2009/12/23
【3分でわかる環境用語!:COP15閉会】
■=============================================== Vol.9 ◇ 3分でわかる環境用語!Eco2(エコエコ)マガジン ◇ 発行人のエコトラストの山本です。環境用語をポイントだけ簡単に 説明するメルマガです。これからの時代要チェックですよ! --- CONTENTS ------------------------------------------------- 1.今週の用語:COP15閉会 2.今週の名言:歴史にも境界がある By P.F.ドラッカー ============================================================■ < COP15閉会 > 12月19日にCOP15が終了しましたね。 「2020年および2050年までの、各国の温室ガス削減目標を法的拘束力 で義務付ける」という、当初の目的はかないませんでした。 いちおうの成果は、コペンハーゲン合意という文書が残り、途上国 への資金援助計画が具体的に示されたことです。 しかし、もともとは途上国への資金援助を含めて大きなテーマが 5つあったので、4つのテーマは翌年に持ち越しです。 残ったテーマは以下になります。 ・2050年における世界全体の削減目標値 ・2050年における先進国全体の削減目標値 ・2020年における先進国全体の削減目標値 ・2020年における途上国全体の削減目標値 ようは、削減における中期目標も長期目標も国際合意できなかった ということです。 2050年までに世界の温室効果ガスを半減させないと、平均気温が3.7℃ 上昇し、とりかえしのつかない事態になる。という世界中の科学者による 警告にもとづいて作成した中長期の目標でしたので、せめて2020年までの マイルストーンだけでも決定してほしかったとは思います。 COP15では、残った4つのテーマについての具体的な記述はさけて、 こんごは各国がそれぞれ目標をリスト化したり削減計画をリスト化 しましょうということで、お茶を濁しました。 これは国同士の意見がわれたままで時間切れになってしまったので、 交渉決裂という最悪の事態をさけて、来年いこうに繋げようという 苦肉の策です。 課題はのこりましたが、こんかいの着地について私はそれほど悲観して いません。 というのは、190カ国を超す国が参加し、119カ国の首脳が講演と討議を おこなうという、いわば歴史的な会合の一回目だったわけです。 先進国、新興国、途上国、最貧国では利害が一致しないのは当然ですし、 また各国ともに自国内の意思統一をおえて参加しているわけでは ないですからね。 たとえば日本でも、90年比で2020年までに25%削減するという目標に 対しては、「負担が重すぎる」という意見を経団連が主張しています。 また電力事業者の団体なども、「すべての主要排出国が公平に削減に 取り組むという前提であれば目標値をのめる」という意見を政府に提出する 意向です。 また、米国が2020年までに90年度比で4%程度の削減目標しか提示 できなかったのも、野党や産業界の顔色をうかがったうえでのことです。 EUなども前向きな目標値を提示していましたが、EU全体として完全に 意思統一がされているわけではないですからね。 とはいえ、このままうやむやで終わって良いわけではなく、一年後に開催 されるCOP16までに、各国および世界全体として何をしてゆくかが 非常に大事になったわけです。 今回詰め切れなかった課題における本質的な問題、つまり国内の調整と 国家間の交渉を、COP16までに行う必要があることを、各国があらためて 強く認識したことと思います。 今回のCOP15を京都議定書以降の第2幕の幕開けとして、ここから本当に 国内および国外における具体的な調整がスタートすれば、COP15の意義は あったかなと思います。そしてCOP16での目的を意見調整ではなく 「決議」に置いて開催すれば、国際合意もかなうかと思います。 ところで、鳩山首相が表明している日本の削減目標についても、 あくまで努力目標とされるのか、法的規制になるのか現時点では みえませんので、COP15は閉会しましたが、まだまだ目が離せないですね。 ■ バックナンバー ■ ・COP15の争点・・・対立の構図 ・地球温暖化と食糧危機 ・COP15 バックナンバーは、以下のURLからどうぞ http://www.mag2.com/m/0001041423.html ============================================================== << 今週の名言コーナー >> 歴史にも境界がある 歴史にも境界がある。目立つこともない。 その時点では気づかれることもない。 だが、ひとたび越えれば、社会的な風景と政治的な風景が変わり、 気候が変わる。言葉が変わる。 新しい現実が始まる。 1965年から73年のどこかで、世界はそのような境界を越え、 新しい次の世紀に入った。 P.F.ドラッカー著 歴史の哲学より引用 ゜☆.:*:・' .:*:・'゜☆' .:*:・'゜☆' .:*:・'゜☆' .:* 動画のメッセージを作成したので、よかったらみてくださいね。 http://cmizer.com/movie/72725(新しいことを始めよう) http://cmizer.com/movie/72187(For Genarations) http://cmizer.com/movie/72426 (守りたいもの) '゜☆.:*:・' .:*:・'゜☆' .:*:・'゜☆' .:*:・'゜☆' .:* ============================================================== ■ 設備を変えることなく、環境負荷を軽減し、生産性をあげる。 エコステージを導入した1330以上の事業所が実践していることです。 エコトラストでは中小企業向けの環境経営システム 『エコステージ』の導入をサポートしています。 詳しくはホームページをご覧ください。 http://www.justmystage.com/home/ecotrust/ ------------------------------------------------------------- □編集・発行:一般社団法人エコステージ協会認定 エコトラスト メールでのお問合せ、ご感想は eco-trust@ac.auone-net.jp 登録・解除は http://www.mag2.com/m/0001041423.html ■=========================================================■


