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30巻を超える新しいピアノメソードシリーズ 【 ぴあののアトリエ 】 著者の 山本英子が、ユニークなアイデアと視点で、ピアノレッスンと指導法を捉え直すきっかけを作ります。
これからのピアノレッスンは、音楽ばかりに凝り固まらない柔軟な発想で、勝負!です。
ピアノ講師の方はもちろん、ピアノを習うお子様の御家族の方も必見です。

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2010/01/05

「 要領のいい」子どもこそ、要注意

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・・・‥…━**★☆ 新しいピアノメソード ☆★**━…‥・・・

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          2010年1月5日号  

**!(^_^)/** あけましておめでとうございます。

山本英子です。

今年もどうぞよろしくお願いいたします。


年末から年始にかけて、

皆さんはどうお過ごしになりましたか?

おせちだ、初詣だ、と、せわしなく過ごしたあと、

何事もなかったように、普段の生活が始まってしまうことに、

毎年、不思議~な感覚を覚えます。

「ハレ」と「ケ」の違いの名残なのでしょうね。

「ハレ」の日が終われば、

「ケ」の日常にスッとシフトする…

って、

こんなことに見とれているのは、私だけでしょうか??


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 今日のトピック 

        「 要領のいい」子どもこそ、要注意


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レッスンで何かと手のかかる子どもたちに、

悩みや工夫の比重がかかりやすいのですが、

それはそれとして、もっと注意が必要なのは、

要領よく弾けてしまう子どもたちです。


家では親の言うことを聞き、素直に練習してきて、

ある程度、弾けるようになってレッスンにやってくるのは、

教える側にとって、ホッとすることではあります。

本当は練習するのは当たり前!のことですが、

そうではない子どもが、あまりに多いのが現実です。


そのせいか、

生徒さんが「一応」「ちゃんと」弾けていると、

「それ以上、何を注意したらよいかわからない…」

「レッスン時間をもてあましてしまう…」

ということで、しようがなく、何となく、

もう1回くらい弾かせて、

「はい、よくできました。次の曲にいきましょう。」

と、なってしまう先生が、多い 

……らしいです。

実際に、そういう悩み?を打ち明ける先生の言葉を

聞いたこともあります。



私、小さい時、けっこう弾けちゃいましたが、

今思えば、上記のようなタイプの先生方に習っていて、

レッスンは、すぐに終わってしまい、

何も細かな注意は、して下さらなかったのです。

暗譜ができて、まちがいなく弾ければ、それだけで合格。

子どもながらに「何か違うな~、こんなので、いいのかな~」

っていう想いがいっぱいで、

アタマの中はいつも「ホントにいいの???」状態。

でも、

「もっと音楽をこう捉えて、こう考えて、こう弾かなくちゃ」

って、改めるキカッケもなかったので、

中学生以降になってから、そのツケが回ってきて、

ホントに苦労しました。



で、実際に教える立場になってみて、

「弾けちゃう子ども」を見ていると、

多くの場合、

「目でみた音符を、指でピアノの音にしている」だけ!

なのです。

「一定量以上の練習」と、

音楽を「駆動」させるための

「ちょっとしたコツ」と「要領のよさ」

のようなものだけで、弾けてしまっているのです。

そのまま「ダメ出し」せずに先へ進んでいったら、

後で苦しむのは生徒さんの方です。



そんなとき、

嫌な先生だと思われてもいい!、

生徒さんが何年か後に、苦しむことが少なくて済むように!

と、私が行うのは、

「切り崩し」です。

つまり、生徒の頭の中に出来ている

「その曲を弾く回路」を

切り離したり、組み替えたり、

新しい回線に置き換えたりするのです。




まずは、曲のコンセプトの確認と把握。

どんなに初歩の曲であっても、可能です。


どんな情景か、

一番、盛り上がっているのはどこか、

一番、沈んだ感じのところはどこか、

曲の形式、

気分が変わるところ、転調しているところはどこか、

など、

子どもの意見を聞いたり、先生の意見を言ったりして、

そんなことを話し合うだけでも、

子どもの「弾きっぷり」は、全く変わり始めます。


「弾きっぷり」が変わり始めると、

生徒の頭の中の回路も変わろうとしますから、

それまでの弾き方では、すぐにはうまく弾けなくなります。



それで、次に、

新しい「弾きっぷり」をうまく実現させるための

技術的なアドバイスを行います。

はっき言って、この技術的なアドバイスに取り掛かると、

レッスンは、いくら時間があっても足りません!!

「それ以上、何を注意したらよいかわからない…」

「レッスン時間をもてあましてしまう…」

なんていう世界とは、正反対の境地です。


でも、子どもの身になって、あまり、

「注意しすぎないこと」「徹底しすぎないこと」

も大切です。


「 達成感 」と「 問題意識 」

の両方を、ほど良いバランスで

子どもに植え付けることが必要なのです。



でも、以上のようなポイントで、

生徒の頭の中の回路を変える作業を、

レッスンの度に行っていけば、

「それ以上、何を注意したらよいかわからない…」

「レッスン時間をもてあましてしまう…」

ということには、なり得ないし、

子どもの意欲も上がります。

同じ曲でも、

レッスンの度に曲のコンセプトを考え直して、

何度も回路の組み変えをしてもよいのです。




要領よく弾けてしまう子どもほど、要注意!で、

自動的に、運動的に、弾いて終わりにしてしまわないように

「 考える 」「 意識を向ける 」

ように、導いてあげて下さいね。


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「子どもにとってわかりやすく、先生にとって教えやすい!」

をモットーに、導入期の使いやすさ、親しみやすさに

徹底的にこだわって誕生しました。

指導者にとって、とかく手がかかる導入期のレッスンも、

【ぴあののアトリエ】を使えば、

子どもがすすんで興味や意欲を持ち、

楽しく進めることができます。

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今回もお読み頂き、どうもありがとうございました。

また次回をお楽しみに。


この数日は、4月に行うピアノの発表会のための選曲で、

アタマの中がいっぱいです。

「こんなに時間をかけ、悩みながら選曲してあげていること、

生徒さんたちには、わからないだろうな~」

なんて、暗~く、半ばあきらめモードで…。

ひとりひとりに、満足感がある選曲をするのは、

とても難しいですね。


では皆様、

今年も、この『山本英子のアトリエ』を

よろしくお願い致します。

山本英子

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