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年間150冊のビジネス本書評
見えない時代を切り開くビジネスパーソン必見

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−★【ビジネス書評】 成功者になろう!★−

本日の一冊

君子を目指せ小人になるな 北尾吉孝





SBIホールディングスCEOで中国古典好きでも知られる北尾さんが、『論語』をわかりやすく紐解き、徳を身につけることの大切さをまとめた一冊です。



君子(くんし)とは『世のため人のために尽くす』という大きな志をもった人物であり、小人(しょうじん)とは『自分のことだけしか考えない』器の小さい人物をいいます。



最近の日本では、組織や集団の上に立つ人間が小人化しており、それが現在の混沌とした社会を作り出しているという解説がありますが、まったくもってその通りだと感じます。

私利私欲に走ることが人間の本質にあるようですが、そうした心を抑え人間として正しいこと考え、その生き方を追求していくことが『徳』を修めることであり、そこに人間として生まれてきた意味があるといいます。

組織のトップや国の為政者たちは、その『徳』を積みかさねた人々の見本となる素晴らしい人物であるべきだと思いますが、最近の日本では企業のトップも政治家も目を覆いたくなるような失態ばかりが目につくように感じます。



では、そうした人々の見本となるべき『徳』はいかにして身につけるべきなのか?



そのヒントは今から二千年以上前に書かれた『論語』を中心とした中国古典の中に記されており、それら古典を紐解いていくことにより、人間としてどうあるべきかを学ぶことができます。

古典というととっつきにくいイメージもありますが、本書は非常にわかりやすく構成されており、北尾さんの知恵や経験も交えて解釈されているので、初学者の方でも難なく理解できる内容になっています。

混乱の社会を立て直すためには、一人ひとりが自分を見つめ直し、君子になろうと志すことが大切だという北尾さんの熱い思がヒシヒシと伝わってくる良本だと思います。



ぜひ一人でも多くの方に読んでいただきたい一冊です。





★本日の共感★


・小人とは、自分のことだけしか考えず、他のために尽くすことができない人、小人物を指します。その反対に、自分の才能を他の人々のために尽くすことのできる者はそれだけ人物が大きいことになりますから、これを小人に対して君子と言う

・あの立派な人に比べて自分はどれだけ劣っているのだろうかと恥ずかしく思う気持ち、それが「恥」です。「恥」があるから、自分はもっと修行しなくてはいけないと自らを反省し、それをバネにして自分を伸ばしていくことができるのです

・「信」「義」「仁」
「信」とは、約束を決して破らないこと・・・
「義」とは、正しいことを行うこと・・・
「仁」とは、相手の立場になって物事を考えること

・君子は努力をして生れながらの徳を十分に発揮しています。そして、自分自身の私利私欲よりも他の人をどうやって幸せにするかを考えます。ところが小人は、自己の物質的な生活を優先し、まず他からの恵みを受けることを考える

・志は野心とは違って、世のため人のために何かを行うものです。それは別に大きなことではなくてもいいのです。世のため人のために行うものであれば、人の肉体が滅びても、その志を受け継ぐ次の世代が必ず出てきます・・・野心はそうではありません。たとえば金持ちになりたいとか、権力を握りたいといったものは自分の私利私欲から発するものです。こういうものは、自分の肉体が滅びたらそこで終ってしまいます



・私利私欲というものが勝ち出すと、どうしても世のため人のためという志から離れがちです。だから「利を見ては義を思う」ことが大事

・儲けが出ることは明らかであっても、それは義ではないというときには手をつけない。これは志の問題です。志のいかんによっては利を選択する人も出てくるでしょう。しかし、それは小人の道へ行くことになってしまうのです

・「あの人は見識がある」と言いますが、それは知識によって物事を確かにするだけではなく、そこに立って善悪の判断ができることを言います。・・・この見識を持っている人は、世の中に結構います。ところが、勇気ある実行力を伴った見識を持っている人があまりいません。この実行力を伴った見識のことを「胆識」と言います。人間はこの胆識を持てるようになって、完成をみる

・知能や技能というのは、重要であるけれども、木でいえば枝葉にあたる部分・・・知能、技能も大事ですが、私たちはまず徳性を高めていくことが一番大事です

・物事を判断するとき、君子は正しいかどうかで判断するが、小人は損得勘定で判断する



・道徳を身につけた立派な人は、必ず仁徳がにじみ出て立派な言葉を発するけれど、口で立派なことを言う人に必ずしも仁徳があるとは言えない。また、仁徳がある人は必ず勇敢だが、勇敢な人に必ずしも仁徳があるとは限らない

・善行を施し、努力を積み重ねて、とにかく最後まで頑張ること、そして日々反省すること―これが運命を強くする秘訣

・現在の社会的混乱の根本原因が、さまざまな組織の上に立つ人間が君子ではなく、小人になってしまったことにある




◆◆◆◆今日の質問◆◆◆◆

あなたは、小人ではなく君子を目指していますか?



★★★★こんな方におすすめ★★★★


○徳を身につけたい方
○義を身につけたい方
○志を身につけたい方

とっつきやすさ
☆☆☆☆☆
必読度
☆☆☆☆☆
総合評価
☆☆☆☆☆



■■■今日の一言■■■


本には様々な原理原則が紹介されていますが、その中でひとつでもいいから『自分はこの原則を守って生きていこう』という軸を確立することが重要だと思います。

この軸がなければ、本を読んでいてもあちらこちらへと振られてしまい、結局大切なことが身についていなかったということにもなりかねません。

『自分はこういう生き方をしよう!』と心の中に誓いを立て、その誓いを守って生きることで、人生はその方向へと確実に動き出すのだと思います。



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読んでいただき誠にありがとうございます。

いいことを考えましょう。

素晴らしいことを考えましょう。

私たちは自分の運命を素晴らしいものにしていくことができます。

本は心を高めてくれます。

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