2009/12/27
【ラブワンコ通信】犬の皮膚病について
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人間を含む動物には細菌やウイルスなどの外敵を 排除しようとする免疫のシステムがあります。 この免疫機能がほこりやダニなど普通は反応しないものに対して 過剰に働いてしまう結果、体に害をおよぼしてしまう事があります。 これをアレルギーといい、その原因となる物質を アレルゲンといいます。 アレルギーが原因で皮膚に様々な異常が現れる アレルギー性皮膚炎のうち、アレルゲンを鼻や口から 吸い込んでしまって起こるのがアトピー性皮膚炎です。 原因物質は、ほこり、かび、花粉、動物のフン、ダニ類など。 アレルギー性皮膚炎には他にアレルゲンに触れる事で起こる 接触性皮膚炎、食べ物が原因の食物性アレルギー、 ノミが原因のノミアレルギー性皮膚炎があります。 ●症状 皮膚に赤いボツボツができたり、赤く腫れます。 強いかゆみがあるため、犬はしきりにひっかいたり、 なめたり噛んだりします。 その結果、皮膚が傷つき表皮がはがれて潰瘍ができたり 出血をしたりします。 また、体液がにじみ出て患部がジュクジュクしたり それが乾燥してフケ状のものが浮き出てきたりします。 皮膚の状態の悪化に伴い、被毛が薄くなる、脱毛するようにもなります。 アトピー性皮膚炎や食物性アレルギーは 外耳炎を伴う事もよくあります。 ●治療と予防 アレルギー性の皮膚炎はアレルゲンさえ取り除けば 症状はなくなります。 犬の生活環境や細菌の食べ物の変化などから ある程度原因物質を推測できます。 可能性のあるアレルゲンを与えて反応を見るなどで 原因が限定できれば、できるだけそれを生活の中から取り除きます。 しかし、アレルゲンを限定できない事も多く、 またほこりやダニなどが原因としても、 それらを完全に取り除く事は困難です。 こういう場合はアレルギーを抑える薬や かゆみ・炎症をしずめる薬を用います。 【細菌・真菌性皮膚炎】 ●原因 細菌を原因とする皮膚炎は膿皮症(のうひしょう)といいます。 原因となる細菌は特別なものではありません。 私達の周りに常に存在している細菌が 皮膚が傷ついた事がきっかけで、皮膚内に入り、 炎症を起してしまいます。 ひっかき傷や刺し傷の他、 蚊にさされたあとに感染する事もあります。 また、病気や老化などで皮膚が外敵の侵入から 身を守るバリアとしての役目が低下している時も 細菌が侵入しやすくなります。 いっぽう、真菌はカビの事です。 カビは非常に多くの種類がありますが、 その中の糸状菌と呼ばれるタイプのカビが 皮膚真菌症のおもな原因となります。 皮膚真菌症は感染している犬に接触した、あるいは 空気中に飛び散った胞子によって感染します。 ●症状 膿皮症はかゆみが非常に強いため、 犬は噛んだり引っかいたりしてやがて毛が抜けてしまいます。 細菌が皮膚の奥深くまで侵入すると、 患部が膿んだり発熱したりします。 ブルドックなど顔にしわが多い犬は、 しわの間や下唇などに起こりやすいので、 こまめにチェックが必要です。 皮膚真菌症の場合、糸状菌の胞子が毛穴の中に 菌糸をのばしていく事が原因で被毛が細くなったり切れたりします。 特徴的なのは、円形に毛が抜けていく事です。 病気の進行に伴って円形が大きく広がっていきます。 ただ、かゆみはほとんどありません。 ●治療と予防 膿皮症は皮膚の表面だけに炎症が起きている場合、 薬用シャンプーで治療できます。 皮膚の奥まで侵されているようなら、 抗生物質の塗り薬や飲み薬で治療します。 散歩後にブラッシングするなどで皮膚と被毛の 清潔を保つ事が予防になります。 皮膚真菌症は真菌に高価のある薬をお湯に入れ、 その中に犬を浸す薬浴で治します。 ただ、真菌を退治するには多少時間がかかります。 完全に治るまでには一ヶ月くらいかかるので、 根気よく治療を続ける事が大事です。 【寄生虫による皮膚炎】 ●原因 犬の皮膚に寄生するものには ノミ・ニキビダニ(アカルス)・イヌセンコウヒゼンダニ・ イヌツメダニなどがあります。 これらに寄生されると皮膚に炎症が起こります。 ノミの場合、寄生による一般的な皮膚炎とアレルギーによって 起こるケースがあります。 ノミに噛まれた時その唾液に含まれるハプテンという物質が 犬の体に中に入り、アレルギーを起します。 イヌセンコウヒゼンダニによる皮膚炎はかいせんと呼ばれます。 かいせんは、このダニに感染している犬からうつります。 これは皮膚にトンネル状の穴をあけて進んでいきます。 そのため、猛烈なかゆみに襲われます。 ニキビダニもダニの一種で毛穴に寄生して繁殖します。 健康な犬にも寄生していますが、免疫力の低い仔犬などの場合、 大量に繁殖して皮膚炎を起すことがあります。 イヌツメダニは皮膚の表面に寄生します。 これが原因の皮膚炎がイヌツメダニ症です。 ●症状 大量のノミが寄生した場合は、 吸血されて貧血を起す事もあります。 脱毛は腰の背中側やおなか、足の付け根などによく起こります。 ニキビダニの場合、初期にはかゆみはありませんが、 進行すると脱毛し、ただれてくるとかゆみが強まります。 かいせんは耳のふちや肘(ひじ)、かかとなどに発症しやすく、 犬はかゆがります。 そのため、ひっかき傷ができ、かさぶたが出来たりして出血します。 イヌツメダニが寄生すると、大量のフケが出るのが特徴で、 肉眼でも見えるツメダニが見つかります。 ●治療と予防 ノミによる皮膚炎は駆除薬を用いてノミを退治すればやが治まります。 かいせんは、全身の毛を刈り、殺ダニ剤で薬浴させます。 完全に治るまでには時間がかかります。 ニキビダニ症とイヌツメダニ症も薬浴させます。 ニキビダニの場合は抗生物質も内服します。 イヌヒゼンダニとイヌツメダニは人間にもうつるので、 検査を受けましょう。 【ホルモン異常による皮膚炎】 ●原因 動物の体内では様々なホルモンが分泌されて 体内の環境や臓器・組織の働きを微妙に調整しています。 皮膚や被毛もホルモンの影響を受けています。 そのため、ホルモンバランスが崩れると 皮膚炎を起したり、毛が抜けたりする事があります。 皮膚や被毛に特に影響を与えるのが、 甲状腺ホルモンと副腎皮質ホルモンです。 なんらかの原因で甲状腺が萎縮したりすると、 甲状腺ホルモンの分泌が低下します。 このホルモンには毛の発育を助ける働きがあり、 不足すると毛が切れたり抜けたりします。 副腎皮質ホルモンの場合、なんらかの原因で 分泌が多すぎると脱毛などが現れてきます。 副腎皮質ホルモン(ステロイド剤)を長期間内服している場合にも 分泌過剰になります。 ●症状 ホルモン異常で起こる場合は、 左右対称に毛が抜けるのが一般的です。 また、他の皮膚病と異なり、かゆみがほとんどありません。 甲状腺機能低下症でも首や胸をはじめ全身に 左右対称に毛が抜ける事があります。 そのほか、元気がなくなる、食欲亢進、肥満になる、 動作がにぶくなるなどの症状が見られます。 副腎皮質機能亢進症の脱毛は、 胴体が中心で頭や足などにはあまり起こりません。 脱毛部分は皮膚が薄くなったり乾燥したりします。 脱毛以外には大量に水を飲む、尿の量が増える、 大量に食べるなどの異常が現れます。 ●治療と予防 ホルモンの分泌低下や分泌異常が原因なので、 ホルモンバランスを整える治療を行います。 甲状腺機能低下症の場合はホルモンが不足しているので、 薬で補います。 副腎皮質機能亢進症では過剰な分泌を抑える薬を用います。 ステロイド剤の内服が原因の場合は少しずつ服用量を減らしていきます。 脳下垂体にできた腫瘍が副腎皮質ホルモンの過剰分泌の 原因になっている場合は腫瘍を摘出する必要も出てきます。 治療後、毛がはえてくるまで数ヶ月はかかります。 ____________________________ 以上が、皮膚炎の様々な原因です。 すこしでもこれらの事が当てはまるのであれば すぐに病院で検査を受けましょう。 早期発見、早期治療が人間と同様、ワンにも大切な事です。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ では今日はこのへんで・・・ 最後までお読み下さいまして 大変ありがとうございました。 あなたのお役に立てればうれしいです。 ~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~ ★PR★ 【ブリーダーが教える犬の出産マニュアル】 出産時にカメラを手に、さまざまなシーンを撮り、 その写真とともに詳しい説明を書いたマニュアルです。 ⇒ http://syussan.lovewanco.net/ 文章だけではなかなかわかりずらい事も 写真で見るとすごく理解できます。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ★★☆☆ 楽天おすすめワンちゃん用品 ☆☆★★ ■ペットトリマー スタイリーク 部分用バリカン ⇒ http://item.rakuten.co.jp/ec-current/4571193792318/ ■パッドケアに!【Vet’s All Natural】ダーマルクリーム ⇒ http://item.rakuten.co.jp/wwpc/890537/ ■業務用ペットシーツ レギュラーサイズ 800枚入りスリムタイプ ⇒ http://item.rakuten.co.jp/benkyo/4972316204266/ ■【興奮・過敏・不安・緊張・リラックス サプルメント基本KIT】 ⇒ 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