2010/01/01
メルマガ◎いわし洞通信 (No.0024 2010/01/01 満月の号)
★☆★ メルマガ◎いわし洞通信 (No.0024 2010/01/01号 ) ★☆★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ◆◆ 月のリズムでお届けします『メルマガ◎いわし洞通信』 ◆◆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 読┃み┃物┃・┃目┃次┃ ━┛━┛━┛━┛━┛━┛ ◇今日(1/1)のお月様とお日様の予定 ◇今日のいわしの本棚~『悲しみを聴く石』白水社/アティーク・ラヒーミー ◇新・新月いわし洞通信0024 ~ 石、あるいは意思をもった石のような存在 ~ ◇身辺雑記帳(あとがき・・・のようなもの) =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ★ ■■ メルマガ◎いわし洞通信 (No.0024) ■■ ★ =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ◎ 今日( 1/1) のお月様とお日様の予定 (登録計算地点 東京 ) 月出 17時10分 月没 7時 3分 (正午月齢 15.6) 日出 6時50分 日没 16時39分 (昼 時間 9時48分) 参照: http://koyomi8.com/sub/moonrise.htm (月出没計算) http://koyomi8.com/sub/sunrise.htm (日出没計算) (詳しくは「日刊☆こよみのページ」http://koyomi8.com/ ) ■xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx ◇新・新月いわし洞通信0024 ~ 石、あるいは意思をもった石のような存在 ~ xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx■■■ 2010年の元旦は、満月の日と重なりました。 そんなわけでこのメールマガジンが NEW YEAR MAIL となってしまいましたが、意図したわけではありません。 「こよみのページ」によりますと 19年に一度は、元旦と満月が重なるそうです。 ★【日刊☆こよみのページ】2009/12/31 号 (No.1188) より★ 「元日のその日が満月となる年は他にもありますか?」 という問い合わせがありましたので、近年の元日満月の年を調べてみると次 のようになりました(調べた期間は西暦1870~2070年の間)。 1885,1896,1915,1934,1972,1991,2010,2029,2048 の 9回。 200 年間で 9回は多いのか少ないのか。 元日が満月になる日は例外もありますが基本的には19年に 1度くらいの割合 で巡ってきます。19年に 1度ということは、つまり 235朔望月 ≒ 19太陽年 という関係、サロス周期です。 太陽暦(今私たちが日常使っている新暦もその一種)で19年毎ごとに、同じ 日付がほぼ同じ月の満ち欠けの状態になるという周期です。 この関係がありますから、今年のように元日が満月となる日があれば、その 19年前、19年後も満月になる可能性が高く、2010年に関してもその前の1991 年とその後の2029年が満月となっています。 ◇◆◇ 19年前には、月の朔望のことなど、念頭になかった私ですが、 19年後まで変わらずこの好奇心を持ち続けられるでしょうか。 とりあえず今は、望よりは朔が好きな一人の存在として 望の日はあっさり本の紹介をさせていただきます。 1年の振り返りは、旧暦新年の号でまとめてしますね。 ◇◆◇ 2週間前の、超特急の寒気団が輪島上空に来たとき、 ガソリンスタンドでタイヤを冬用に替えてもらいました。 そのとき、待っているところには新聞数紙と雑誌などが ありました。もちろんテレビもついていたけど。 銀行でも新聞あれば新聞読みますし、このときもそうでした。 その日は日曜日。読売新聞の書評欄をじっくり読んでいました。 私はそこで、2冊の本に関心を持ちました。 1冊は『世界でいちばん阿呆な旅』。 世界各地にある珍地名(エロマンガ島とか、キンタマーニとか?!)を 実際に訪ねまわった成果を本にまとめたものです。 地名を読んでいるだけでくすくす笑いが止まりません。 これ、読ませたい人がいるなぁ。 昔こういうネタで盛り上がった、今は高一の息子。 「♪キンタの大冒険」というダジャレ唄で盛り上がったのは何年前だった? 今はほとんど本とか読まないけど、こういうのなら 手に取るかも? そうだ、これは彼のクリスマスプレゼントにしよう。 心の中で即決して、新聞書評を一緒にいたダンナにも見せました。 ◇◆◇ もう1冊は、イスラム文化圏の小説『悲しみを聴く石』。 石、という言葉は私の関心をひきました。 アフガン亡命作家による<ゴングール賞>受賞作、 とオビにありました。 原題の「サンサ・サブール」とは、 ペルシア語で「忍耐の石」という意味だそうです。 ペルシアの神話に、その魔法の石に向かって 人に言えない不幸や悲しみを打ち明けると、 石はそれをじっと聞き、飲み込み、ある日こなごなに打ち砕ける。 その瞬間、人は苦しみから解放される、 という言い伝えがあるそうなのです。 ◇◆◇ アフガニスタンのどこか、または別のどこかの どこにでもあるような一室で、 名前すら与えられない「女」と「男」が登場する。 「男」は寝たきりで自分で動くことはできない。 「女」はその妻で、彼の世話をしている。 二人は親の決めたものとしてお互いに婚姻関係を結び、 男はある日戦争に行き、そして動けない身体になって帰ってきた。 日常的に繰り返されるアッラーへの礼拝。 そんな中で妻である「女」は夫である「男」に向かって 日々の出来事や、自分の想いを述べていく。 あたかも男が「悲しみを聴く石」であるかのように。 ◇◆◇ この小説を読んで、小説とは大掛かりな事件が必須なのではない、 人の心の出来事なのだ、と痛感しました。 もちろんこの小説でもラストに大きな事件がおこるのですが、 そこに至るまでの舞台のほとんどは 何もない部屋。 まるでベケットの戯曲のようです。 女は、男が自分の意志を持って生活していたときには 決して言えないようなことを、少しずつ、寝たきりの男に向かって 告白していきます。 これ、なんだかわかります。 意思をもった、聴く耳をもたない人には決して話せないことが、 意思をもっていないかもしれない石のような存在になら 話すことができる。 私のこのメールマガジンを書く、という行為も それに近いのかもしれません。 直接の体温を介在させない、ネット上のお手紙。 普段なら言えないことも時折告白しながら。 ◇◆◇ それでも言葉は力を持っていて、 開かないはずの扉がひらくような出来事があり、 物語は終結します。 これ以上はネタばれになるからここでは書けませんが、 何度も繰り返し読みたくなる不思議な小説でした。 結婚とは、夫婦とは。 イスラム文化圏の夫婦像が、いつの間にか自分のそれと重なるから 不思議です。。。 ◇◆◇ ここまで書いて、既に日付が新年になっていました。 北陸は大荒れで、初日の出も、その前の月食も とても見られそうにはありませんが、 せめて日の出の時間前に配信セットをして 眠ることにしましょう。 みなさん、A HAPPY NEW YEAR!! ■xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx ◇身辺雑記帳(あとがき・・・のようなもの) xxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxxx■■■ ★ 大晦日の新聞に、この一年の有名人の訃報一覧と、 今年の名語録集が2ページにわたり特集されていました。 気になる有名人が何人か他界された年でした。 忌野清志郎しかり、レビストロースしかり。 語録のほうには、村上春樹が、「エルサレム賞」受賞の スピーチで述べた言葉が気になって、切り抜きました。 それを紹介して今年最初の言葉とします。 「高い壁とそれにぶつかって割れる卵があり、 いつも自分は卵の側に付く。 爆弾犯や戦車、ロケット弾、白リン弾が高い壁で 卵は被害を受ける人々だ。」 (2月、イスラエルの最高の文学賞「エルサレム賞」 受賞スピーチで述べた、村上春樹の言葉より) このメールマガジンへの感想やご意見などをお寄せください。 宛先 Email アドレスは newmoon@iwashido.com =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=- ★このメールマガジンの配信解除は以下のアドレスから行うことができます。 http://www.mag2.com/m/0000280615.html (まぐまぐ配送分) ****************************************** 発行責任者 : 新月いわし洞 いわし猫 公式HPURL : http://www.iwashido.com/ 連絡先E-mail : newmoon@iwashido.com ( ブログ: http://iwashido.exblog.jp/ ) ****************************************** =-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-=-


