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* FK * FK ――学校をめぐるコメント・コラム集 * FK *
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第197号 2008年 4月 16日(毎月1・16日発行)
目次
**学校をめぐるコメント**
504.調査書
**日々雑感**
598.映画・雑感−2008年4月前半
**最近読んだ本
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**学校をめぐるコメント**
504.調査書
(2008年 4月12日 土曜)
内申書という言い方で現役中学生から評判の悪い(?)資料は、高校では調
査書という名称で高校生たちを悩ませることになる。そして私たち教師も苦労
させられる。
結論から言うと調査書などなしで、大学も専門学校も自前の入学試験を実施
して学生の選抜をしてもらいたい。
*
早ければ六月頃には専門学校の募集・応募が始まる。夏休みが過ぎれば大
学・短大である。それらがいずれも調査書を要求してくる。その作成作業に追
われることになるので、ついぼやいてしまうのだが、こんなもの本当は必要と
してないだろうに、ということだ。
学校によって生徒たちの成績の付け方には違いがあり、一律に比較すること
は不可能なはずだ。しかし、調査書には五段階での数字が記載され、その評定
平均値がいくらいくら以上でないと指定校推薦など推薦入試は受けられない、
などの制約を大学・短大側は科してくる。
少し考えてみればその数字のおかしさ、比較のしようのなさに気づくはずだ。
しかし、公然とそのような数値が一人歩きするのだ。そこで高校側による改竄
ということも起こってくる。
簡単なことだ。高校側の数字にこだわらずに自前の試験でチェックすればい
い。何故それをしないのか・できないのか。と、憤慨するのだが、そこはやは
り経済原理が働いているのだろう(私たちが容喙できることではない)。
しかししかし、あまりにも厖大な無駄なのだ、この調査書作成作業というの
は。そして一般入試受験の際にまでこれが要求されるに到っては噴飯ものであ
る。つまり大学側は受験に際して必要書類としてこの調査書を高校側に要求し、
私たちも公印を押し厳封して生徒たちに何通も何通も(無料である)渡してや
ることになる。ではその厳封された調査書が大学側でどのように扱われている
か。
*
ここからは推測の域を出ないが、まず妥当な推測だと思っている。つまり、
こうだ。大学・短大側はもっともひどい場合開封すらしないだろう。一般入試
であり、定員の何倍・何十倍もの生徒が受験するのである。いちいち全員の調
査書を何のために開封する必要があるか。人件費というコストから考えたら簡
単な話だ。
せいぜい、合格を発表する前にその生徒が間違いなく「卒業見込み」である
ことを確認するだけのことではないか。調査書の評定は何ら参考にするわけで
はない。単に単に大学入学資格があるかどうかのチェックだけに必要なのだ。
それなら調査書である必要はない。せいぜい卒業見込証明書である。あるい
は合格者・入学希望者に対してだけそれらの書類を要求すれば済むことだ。
厖大な紙の無駄。私たちの教師の手間。――調査書を全廃せよ、と私は叫び
たい。
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**日々雑感**
598.映画・雑感−2008年4月前半
2008/4/ 1(火)[典子は、今]
久しぶりに観る。1981年の松山善三監督の作品。
サリドマイド薬害によるハンディを持つ辻典子本人が主役で演じる。映画が
始まるとともに流れてくるメロディは、たちまち20余年前に観たことを思い出
させてくれた。
授業でレーナ・マリア・ヨハンソンをビデオで見せているが、これで外国と
日本の例がそろい活用できそうだ。今思えば当時はこのように授業に使う・使
えることなど考えもしなかった。つまり映画は教育に効果大との認識はあった
が、とても個人の力でそれらを利用できる環境にはなかった。隔世の感である。
ならば今、これら視聴覚教材というか映画を利用しない手はない。
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2008/4/11(金)[八甲田山]
とうとうDVDを買った。迷いに迷ったが、やはり授業で使える・使おう、と
いうことで。
170分という長尺物。しかしぐいぐい引っ張られて観てしまえるだろう。日
露戦争を目前にした雪中行軍。今から考えたら無謀であり準備・装備不足であ
り、そして何と言っても不運な悪天候の襲来があった。結果として210名中196
名が亡くなるという前代未聞の言葉通りの悲惨なこととなった。もちろんその
後の二百三高地での突撃を思えば数としては知れてはいるが。いずれも戦争の
残虐さを十二分に表現している。
この一事をもっても、日本史の学習に(美化されてはいるが)映画「八甲田
山」を利用する意味があると思う。
「美化されてない原作」とは違う点を一つあげると、案内人の若い女性に対
して感謝の意を表して捧げ銃をするシーン。これは嘘といってもいい改変だ。
だからもう一組の案内人たちにカネをやって見たことを口外するな、という
恫喝をするシーンの方がまだ事実に近いだろう。
あと本で読んであったはずのシーンで、映画ではカットされたのか(DVD
で)、映画館では観た分にはあったのかもしれないシーンがある。それはから
だの冷え切った案内人たちをその妻が体熱で暖めてやるシーン。記憶が不鮮明
だが。今一度、新田次郎の小説を読みたくなった。
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2008/4/12(土)[フライトプラン]
ジョディ・フォスター主演の映画。観たいと思っていたらたまたまテレビで
放映。
テレビの場合、ノーカットというのはまずなく、その意味で不完全・不十分
なもののような気がするが、まずは観て、良ければDVDを買って観るというこ
とにしている。もちろん授業で使えるということが第一条件になるのだが。
結論から言うと楽しめたが、授業で使うことはないようだ。ということでこ
れは購入しない予定。
テレビの場合、放映が深夜だと字幕なのだが、通常の私が起きてる時間帯の
は吹き替えか原語(たいてい英語)。私は仕方なく吹き替えで観るのだが、本
当の声が聴けないうらみがある。
さてサスペンス映画と言えるのか、六才の娘が飛行機の中で行方不明、つま
り誘拐されるということに。変化に乏しい(と思われる)静的な空間・飛行機
の中で、そのハードな謎解きというか、探し方が動的でジョディ・フォスター
が動く。ハイジャックがらみの事件であることが、分かっていき犯人も姿を現
していく。政治的な背景はない経済事犯ではあったが。
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**最近読んだ本
何冊も読んでいる途中だが、とうとう読み上げた本はなかった。
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FK −−学校をめぐるコメント・コラム集 マグマグID 26043
(2000年 2月16日創刊) kishidafumio@hotmail.com
発行者 KISHIDA Fumio
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インターネットの本屋さん『まぐまぐ』を利用して発行しています。
(http://www.mag2.com/)解除は http://www.mag2.com/m/000026043.htm/ へ。
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