2009/04/10
センター数学 vol.9 ≪2009年 数IA 第3問後半≫
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◇◆ センター過去問解説 ◆◇ vol.9 ≪2009年 数IA 第3問後半≫
2009/4/10配信
毎週金曜日発行
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問題 → 標準時間 → ★1★ → ★2★ → ★3★ → ★4★ → ★まとめ★
このような構成で、細かく段階をふんで解説をしています。
各段階ごとによく内容を理解してから次へ読み進めてください。
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第3問
△ABCにおいて、AB=1,BC=√7,AC=2とし、∠CABの
二等分線と辺BCとの交点をDとする。
このとき、∠CAB=[アイウ]°であり
BD=√[エ]/[オ],CD=([カ]√[キ])/[ク]
である。
参考図
(円が描いてあり、その周上の左上側に上からA,B、右上側にCがあり、
それぞれ線分で結んで、△ABCにしてある)
−−−−−−−−−−−−−− ここから −−−−−−−−−−−−−−
ADの延長と△ABCの外接円Oとの交点のうちAと異なる方をEとする。
このとき、∠DABと等しい角は、次の{0}〜{4}のうち[ケ]と[コ]である。
ただし、[ケ]と[コ]の解答の順序は問わない。
{0}∠DBE {1}∠ABD {2}∠DEC {3}∠CDE {4}∠BEC
これより、BE=√[サ]である。また、DE=[シ]/[ス]である。
次に、△BEDの外接円の中心をO’とすると
O’B=[セ]√[ソ]/[タ]
であり
tan∠EBO’=√[チ]/[ツ]
である。
(解答部分の□は[ ]で、○は{ }で表しています)
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「ここから」から下が今回の問題です。その前は前回の解答を使って構いません。
まずはノーヒントで解いてみましょう。
制限時間は8分!(最初からやる場合は合計10分)
ノートと筆記用具を用意して、ケータイのタイマー機能を8分にセット!
準備は良いですか?
・・・スタート!!
タイマーが鳴ったら終了!
解けても解けなくても終了です。
お疲れ様でした。それでは、解答・解説を読んでみましょう!
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> 発行者のえまよりお知らせです
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★1★
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このような図形の問題では、まず最初に、問題文に書いてある条件を全て図の
中に書いてください。
そうすることで、一見してわからないように思えたことも、案外簡単にわかる
ことも多々あります。
まずは、辺ABに長さが1、辺BCに長さが√7、辺ACに長さが2を書きます。
そして、∠CABの二等分線を引いて、辺BCと交わった点をDと書きます。
そして、前回の問題でわかったこと、つまり、∠CAB=120°と、BD,
CDの長さも書き込んでください。
すると、他にもいくつかわかることが出てきますね。
例えば、線分AEは∠CABの二等分線なので、線分AEによって分けられた
二つの角はともに60°です。
そして、円周上に頂点のある角がたくさんあるので、中学で習った「円周角の
定理」を使えば、さらに多くのことがわかりそうです。
ここまで「なるほど。その通りだ!」と納得できましたか?
今ひとつモヤモヤしてる人は、★1★の最初からもう一度読んでみてください。
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★2★
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ここで、問題の選択肢をもう一度確認してみましょう。
{0}∠DBE {1}∠ABD {2}∠DEC {3}∠CDE {4}∠BEC
これらの中から、∠DABと等しい角を二つ選ぶわけですね。
{0}は、まずBとEを結んでみます。
すると、高校入試の問題でもよく見る形になりました。
円周角の定理により、∠CAE=∠DBE=60°となります。∠DABも60°
なので、等しいですね。いきなり正解です。
{1}は、ぱっと見では同じくらいに見えますが、∠CABが120°なので、60°
以上になることはありません。よって不適切。
{2}は、まずEとCを結んでみます。
これも一見して同じくらいに見えるかも知れませんが、違います。
四角形ABECは円に内接する四角形になっていて、円に内接する四角形の対角の
和は180だからです。∠BECが60°なので、∠DECはそれより小さいはず
です。
{3}は、これもだいたい同じくらいに見えるかも知れませんが、違います。
イメージとしては、△BCEが正三角形だから、その一部を切り取った形になった
ら、その角は60°になるはずがない。などと思ってもらえれば特に問題ないと
思います。
(三角形の外角の性質から{3}は60°ではないことが証明できます)
となると、残りの{4}は正しくなければいけません。が、本当にそうでしょうか?
確認してみましょう。
先ほども触れたように、円に内接する四角形の対角の和は180°です。
対角の∠CABが120°なので、∠BECは60°になります。
よって、ケとコには{0}と{4}が入ります。
ここまで「なるほど。その通りだ!」と納得できましたか?
今ひとつモヤモヤしてる人は、★2★の最初からもう一度読んでみてください。
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★3★
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先ほどわかったことも、どんどん図の中に描いて書いてください。
すると・・・「あ、△BECは正三角形だな〜」
なんてことにも気づくはずです。
ってことは、BC=BE=CE=√7
BDもCDもわかっているので、DEの長さも余弦定理で出せそうです。
・・・よね?
3つの辺と角がどこか一つ。
合計4つの情報のうち、3つがわかっていれば、残り一つは出すことができます。
例えば、左側の三角形でやってみましょう。
DE^2=BD^2+BE^2−2BD・BE・cos∠DBE
=(√7/3)^2+(√7)^2−2・(√7/3)(√7)cos60°
=7/9+7−2・(7/3)(1/2)
=7/9+7−7/3
=(7+63−21)/9 ←通分した
=49/9
DE=7/3
ここまで「なるほど。その通りだ!」と納得できましたか?
今ひとつモヤモヤしてる人は、★3★の最初からもう一度読んでみてください。
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★4★
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次はいよいよ△BEDの外接円O’についてですね。
三角形の外接円について考える場合は、基本的には正弦定理を使います。
a/sinA=b/sinB=c/sinC=2R
でしたね。
O’Bは円O’の半径なので、O’B=Rというわけです。
これに代入すれば、まずはO’Bが出てしまいます。やってみましょう。
(7/3)/sin60°=2R
(7/3)/(√3/2)=2R
7/3=2R・(√3/2)
7/3=√3・R
√3・R=7/3
R=7/3√3
R=(7√3)/9
残るはtan∠EBO’です。
これはここまでの問題よりかなり難易度が高いように感じます。
円の性質と三角比の意味をよく理解していないと解けないと思います。
タンジェントは直角三角形の横が1のときの縦の長さを表しています。
ので、∠EBO’を含む直角三角形の辺の長さがわかれば良いことになります。
例えば、O’からBEに垂線を引きます。
すると、その垂線の足はBEを二等分します。
ってことで、三平方の定理などで、必要な三角形の辺の長さが全て出るので、
タンジェントの値も出る。
という寸法になるわけです。
やってみると、解答は以下のようになります。
tan∠EBO’=√3/9
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★まとめ★
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なんか三角比の問題っぽいね
→ 円周上に頂点がいっぱいあるので、まずは円周角の定理
→ わかったことは図の中にどんどん書いていく
→ 線がちょっと多くなるから、大きめに描き直してみようかなぁ
→ 余弦定理や正弦定理などを使えば何とかできそう・・・
→ できた〜!?
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発行者 江間淳(EMA Atsushi)
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