2009/04/21
「変動損益計算書」です(続きです)
いつもありがとうございます。 「ど真剣」(笑)税理士 西川です。 前回からの続きで「変動損益計算書」ですね。 前回は、「総原価」を「変動費」と「固定費」に分けること 「限界利益」とは、(「売上高」−「変動費」)であること 「限界利益率」が分かると、必要「売上高」を求めることができること などをご紹介しました。 こちらの図(変動費と固定費)をご参照くださいね。 http://lai-la.com/cms/2009042009500692.html 「損益計算書」 では、上の必要「売上高」が算出できないこともお伝えしました。 「変動損益計算書」です。 こちらをご参照ください。 http://lai-la.com/cms/2009042009500692.html 言葉はどうでもよくて、 「売上高」が一番上にありまして、 その下に「変動費」合計 その下に「限界利益」 その下に「固定費」合計 最後に「経常利益」があります。 当然ですが、「経常利益」は「損益計算書」の「経常利益」と一致しています。 会計ソフトを使って日々の記帳をしている場合がほとんどでしょうが、 こちらの「変動費」「固定費」を科目ごとに設定しておけば自動的に 「変動損益計算書」が出来上がります。 設定さえしっかりしていれば(会計ソフトが「変動損益計算書」出力に 対応していることが大前提ですが)余分な手数を取られることなく 出来ますので、是非ともこの計算書を作ってみてくださいね。 さて、「変動損益計算書」があれば必要「売上高」が算出できることは、 すでに説明しました。 前回の会社は、経常利益がマイナス1,000万円でした。 この会社の限界利益率が50%だったとしましょう。 (「変動損益計算書」の「売上高」と「限界利益」から率が導き出せます。 参照頂いている会社の限界利益率は、32.3%ですね。) 必要「売上高」は、1,000万円÷50%=2,000万円となります。 つまり会社の「売上高」が2,000万円増えて 「変動費」(1−限界利益率)が1,000万円増えて 「限界利益」が1,000万円増えて 「固定費」は増減がなくて 「経常利益」が1,000万円増えることになりますので、 マイナス1,000万円と今回の上乗せ1,000万円で0円となります。 2,000万円以上売上高を増やせば黒字化することが分かりました。 「変動損益計算書」は、計画書を作る上でも、とても便利です。 次年度の計画書を作る上で、普通は今年度実績の数字を参考にします。 今年度の固定費が1億円。 限界利益率が50%。 と仮定すれば、この会社は、最低1億円÷50%=2億円の売上高が必要なのがわかります。 2億円は、収支がトントンとなる最低の数字ですから、 減価償却費、借入金返済予定金額、次年度の特別の支出など 色々なものを考慮して目標売上高は決定されなければいけません。 このあたりは、次回以降にまたお話させて頂きます。 今回は、きっちりとした「変動損益計算書」を作成するために 守って頂きたいことを挙げておきます。 ○まず、「変動費」と「固定費」に分けて下さい。 スタートはここです。すでに言いましたように、科目ごとに設定すればよいので簡単です。 ○発生主義で計上して下さい。 こちらも言葉はどうでもよくて、お金をもらっていない、払っていなくても、 計上すべき「売上高」「原価など」を売掛金、買掛金で計上して下さい。 ○月次で数字を把握するため毎月「在庫の把握」を行ってください。 期末にやる棚卸を毎月行って頂きたいのです。 より正確な「限界利益率」が出ます。 概算の数字で構いません。 これだけやって頂ければ正確な「変動損益計算書」が出ます。 この計算書で経営管理を行って頂きたいのです。 次回は、その他の使い方などを見ていきましょう。 最後まで読んで頂きましてありがとうございます。 毎日に感謝しております。 --------------------------------------------------------------------- 西川康彦税理士事務所 税理士 西川康彦 お問合わせは→http://lai-la.com/ --------------------------------------------------------------------- ●メール配信の解除 →http://www.mag2.com/m/0000280651.html


