2009/11/12
[MM日本国の研究572]「少子高齢時代にふさわしい新たな『すまい』の実現にむけて」
2009年11月12日発行 第0572号 特別 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■■■ 日本国の研究 ■■■ 不安との訣別/再生のカルテ ■■■ 編集長 猪瀬直樹 ********************************************************************** http://www.inose.gr.jp/mailmaga/index.html ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆◇◆ 11月25日水曜日発売! 猪瀬直樹最新刊 ◆◇◆ ◆◇『ジミーの誕生日 アメリカが天皇明仁に刻んだ「死の暗号」』◇◆ ◆◇◆ (文藝春秋)税込1500円 ◆◇◆ 昭和23年12月23日、真夜中の巣鴨プリズン。 時計の針が午前零時を回るとともに、7人の男たちは13階段を 昇り始めた。 東條英機、土肥原賢二、武藤章、松井石根、板垣征四郎、 広田弘毅、木村兵太郎。 「大日本帝国万歳! 天皇陛下万歳!」 最期の声が、凍てつくコンクリートに響いた。 ・・・・・・だが、なぜ彼らはその日に処刑されなければならなかったのか? その日は、皇太子明仁の15回目の誕生日だというのに・・・・・・。 * 猪瀬直樹からのメッセージ。 「これは単なる偶然ではない。 皇太子明仁の誕生日に東條英機が処刑されたという歴史的事実を ひとつの暗号とみて戦後史を読み解くべきではないか」 http://www.amazon.co.jp/dp/4163721304 (予約可) * 天皇陛下が即位されてから、今日11月12日木曜日で20年です。 記念すべきこの年に、近代天皇制の研究から作家生活をスタートした 猪瀬直樹がふたたび原点に立ち返り、戦後のアメリカと皇室の関係に 新たな光を与えた作品を発表します。 ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 「少子高齢時代にふさわしい新たな『すまい』の実現にむけて」 「たまゆら」の火災をうけて設置した猪瀬直樹を座長とする都のプロジェクト チームが4日水曜日、最終報告をとりまとめました。 新聞各紙は「高齢者向けの住宅、9400人分の整備提言」(朝日新聞)、「ケ アハウス、『都市型』を整備へ」(東京新聞)と報じています。 MXテレビのニュース動画はこちら。 http://www.mxtv.co.jp/mxnews/news/200911046.html ――――――――――――――――――――――――――――――――――― 群馬県渋川市の高齢者施設「静養ホームたまゆら」で今年3月、入居してい た都内の生活保護受給者ら10人が焼死した火災を受け、高齢者の住宅施策を検 討してきた都のプロジェクトチームは4日、報告書をまとめた。高齢者向けの 賃貸住宅、施設整備を促進するため、2010年度からの5年間で計110億円の 資金を投じ、計9400人が利用できる「受け皿」づくりを目指すよう提言してい る。 火災では、死者のうち6人が墨田区の紹介で入居した生活保護受給者だった。 このため、都は6月から、地価の高い都市部でも、所得の少ない高齢者が必要 なケアを受けながら暮らせる住宅の整備策を検討してきた。 (読売新聞11月5日) * 都によると、地価が高い都内では施設の用地取得や整備の費用がかさみ、入 居者の家賃や利用料が高めだ。また、特別養護老人ホームは数が足りず、入所 待機者は07年10月現在で約3万8千人に上る。 報告書は、こうした都の実情に応じて、国が全国一律に定めた居室面積の基 準を緩和し、より安く利用できるようにする「東京モデル」を提唱。民間事業 者らの参入を促して、低所得層向けのケアハウス(軽費老人ホーム)を240 カ所(2400人分)、緊急通報装置などを備えた中堅所得層向けの賃貸住宅7000 人分を供給するよう求めた。安否確認などのサービスの質を確保することや、 統廃合した学校の校舎など既存の建物の活用も提案している。 座長を務めた猪瀬直樹副知事によると、都は独自に面積基準を緩和した場合 も、国による助成対象とするよう求めてきた。国が受け入れれば、都は来年度 から整備を進めたい意向で、予算規模は5年間で110億円を見込む。猪瀬氏 は「一律の規制を緩和した東京モデルが国に変化を促し、全国の自治体にも広 がればいい」と話している。 (朝日新聞11月11日) * 高齢者の住宅のあり方を検討する東京都のプロジェクトチームは4日、高齢 者の見守りや介護、住宅の相談に応じる「シルバー交番」(仮称)の整備を求 める報告書をまとめた。緊急連絡などの生活支援メニューを提供する高齢者賃 貸住宅の整備も提案した。都は2010年度予算案に関連事業を盛り込む方針。 報告書によると、シルバー交番(仮称)は単身高齢者の安否確認など、問い 合わせに24時間対応する体制を敷く。介護保険法で定める高齢者の相談窓口「 地域包括支援センター」や、見守りサービスを提供する民間事業者などの連携 役も担い、高齢者が住み慣れた地域で暮らし続けられる環境づくりを目指す。 (日経新聞11月5日) なぜこのようなPTをつくったのか。報告書の冒頭、猪瀬直樹はこのように 記しました。 「2009年3月に群馬県の『たまゆら』で発生した火災では、10名の尊い命が失 われました。この事故を契機に、都内の生活保護受給者が他県のずさんな法外 施設で生活しているという実態が明らかになりました。東京の高齢者のすまい 対策の遅れの間隙をつかれたことを、行政としては猛省を強いられる事態と受 け止めなければなりません。 公営住宅では半数を超える世帯主が高齢者であり、単身や夫婦のみ高齢者世 帯が増えています。このままでは、都心で『限界集落』が現われる懸念も招い ています。 都ではこれまで住宅部局と福祉部局がそれぞれ独自に施策を進めていたため、 高齢者の『すまい』について連携した取組が不充分でした」 「高齢者も、子育て世帯も、安心して東京に住みつづけられるように、新しい コンセプトの政策が求められています。今後も現場をもつ都が率先して、国を リードする施策を講じていく考えであります」 * 都だけの取り組みではなく、東京の市区町村とも連携し、国を動かしていく 「国との戦い」です。石原慎太郎知事は11月6日金曜日の定例会見でこう述べ ました。 「こうした縦割りを打破する東京都の取り組みが、霞が関の官僚機構に変化を 促していくことを期待しております」「都民が安心して東京に住みつづけるこ とができるよう、都が持てる力と知恵を結集して取り組んでいきたい」 報告書ととりまとめの経過は、下記のURLでお読みいただくことができま す。 http://www.chijihon.metro.tokyo.jp/sumaipt/index.html * メールマガジンの感想をお待ちしております。 「日本国の研究」事務局 info@inose.gr.jp 猪瀬直樹の新着情報━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ■掲載情報 ・日経BPネットの好評連載「猪瀬直樹の『眼からウロコ』」最新号がアップ されました。「都内の高齢者が安心して暮らせる「すまい」 東京モデルの 整備は1000億円のビジネスチャンスに」はこちら。 http://www.nikkeibp.co.jp/article/column/20091110/194441/ ・東京都公式ホームページに、財政再建中の北海道夕張市に派遣された東京都 職員のレポートが公開されました。ぜひご覧ください。 http://www.soumu.metro.tokyo.jp/03jinji/yuubari/index.htm ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ □□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□■□□ 猪瀬直樹新番組・放映開始! ■□■ 『東京からはじめよう』(MXテレビ) ■□■ 次回放送:12月5日(土)21:00-21:55(毎月第1土曜日) 第8回(11/7) ゲスト 辻川泰史・株式会社はっぴーライフ代表取締役社長 第7回(10/3) ゲスト 藤原庸介・東京五輪招致委員会企画/広報担当委員 第6回(9/5) ゲスト 田原総一朗・ジャーナリスト 第5回(8/1) ゲスト 渡辺喜美・衆議院議員 第4回(7/4) ゲスト 竹田恒和・日本オリンピック委員会(JOC)会長 第3回(6/6) ゲスト 増田寛也・安心社会実現会議事務局長 第2回(5/2) ゲスト 河野一郎・東京オリンピック招致委員会事務総長 第1回(4/4) ゲスト 丹羽宇一郎・伊藤忠商事会長 ■■□■■□■■□■■□■■□■■□■■□■■□■■□■■□■■□■■ バックナンバーはこちら。 http://www.inose.gr.jp/mailmaga/index.html ご意見・ご感想はメールでどうぞ。 info@inose.gr.jp 配信解除の方はこちら。 http://www.inose.gr.jp/mailmaga.html まぐまぐの配信解除は http://www.mag2.com/m/0000064584.html 猪瀬直樹の公式ホームページはこちら。 http://www.inose.gr.jp/ ○発行 猪瀬直樹事務所 ○編集 猪瀬直樹 ○Copyright (C) 猪瀬直樹事務所 2001-2009 ○リンクはご自由におはりください。ただしこのページは一定期間を過ぎると 削除されることをあらかじめご了解ください。記事、発言等の転載について は事務局までご連絡くださいますよう、お願いします。



