2010/02/09
爆音!クラシック突撃隊♪携帯版第67番
クラシック・コンサート感想 12月12日(土)夜 京都コンサートホール 立命館大学応援団吹奏楽部 スーザ 美中の美 八木澤教司 吹奏楽音詩「輝きの海へ」 R・シュトラウス アルプス交響曲より 大島ミチル 天地人 アッシュマン&メンケン 美女と野獣 久石譲 ラピュタ レスピーギ ローマの祭 昨年は、河原和音「青空エール」や宇佐悠一郎「放課後ウインド・オーケストラ」と言った漫画ながら青春学園ブラスものに大いに感心して、ブラスそのものにも 興味を持った。 考えてみれば、「君に届け」や「ハックス!」も高校が舞台。自分のつまらなかった高校時代の裏返しを、漫画に追い求めているようだ。 高校時代、ベースとしてブラスに入っても面白いかな?と思った事があった。一年生になったばかりの頃、前の席の男子がブラス入部を決めていた。 私がクラシックを聴いていると知って熱心に勧誘してくれたけど、ブラスじゃなくオケが良かった。 オケだったらすんなり入部したろうが、なぜかブラスは抵抗があった。あの独特な体育会的な雰囲気が恐かったのかもしれない。 漫画(特に青空エール)を通して再確認したのは、やっぱりブラスはなんか変。全体主義というか、団体行動というか、チームワークがすごく重要そうで、 オケとはかなり違う。 オケもブラスも同じ音楽団体なのにね、どうしてああも違うのか、不思議だ。 そうは言っても、ブラス。ようやくブラスにも興味を持ち、このメルマガで初めてブラス視聴記を書こうと思う。今回の団体を選択したのは、その選曲だった。 だって、リヒャルトのアルペン(ブラス版)をやるんですよ。これならブラス初心者の私だって、そこそこ楽しめるのではないか? ちなみに、うちの隊長はブラス経験者。私がアルペンが聴けるから行こう行こうと誘ったが、隊長は気が乗らなさそうだった。 なぜなら、ブラスで言う「アルペン」は、どうせ短縮版なんじゃないか?と想像していたからだそうだ。 アルペン全曲を通しで演奏するとそれだけで五十分前後。他にも沢山のプログラムが書いてあるのだから、全曲やるわけないし、短縮版なんて 面白味が欠けるという訳だ。 ところが、ブラスに興味津々な私は、そんなことチっとも邪推しなかった。若干の端折りはあっても、三十分強はするだろうと 思っていた。ところが実演は全曲中6シーンの大幅抜粋版。 コンクール用編曲だから十二分くらいだろう。それなりに編集はされていたが、全曲版しか知らない私は違和感ありまくり。 演奏は素晴らしかったが、ガッカリしたのも事実。五十分もの大曲が、三部構成のブラス演奏会の、しかも第1ステージに登場するわけが無かったのだ。 ある意味、ブラス界にとっては常識的な事なのだろう。それだけにアルペン・ブラス版が聴けると有頂天になっていた自分がバカみたいで、しょんぼりしてしまった。 しかし、ブラス演奏者ってのはアツイよね。一生懸命演奏しているし、終わった後は笑顔、さわやか。おどおどしたり無表情な奏者が多いオケとは全然違う。 そう、なんだか演奏会慣れしているというか、舞台慣れしてる。 プログラムを見れば、あちこちで応援したり演奏したり、大活躍している。年2回の演奏会がほとんどの、大学オケとは場数が違うのだ。 中高からの楽器経験者(=演奏会経験者)が多いのも影響しているんだろう。 さてさて、感想。一曲目スーザは、運動会の入場式なんかでよく掛かってた曲。 二曲目は箕のようなものに小豆を揺らして「波の音」をあらわす効果音にばかり関心がゆく。 三曲目が上述のアルペン。日の出前の深遠な「夜」を短縮して、すぐに「日の出」がやって来ちゃうから、これでは「日の出」の神々しさが半減。 まぁ、管楽器だけで、あの最弱音のロングトーンを要求されれば、「夜」は苦しいものになるのだろう。 そうは言っても、あの難曲アルペン。それを見事に演奏し切ってしまう技術には驚いた。 クラシック愛好家として聴いたが、それでも相当な出来栄えだと思う。 第二部は一般的には有名曲らしいが、我々にはほとんど判らなかった。ラピュタが判らないなんて歳がバレるし、天地人も見てないからよく判らん。 ディズニー嫌いなんで、「美女と野獣」なんて言わずもがな。 せっかく判り易い曲を並べてくれたんだろうけど、判らない人間も混じっていたわけよ。なんだか可笑しかった。 そういえばこの演奏ではソロが多く、長いソロになると決まって「立って」吹く。 立って吹くのなんてマーラーしか知らなかったが、ブラスではこうするものらしい。私はこの「立って」吹くのが、凄く嫌い。 そういう決まりなんだろうから、仕方ないんだろうけど。 かえってリラックス出来ずに吹くんだろうし、リラックスせずに極度の緊張の中で演奏したら百パーの力が出せんのでは?と心配してしまう。 第三部は「ローマの祭」松でなく祭を持ってきたのに、グっと来るものがある。楽曲が楽曲なだけに、爆音が半端でない。 しかも大吹奏楽団、とてつもない大爆音で満足でした。京都コンサートホールはよく「音が来ない」と書いておりますが、今回は実によく音が来た。 やっぱりしいかり吹けば音は来るんですよね、と再確認できた。ちなみに、金管だけで五十人ほどだし、ペット十人、チューバ5人といった陣容。 爆音になるのは、当然だったかもしれない。 アンコールはトナカイ角のカチューシャを付けたりサンタ帽子を被ったりしてクリスマスソング。 パーカッション部隊は踊ったりしての演出で、やっぱりブラスは体育会系だなぁと恐れおののいた。自分だったら、恥ずかしくて出来ません。 発行者:Rede (隊長&隊員) 本体ホームページ http://rede200402.hp.infoseek.co.jp ブログ http://rede200402.blog77.fc2.com/ .
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