Wing-Mag No.1432 胡主席来日問題 〜政治文書を出すことに意味があるのか(丸山公紀)
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胡主席来日問題 〜政治文書を出すことに意味があるのか
丸山公紀
■転送歓迎■ No.1432 ■ H20.04.25 ■ 9,719 部 ■■■■■■■
産経紙4月17日付けによれば、政府は5月の中国の胡国家
主席来日時に発表する政治文書の中で、中国側が求めていた
「台湾独立への不支持」を盛らないことと村山談話の「遵守」
にも言及しない方針を固めたという。
このことは媚中姿勢をとり続ける福田首相を考えれば、政治
文書の内容も心配されたが、ひとまずは妥当な方向性に落ち着
いたと見るべきなのか。
中国は昭和47年の日中共同声明、53年の日中平和友好条約、
平成10年の日中共同宣言に続き、「第4の政治文書」に位置付
けたい意向のようであるが、ギョーザ中毒事件とチベット騒乱
といった中国の元凶となっている事件の中での国家主席の来日
の中で、政治文書自体出す必要があるのかも極めて疑問である。
確かに政府が台湾問題と歴史認識に触れないことは妥当な選
択であるものの、今日、未来志向の日中関係と戦略的互恵関係
の強化をうたうことは、中国にとって意味のあることであって
もわが国国益上、意味のあるとは思えず、政治文書自体を出す
ことが既に中国の戦略に嵌っているように思える。
ただし福田首相には胡国家主席と会談の際に、言わなければ
ならないことがある。それはダライ・ラマ14世との会談を呼び
かけること、チベットへの弾圧をやめるように訴えること、で
きなければ開会式には不参加することをはっきりと言うこと、
ギョーザ事件について責任の所在を求めることである。
この時期に国家主席が来日する自体が疑問視される中、福田
首相は未来志向の関係を定着されるというのなら、国民の声を
きちんと伝えなければまた中国の戦略に乗ることとなる。胡国
家主席来日は福田外交の今後の試金石となる。
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