いつかみたシネマ
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プルーフ・オブ・ライフ - PROOF OF LIFE(2000年) |
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スタッフ 監督: テイラー・ハックフォード キャスト アリス / メグ・ライアン |
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あらすじとコメント 今回も政情不安な南米で 誘拐された人間を救出に行く話。 ただし、今回は素人集団でなく プロが活躍する作品。 南米テカラ。 アメリカのクアド石油のダム建築 技師ボーマン(デヴィッド・モース)は、 会社に合併話があることを知った。 もしかしたらダム建設が中止に なるかもしれないと不安にかられる。 だが、妻アリス(メグ・ライアン)は、 これを機にアメリカに帰ること願った。 そんなアリスを説得しつつ、仕事を 続けようと工事事務所に行く途中、 ピーターは武装集団に、居合わせた 多くの人たちと一緒に拉致されてしまう。 急遽、クアド石油が契約する ロンドンのK&R(誘拐身代金)企業に 籍を置くソーン(ラッセル・クロウ)が、 交渉人として派遣される。 彼は交渉のプロで、いくつもの 人質解放を手掛けてきた。 そんなソーンはアリスに今回の ことを『降りられないゲーム』と 位置付け、相手は「テカラ開放同盟」 であると断言する。 完全に身代金目的なので、 値段さえ折り合えばご主人は 返ってくるとも付け加えた。 やがて相手から連絡が入リ、 交渉が始まるが、クアド石油が 吸収話で保険契約を打ち切った との連絡が来る。 本社はソーンに、交渉を打ち切り、 直ちに帰国せよと命令してきて・・・
交渉のプロが個人的感情を 優先するアクション作。 冷静沈着で戦闘能力に長け、 少ない情報やデータから的確な 行動を取る、実に頼りになる男。 本作を見たとき、映画よりも 先に出版された浦沢直樹の コミック「マスター・キートン」を 連想した。 マンガは、人を殺し続ける 「ゴルゴ13」とは違う形で、世界を 動き回り、問題を解決するという スケール感溢れるものである。 本作の主人公が元イギリスの SASという特殊部隊の出身という のも、マンガと同じ。 実は本作はそこからヒントを 得たのではないかと疑ったほど。 それほど酷似していた。 映画もコミックどちらの交渉人も 冷静だが慈悲深い人間であり、 合理的というか、冷徹というか、 ビジネスとして人命を価値付ける 巨大産業とは一線を画した存在 として描かれる。 本作では、結局、個人的に 仲間と救出に向かうのだが、 そこに行く理由付けとして人妻 との色恋が絡むというのは、 いかにもハリウッドっぽいとも感じた。 もし、個人的義憤なり、義理人情 のために命を賭して出向くので あれば、東映の仁侠映画のような 展開になるはず。 その東映的作劇では、間違い なくメインの主人公か、サブキャラの 誰か死ぬという『カミカゼ』特攻の ようなイメージを浮かべるだろう。 そこに宗教観というか、死生観の 違いがハッキリと浮かぶ。 あくまで、本作はハリウッド製の 娯楽映画である。 その証左のひとつとして、モデルは どうみてもコロンビアであるのだが、 架空の国『テカラ』となっている。 世界公開を考えて製作されて いるので、当然の配慮なのだろう。 つまり、世界中で誰もが感情移入 しやすく、かつ、興行収益を上げる ためにメグ・ライアンとラッセル・クロウ という2大スターを起用する。 そこに巨額の制作費を投じ、 余計と思われる派手なアクション・ シーンをも絡める。 こういった点で、同じアメリカ人の ダム建築技師が誘拐され、救出に 向かうという同じ展開を見せる、 前回紹介した「ハリー奪還」(1986) との差異を感じた。 まるで、国内向けに愛国心を 鼓舞するような「ハリー奪還」と、 あくまでビッグ・ビジネスとしての 海外公開を視野に入れた本作。 製作時期に14年の開きがある。 二本とも見るとアメリカの歩んだ 時代性を垣間見られるかもしれない。 |
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< 余談雑談 > |
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ボチボチ飲み屋にも復帰している。 ところが、一ヶ月に及ぶ禁酒 生活で、以前ほど飲めない。 まあ、稼ぎもないので、あれも つまみたいとか、もう一杯飲もうかな といった余計な見栄を張らずに 済むのは幸いだ。 そんな自分に合った飲み方は 土日の昼間に安酒場に行くこと。 昼間だから何杯も飲んで 酔っ払えないし、そんな時間に 開いている店は高くはないからだ。 ところが、先週から、東京の あちらこちらで夏祭りが始まった。 今週は行きつけの店がある 浅草で『三社祭』が催されている。 子供のころは、寂れた田舎町の ような祭りだったが、威勢の良い というか、喧嘩をしに来てるかの ような継ぎ手が大挙して参集し、 隔世の感がある。 去年までなら、そんな中、 継ぎ手を掻い潜って飲みに 行ったが、今年はそうも行くまい。 少し、寂しい気もするが、 懐はもっと寂しい。 良い機会か。 これも骨折のある種、恩恵だと あきらめるか。 でも、これって前向きなのかな。 |
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