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2009/06/23

ブランド経営のヒント【リッツカールトンのブランド戦略/ヒント編】

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 〜卓越したブランド経営・ブランド進化の『ヒント』がここに〜

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こんにちは。
今回は【リッツカールトンのブランド戦略/ヒント編】です。

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■目次

・テーマ【リッツカールトンのブランド戦略】
・ヒント【ブランドターゲットを魅了し、顧客ターゲットを惹き
     つける】

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◇◆ テーマ【リッツカールトンのブランド戦略】
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リッツカールトンのブランド戦略は明快です。


トップ5パーセントの顧客層をコアターゲットにすること。
そして、そうした方の感性を満足させるようなサービスを提供する
ことです。

(ザ・リッツ・カールトン・ホテル 日本支社長 高野 登)


--◆解説-----------------------------------------------------


ザ・リッツ・カールトン (Ritz-Carlton) は世界規模でホテル・
チェーンを展開するラグジュアリーブランドのひとつです。


日本でも、1997年に大阪、2007年3月に東京にオープンしています。


そんなリッツカールトンのブランド戦略の特徴は「トップ5パーセ
ントの方の感性を満足させるサービスを提供する」ことにあります。


トップ5パーセントというのは、経済的な余裕や社会的な地位も含
めて、トップグループに入る方々を指しています。


ただ「トップ5パーセントの方にサービスを提供する」のではなく、
「トップ5パーセントの方の感性を満足させるサービスを提供する」
と高野氏は述べています。


前者はトップの方に限ってサービスするという意味ですが、後者は
「トップの方が満足するような感性に触れてもらいたいという意味
が込められているのだそうです。


ですので実際には上位30パーセント位までが該当するのだそうで
す。


つまりトップ5パーセントというのは、リッツカールトンのサービ
スレベルのベンチマーク(目標とする基準)にあたり、そうした方
に満足できるサービスが提供できれば、より多くの方の期待にも、
きっと応えられると考えているようです。

 
<参考文献>

●リッツカールトンが大切にするサービスを超える瞬間
 (高野 登 著/かんき出版 刊)

●絆が生まれる瞬間
 (高野 登 著/かんき出版 刊)


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◆◇ ヒント【ブランドターゲットを魅了し、顧客ターゲットを惹
◇◆         きつける】
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今回の事例は「ブランドターゲット」を核としたブランド戦略の好
例といえます。


特に価格競争を選ばないブランド戦略を立案する上では、「ブラン
ドターゲット」と「顧客ターゲット」をわけることが効果的です。


●ブランドターゲット

そのブランドの価値観や感性を象徴するような顧客。
ブランドの広告塔としての役割も期待される。
(リッツカールトンの事例では「トップ5パーセントの方」)


●顧客ターゲット

ブランドターゲットを魅了するブランド価値に憧れ、実際にそのブ
ランドを現時点で(または近い将来において)利用しうる顧客。
(リッツカールトンの事例では「トップ30パーセント位の方」)


こうしたターゲットをわけて考えた上で、リッツカールトンのブラ
ンド戦略を眺めると、


「ブランドターゲットを特定し、ブランドターゲットを魅了する価
値を提供することで、顧客ターゲットを惹きつける」と解釈できま
す。


ラグジュアリーブランドになるほど、そのブランド価値を証明する
『ブランドターゲットの質』と『ブランドターゲットによる評価』
が、顧客ターゲットへの求心力となります。


例えば王室やトップクラスの俳優・政治家・経済人・モデル・アー
ティスト・アスリート・文化人・学者といったセレブリティが、実
際に顧客となり、そのブランドを高く評価していることが重要です。


ですので、最大のカギは『ブランドターゲットを魅了する価値』を
創出し続けることにあります。


これがとりわけプレミアムブランド戦略(ラグジュアリーブランド
戦略)の核心であり、業種を問わず参考となるように思います。


次回(金曜日)は、このヒントの活かし方について考えます。


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