最新防犯対策ニュース

最新防犯対策ニュース 第12号 2009年3月9日発行

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●防犯ガラスと防弾ガラス−オバマ大統領専用車

 

最近の防犯ガラスはほとんどが合わせガラスという構造で、2枚のガラスの間に1枚のプラスチックシーをと挟んで接着させたものです。衝撃を受けるとガラスは割れますが、プラスチックシートが粘りを発揮して、割れたガラスの破片の落下や穴あきを防ぐものです。

防弾ガラスはこの構造を発展させたもので、2枚のガラスの間に複数のプラスチックシートを挟んで接着させたり、あるいは複数のガラスと複数のプラスチックシートを組み合わせて接着させた構造になっています。(防弾ガラスの構造例→ノースガラス株式会社 Products)防犯ガラスと防弾ガラスは基本手には同類のガラスと考えることができます。

防犯ガラスは、一般住宅の窓や店舗のショーウインドウなどに使われます。防弾ガラスは警察と軍隊の装備に使われますが、それだけではなく、宝石店のショーウインドウやVIP専用高級車の窓ガラスなどにも使われます。

最近の防弾ガラスでは曲面ガラスの製造も可能になったので、乗用車のフロントウィンドウやリアウインドウにもマッチするようになってきました。(自動車用防弾ガラスの例→株式会社セキュリコ 防弾ガラス Transparent Armor (透明なアーマー)

自動車の防弾ガラスというと、オバマ大統領の専用車が有名ですね。厚さ12cm以上の防弾ガラスがはめ込まれていて、戦車並みの強度を持つということです。(WIRED VISION 次期米大統領の専用リムジンは「化学兵器にも耐える戦車」)さらに、空気圧がゼロになっても一定距離を安全走行できる「ランフラットタイヤ」を備え、化学兵器対策にゴムパッキンを施してあるらしいとのこと。

ちなみに、なぜガラスの厚さが12cm以上かというと、それには根拠があります。フジテレビ系列のバラエティ番組「トリビアの泉 〜素晴らしきムダ知識〜」の「トリビアの種」(2007年11月28日のスペシャル放送)で、「世界で最も使われているバズーカ砲と 世界で最も使われている防弾ガラス 勝つのは ××」と題し、防弾ガラスに対して100mの距離からRPG-7対戦車擲弾発射器で射撃するという実験が行われました。(→YouTubeビデオ 防弾ガラス VS バズーカ) 結果は、5cm厚の防弾ガスでは弾頭が貫通したのに対し、10cm厚の防弾ガラスは穴が開かなかったとのことです。つまり、ガラス厚が12cmもあれば一応安全だということです。

日本では、公用車はともかく、一般用では防弾ガラスは必要ありません。防犯ガラスで十分です。この安全な社会がいつまでも続くことを願うばかりです。

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「最新防犯対策ニュース」 第12号 2009年3月9日発行
編集執筆者  石神久資
発行  防犯のネットペンギン
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