さんには私たち農家が両者と同じ過ちを犯さざるを得ない状況に追いや
ることのないよう、生産の現場の声を聞き、様子の把握に努めていただきたいも
のです。
私の住む北広島市は人口約62,000人で20歳以上の選挙有権者は8割として50,000人
あまりとすると、今回の農業委員の選挙有権者(いわゆる農業者と言われる人)が
400名たらずですから・・・・なんと100人に1人の農業者もいない!ということ
になります。
一戸あたりの経営規模や形態がわかりませんから一概には言えない部分もありま
すが、それにしても1人で100人以上の食い扶持(くいぶち)を支えるというの
は少々きつくはないでしょうか?
農業委員というのは別名「農地の番人」とも言われています。
ただでさえ農家人口の減ってきているこの市(マチ)でせめて、生産力のあがる
優良な農地を次代の農業者のために、いや次代の北広島市民のために残していけ
るように、今回の選挙で地域の推薦を受け当選された農業委員さんには是非とも
頑張ってもらいたいですね(先月29日8名の方が無投票で当選されました・・・
・本当に良かった)。