2009/09/15
◇◆県立高校入試過去問◆◇vol.14≪平成18年 数学[4](2)≫
□--■--□--■--□--■--□--------------------------------------------◆ ◇◆ 県立高校入試過去問 ◆◇ vol.14 ≪平成18年 数学[4](2)≫ 2009/9/15配信 ◆----------------------------------------□--■--□--■--□--■--□--■ 問題 → 標準時間 → ★1★ → ★2★ → ★3★ → ★4★ → ★まとめ★ このような構成で、細かく段階をふんで解説をしています。 各段階ごとによく内容を理解してから次へ読み進めてください。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 平成18年 数学 [4]右の図のように4点A(-5,9),B(-5,-3),C(3,-3),D(3, 9)を頂点とする四角形ABCDがある。また、曲線アは関数y=(1/2)x^2の グラフである。 このとき、次の(1),(2)の問いに答えなさい。ただし、Oは原点とする。 (1)四角形ABCDの内側にあり、曲線ア上の転で、x座標もy座標も整数である 点は全部で何個あるか求めなさい。 -------------- ここから -------------- (2)点Pは四角形ABCDの内側にあり、曲線ア上の点とする。△APBの面積と △DPCの面積の比が1:2となるとき、点Pの座標を求めなさい。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ まずはグラフを丁寧に描いて、ノーヒントで解いてみましょう。 制限時間は3分!(最初からやる場合は8分) ノートと筆記用具を用意して、ケータイなどでタイマーを3分にセット! 準備は良いですか? ・・・スタート!! タイマーが鳴ったら終了! 解けても解けなくても終了です。 お疲れ様でした。それでは、解答・解説を読んでみましょう! > ---------------------------------------------------------------------- > 発行者のえまよりお知らせです > > 江間塾は「AE個別学習室」と改称し、赤塚駅から徒歩12分のマンションに > 教室を開設しました。家庭教師の生徒さんも引き続き募集中です。 > 詳しくは http://www.a-ema.com/ などをご覧ください。 > > ---------------------------------------------------------------------- ------------------------------------------------------------------------ ★1★ ------------------------------------------------------------------------ 面積の比を求める問題の場合は、 ○面積自体を数字で求める ○どこかの座標や文字でおいて、その文字を使って面積を表す ○どこかの図形の面積を文字でおいて、その文字を使って面積を表す たいていは、これらのうちのどれかをすれば良いことになります。 数字で面積が出れば、それに超したことはありません。 必要な座標や長さなどが全てわかっている場合です。 数字で出ないなら、どこかの座標を文字で置けば、いろんなところの座標も文字で 置くことができて、結果的に面積を文字で表すことができるかも知れません。 必要な座標や長さの一部がわかっていないが、ある関数上にある点を使う場合など です。 座標や長さが一つもわからず、相似比や辺の比のみが示されているなど、先に考え た2つがどちらもできなかった場合は、どこかの面積を文字でおいて、他のところ がその何倍か?などを考えます。 ここまで「なるほど。その通りだ!」と納得できましたか? 今ひとつモヤモヤしてる人は、★1★の最初からもう一度読んでみてください。 ------------------------------------------------------------------------ ★2★ ------------------------------------------------------------------------ この問題の場合は、四角形ABCDは長方形で、その頂点A,B,C,Dの座標が 全てわかっていて、面積の比が1:2ということもわかっています。 △ABPも△DPCも、どちらも縦にまっすぐの長方形の辺が底辺と考えられそう ですね? とりあえず、△ABPについて考えてみましょう。 △ABPは底辺をABとすれば、頂点はPです。 ABの長さはAとBのy座標の差から、12になります。 つまり、底辺は12です。 高さは「頂点から底辺に下ろした垂線」のことなので、PからABに下ろした垂線 が高さになります。 ここで、一つ残念なお知らせ(笑) Pの座標は今のところわかりません。っていうか、Pの座標を求める問題です。 ・・・ということは、単純に面積だけを出すことはできないようです。 ここまで「なるほど。その通りだ!」と納得できましたか? 今ひとつモヤモヤしてる人は、★2★の最初からもう一度読んでみてください。 ------------------------------------------------------------------------ ★3★ ------------------------------------------------------------------------ 面積が出せないなら、Pの座標を文字で置いてみよう!という話になります。 ところで、Pというのはどんな点なのか再確認してみましょう。 「点Pは四角形ABCDの内側にあり、曲線ア上の点とする。」と問題文に書いて あります。曲線アはy=(1/2)x^2なので、仮に x座標が1ならば、y座標は1/2、 x座標が2ならば、y座標は2、 x座標が3ならば、y座標は9/2 となりますね。 これらはどうやって求めましたか? そう。x座標をアの式に代入しましたね。 ならば、x座標がpのときはy座標はどうなるでしょうか? xにpを代入すればいいのだから・・・ y=(1/2)p^2 つまり、点Pの座標は(p, (1/2)p^2)とおくことができます。 ここまで「なるほど。その通りだ!」と納得できましたか? 今ひとつモヤモヤしてる人は、★3★の最初からもう一度読んでみてください。 ------------------------------------------------------------------------ ★4★ ------------------------------------------------------------------------ すると、PとABの距離、つまり△APBの高さはp-(-5)=p+5です。 長さを求めるときは、大きい方から小さい方を引きます。 △APBは底辺も高さもわかったので、面積を表すことができそうです。 △APB=12×(p+5)÷2 =6(p+5) 同様にすると、△DPCの面積も表すことができますね。 △DPC=12×(3-p)÷2 ←高さは大きい方から小さい方を引いた =6(3-p) これらが1:2なので、そのまま式を作ってみます。 6(p+5):6(3-p)=1:2 6(p+5)×2=6(3-p)×1 2(p+5)=3-p ←両辺を6で割った 2p+10=3-p 2p+p=3-10 ←移項した 3p=-7 p=-7/3 これでPのx座標がわかりました。y=(1/2)p^2なので、これに代入します。 y=(1/2)×(-7/3)^2 =(1/2)×49/9 =49/18 よってP(-7/3,49/18) ------------------------------------------------------------------------ ★まとめ★ ------------------------------------------------------------------------ わかっているのは面積の比と座標だね → それぞれの三角形の底辺と高さを表して → 面積を文字で表してみよう → 面積が1:2という式を作れば → あとは解くだけ!(^^)v ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ------------------------------------------------------------------------ 発行者:AE個別学習室/プロ家庭教師の江間淳 http://www.a-ema.com/ ------------------------------------------------------------------------ 無断転載・引用を禁じます。 ちなみに、他にもっと簡単に見える方法で解くことができますが、論理的な関数の 方法を示した方が今後の役に立つと思って、今回はこんなふうにしてみました。



