2009/05/09
第14回「変動損益計算書」です(続きです)
いつもありがとうございます。 「ど真剣」(笑)税理士 西川です。 またまた、お久しぶりになってしまいました。(笑) GWは遊びまわっていたわけではありませんが、 この不景気のなか、幸いにも新規の契約を数件頂きましてバタバタしておりました。 本当に有難うございます! 今回は、前回からの続きで「変動損益計算書」ですね。 「変動損益計算書」自体は前回まででご確認頂けましたでしょうか? 日が空いていますので、よろしければこちらで前回・前々回の内容を ご確認くださいね。 http://www.mag2.com/m/0000280651.html さて、今回は「変動損益計算書」の利用方法などをみていきたいと思います。 突然ですが、「銀行借入金の返済元本は、会社の利益から返済しなければいけない。」 というような内容を聞いたことがありませんでしょうか? こちらの意味を考えてみましょう。 前回のメルマガを一部引用します。 ここからです。 「 今年度の固定費が1億円。 限界利益率が50%。 と仮定すれば、この会社は、最低1億円÷50%=2億円 の目標売上高が必要なのがわかります。 2億円は、収支がトントンとなる最低の数字ですから、 減価償却費、借入金返済予定金額、次年度の特別の支出など 色々なものを考慮して目標売上高は決定されなければいけません。 」 ここまでです。 この会社が予定通り2億円の売上高を達成した場合は、どうなるでしょうか? 売上高2億円 変動費1億円((1−限界利益率)=変動費率→50% 売上高×50%) 限界利益1億円 固定費1億円 経常利益0円 ですね。 ここで、この会社に銀行借入金が3千万ありまして、 月々25万円の元本と利息を支払っていたとしましょう。 支払利息は、多少のズレはありますが固定費と考えますので、 上記固定費1億円の中に含まれています。 ですが、月々25万円の元本(年間300万円)は、 会社経理上は費用ではありませんので、 変動費・固定費の中には含まれていません。 単純に考えて、売上高2億円であれば収支はトントンとなりますが、 資金的なキャッシュベースで考えると、300万円の赤字となってしまいます。 こちらの返済をするために、さらに銀行からお金を借りる必要が出てしまうのです! 目標売上高を設定させてもらう際には、そのようなことがないように 固定費を以下のように変形して考えています。 固定費+年間の返済元本−減価償却費=広い意味での固定費的なもの 減価償却費は、資金的な支出がない科目なので、固定費から差し引いています。 減価償却費を100万円と仮定すれば、 1億円+300万円−100万円=1億200万円(資金的に考えた固定費的なもの) 目標売上高=1億200万円÷50%=2億400万円 当初出てきた数字より400万円多い売上高を達成しないと資金的には、 会社の運営ができないことになります。 ここで細かいですが、 売上高2億400万円 変動費1億200万円((1−限界利益率)=変動費率→50% 売上高×50%) 限界利益1億200万円 固定費1億円 経常利益200万円 となり、 資金的には、経常利益200万円+減価償却費100万円−元本300万円 となりますので、めでたしめでたしと考えたいところなんですね。(笑) しかし、利益が200万円出ていますので税金が発生します。 この税金も当然資金が出ていくものなので、この納税資金まで考えた 目標売上高の設定が必要なのですね。 こちらは、過去の繰越欠損金なども考慮して設定させて頂いています。 長くなりましたので、本日はこのあたりで失礼させて頂きます。 最後まで読んで頂きましてありがとうございます。 毎日に感謝しております。 --------------------------------------------------------------------- 西川康彦税理士事務所 税理士 西川康彦 お問合わせは→http://lai-la.com/ --------------------------------------------------------------------- ●メール配信の解除 →http://www.mag2.com/m/0000280651.html



