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旅客機に搭乗する際の搭乗者検査用として、衣類の下の体の細部までをも透視できる新型の身体検査機の本格導入がアメリカで始まったことがネットで一部話題になっています。
この身体透視検査装置は人が歩いて入れるトンネル状の大型装置です。その中に搭乗者が入り、両手を挙げて足を開いた状態でポーズをとると、ミリ波(またはX線?)が放射され、衣類を透過した体の3D映像が表示されます。この時、金属やプラスチック、セラミック、化学物質、爆発物などを身につけているとかなりの精度で探知されます。男性の係官は男性搭乗者の身体を検査し、女性の係官が女性搭乗者の身体を検査します。
検査に要するのは数秒間で、検査される搭乗者の顔はぼかされるものの、性器を含む体の細部もはっきりと映し出されると発表されたため、乗客や人権活動家の間からは、プライバシーが守られないと強い懸念の声があがりました。
ただし、その表示画像はリアルな裸体像ではなく白黒の単純な線画(輪郭線が強調されている)であることと、検査官が画像を見て分析、確認した後はスクリーン上から画像は永久に消去されるということから考えて、これらの懸念は過剰反応とも受け取れます。
画像の例はこちらへ→新型透視スキャナー、空港で実用実験開始 - 米国
透視画像の精度が上がりコンピューターで皮膚の色などを補えば、よりリアルな画像にはなりますが、もともとが透過画像なので通常の写真のようにリアルになることはないでしょう。結局、プライバシーの問題は生じないと考えてよいでしょう。
全米30空港で使用中とのことですが、ヨーロッパでのオランダのスキポール国際空港で使用中とのこと。テロに悩む国々では将来次々と導入されてゆくでしょう。日本でもテロが発生するようなことがあれば、導入される日が来るかもしれません。
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「最新防犯対策ニュース」 第13号 2009年7月23日発行
編集執筆者 石神久資
発行 防犯のネットペンギン
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