2009/11/19
◇◆ 県立高校入試過去問 ◆◇ vol.15 ≪平成18年 数学[5](1)≫
□--■--□--■--□--■--□--------------------------------------------◆ ◇◆ 県立高校入試過去問 ◆◇ vol.15 ≪平成18年 数学[5](1)≫ 2009/11/19配信 ◆----------------------------------------□--■--□--■--□--■--□--■ 問題 → 標準時間 → ★1★ → ★2★ → ★3★ → ★4★ → ★まとめ★ このような構成で、細かく段階をふんで解説をしています。 各段階ごとによく内容を理解してから次へ読み進めてください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 平成18年 数学[5] 右の図のように、点Aを頂点とし、点Oを中心とする円を底面とする円すいが ある。母線ABの長さは6cm、円O直径BCの長さは4cmである。また、点C からこの円すいの側面にそって母線ABと交わり1周して点Cにもどってくる 最短の線をひき、ひいた線が母線ABと交わる点をDとする。点Pは点Aを出発 し、母線AB上を秒速1cmで点Bまで動く。 (この文章の右側に円すいがあり、頂点がA、底面の中心がO、底面の左端がB、 右端がC、母線AB上にAに近い方からP,Dがあり、PとO、BとCをそれぞれ 結ぶ点線があり、円すいの表面上をC,Dを通って描かれた円がある) このとき、次の(1)、(2)の問いに答えなさい。 (1) 線分OPの長さが最短となるのは、出発してから何秒後か求めなさい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ まずは図形を丁寧に描いて、ノーヒントで解いてみましょう。 制限時間は5分! ノートと筆記用具を用意して、ケータイなどでタイマーを5分にセット! 準備は良いですか? ・・・スタート!! タイマーが鳴ったら終了! 解けても解けなくても終了です。 お疲れ様でした。それでは、解答・解説を読んでみましょう! > ---------------------------------------------------------------------- > 発行者のえまよりお知らせです > > 江間塾は「AE個別学習室」と改称し、赤塚駅から徒歩12分のマンションに > 教室を開設しました。家庭教師の生徒さんも引き続き募集中です。 > 詳しくは http://www.a-ema.com/ などをご覧ください。 > > ---------------------------------------------------------------------- ------------------------------------------------------------------------ ★1★ ------------------------------------------------------------------------ 図形の問題の最短距離は、だいたい次のようにすれば求めることができます。 立体図形の表面の最短距離を求める場合は・・・ ○ 展開図を描いて2点を直線で結び、その長さを求める。 点と直線の最短距離を求める場合は・・・ ○ 点から直線へ垂線をひいて、その長さを求める。 最短距離を求めるために自分でひいた線は、大抵は斜めの線になるので、三平方 の定理は必須事項ですね。 この問題の場合は、直接的に答える事柄は動き始めてからの時間ですが、1秒 あたり1cm動くので、APの長さ(cm)と経過した時間(秒)は同じになります。 そして、設問では「OPが最短になるとき」と言っているので、つまりはOPと ABが垂直になるときのAPの長さを求める。という方向性になるんだな~ みたいに発想してもらえるとすばらしいと思います。 ここまで「なるほど。その通りだ!」と納得できましたか? 今ひとつモヤモヤしてる人は、★1★の最初からもう一度読んでみてください。 ------------------------------------------------------------------------ ★2★ ------------------------------------------------------------------------ 立体図形のときも、計算するのに必要な平面を取り出すと、平面図形の問題と 同じ解き方で解けるようになります。 この問題の場合は、線分OPとかABとかを使うので、これらの線分が含まれて いる図形を取り出すようにしてみましょう。 どこに着目すればいいか気がつきましたか? OPとABが入っている図形です。 ・・・△ABCです。 △ABCならば、ABもOPも入ってますね。 ってことで、△ABCを取り出し、点OからABに垂線を引き、その足をPと します。さらに、ここに問題の設定から分かる長さなどを書き込んでいきます。 ABが6cm,BCが4cm。 まずはこれらは問題文に書いてあるので、当然書き込みます。 しかし、これだけではまだまだわかりません。 他にも図形の性質からわかることをどんどん書いていきましょう! 例えば、OはBCの中点なのでBO=CO=2cmとか、△ABCは二等辺三角形 なのでAO⊥BCとか・・・ ここまで「なるほど。その通りだ!」と納得できましたか? 今ひとつモヤモヤしてる人は、★2★の最初からもう一度読んでみてください。 ------------------------------------------------------------------------ ★3★ ------------------------------------------------------------------------ △ABCにいろいろ書き込みましたね? 特に計算をしなくても分かることはだいたいこれくらいでしょう。 あとはもう少し難しい(?)性質を利用して求めていく必要があるわけです。 直角三角形の中にさらに直角三角形があるような図形です。 そんなときは・・・互いに相似になるのでしたね? なるのです。 △ABO、△AOP、△OBP いずれも直角があるということは、まず一つの角は等しい事は明らかで、残りも 共通な角があったりするので、「2組の角がそれぞれ等しい」という相似条件を 満たします。つまり、これらの3つの三角形は互いに相似になります。 相似な三角形は対応する辺の比が等しくなります。 ってことは、APを使って比の式を作れば、方程式になって解けるな~ みたいな見当をつけることができるはずです。 ここまで「なるほど。その通りだ!」と納得できましたか? 今ひとつモヤモヤしてる人は、★3★の最初からもう一度読んでみてください。 ------------------------------------------------------------------------ ★4★ ------------------------------------------------------------------------ 実際にやってみましょう。 AP:AO=AO:AB 例えばこんな式ができますね。 しかし、この式には値がわからないものが2つもあります。APとAOです。 APは最終目標なのでおいておくとして、AOが分からないと困りますね。 それなら求めてしまいましょう。 AOは直角三角形の一辺なので、三平方の定理で求めることができそうです。 AO^2+BO^2=AB^2 AO^2+2^2=6^2 AO^2=36-4 AO^2=32 AO=√32=4√2 これを先ほどの比の式に代入してみます。 AP:4√2=4√2:6 6AP=4√2×4√2 6AP=16×2 AP=32/6 AP=16/3 これはつまり、OPとABが垂直のときのAPの長さです。 1秒1cmなので、求める時間は・・・16/3秒 ------------------------------------------------------------------------ ★まとめ★ ------------------------------------------------------------------------ 1秒1cmだから、長さと時間は同じだね → 最短なのは垂直のときなんだって → 立体のままじゃわかりにくいから、平面を取り出してみよう → 二等辺三角形とか直角三角形の性質を使って・・・ → 相似とか三平方の定理が使えちゃうね → 対応する辺の比は等しいから、方程式が作れる! → あとは解くだけだね。一応答え方と単位に注意! ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ------------------------------------------------------------------------ 発行者:AE個別学習室/プロ家庭教師の江間淳 http://www.a-ema.com/ ------------------------------------------------------------------------ 無断転載・引用を禁じます。


