2009/04/08
メールマガジン「佐賀UD通信」第14号
--------------------------------------------------------------------- *写真つきで見やすいホームページ版は次をクリック(県UDHP)* http://saga-ud.jp/manabu/mailmagazine/15-no.14/index.html --------------------------------------------------------------------- ユニバーサルデザイン(UD)は「人にやさしいデザイン」。全ての年齢や 能力の人々に対して、できるだけ利用しやすい製品や環境をデザインすると いう考え方です。佐賀県は、「三世代みんなが安心して暮らせるまち」を目 指して、ユニバーサルデザインを積極的に推進しています。 --------------------------------------------------------------------- ■□■目次(index)■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■ 1=連載コラム「さがUDカフェ(6号店)」 学校教育におけるユニバーサルデザイン(UD)教育を推進していきます 2=連載コラム「さがUDカフェ(7号店)」 特別支援学校の子ども達との「こころ」と「こころ」の交流 〜共生社会の礎として(交流及び共同学習)〜 ■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■■□■■ ===================================================================== 1=連載コラム「さがUDカフェ(6号店)」 ===================================================================== 連載コラム「さがUDカフェ」は、佐賀県が推進している「ユニバーサルデ ザイン(UD)」について、担当部署の課長に登場いただき、様々な取組の現 在(いま)を皆さまにご紹介するコーナーです。 「さがUDカフェ」6号店は、次世代を担う子ども達へのユニバーサルデザイ ン教育の取組についてご紹介します。 --*---------------------------------------------------------------*-- 学校教育におけるユニバーサルデザイン(UD)教育を推進していきます 佐賀県教育庁学校教育課長 平山 又一 --*---------------------------------------------------------------*-- 佐賀県教育委員会では、学校教育の中でUDの視点に立った取組を実施し、 子どもたちのUDへの理解を深めていくことを、「佐賀県教育の基本方針」に 掲げて推進してきました。 現在、県内の各学校では、次のような取組が行われています。 ●障害者、高齢者の疑似体験、講話 ・疑似体験装具などを使って障害者や高齢者の体験をする。 ・障害者、高齢者、子育て中の方(妊婦のときの体験談も含む)などに、日 常生活や移動する際に困ったことなどについて具体的に話を聞く。 ●UDを取り入れた製品の体験、アイデア考案 ・左右両用の文具や、手の力が弱くても持ちやすい食器などを実際に扱って 体験する。 ・UDを取り入れた製品・建物・道路などのアイデアを、自分たちで考える。 ●まちや建物の中のUD調査・発見、みんなが住みやすいまちづくりの提案 ・学校や店舗、公園、道路などを調査して、色々な立場の人の視点から見直 して、使いにくいところや、多くの人が使いやすいよう工夫されたところを 発見する。 ・自分たちの住むまちの、学校や店舗、公園、道路などで、どういうところ を変えれば、もっと多くの人が住みやすくなるかを、自分たちで考える。 ・その結果を保護者や地域の人、地元の市町長などに報告する。 ●紙芝居やかるたを使ったUDの啓発活動 ・高等学校でUDの紙芝居やかるたをつくり、小・中学生などに啓発活動を行 う。 佐賀県教育委員会では、このような学校の取組を支援し、未来を担う子ど もたちが、人間の多様な個性や違いを理解して、当たり前のものとして身に つけ、相手を尊重する意識や思いやりの心を育んでいきたいと考えています。 ***関連リンクなど*************************************************** ●学校教育におけるユニバーサルデザイン(UD)教育の推進(PDF:157kb) http://saga-ud.jp/manabu/mailmagazine/15-no.14/udkyouikusuisin.pdf ●学校教育におけるUD教育の推進(県UDホームページ) http://saga-ud.jp/keikaku/kokoro/udkyouiku/index.html ●平成20年度佐賀県教育の基本方針(県ホームページ) http://www.pref.saga.lg.jp/web/kyouiku_kihon.html ******************************************************************** ===================================================================== 2=連載コラム「さがUDカフェ(7号店)」 ===================================================================== 次は、特別支援学校のチャレンジド(※1)の子ども達と地域の小・中学校 等の子ども達との「交流及び共同学習」の取組についてご紹介します。 (※1)チャレンジドとは、アメリカで障害者(ハンディキャップド・ピープ ル)という呼称に替えて生まれた言葉で「神から挑戦するという使命・課題・ チャンスを与えられた人」という意味が込められています。 --*---------------------------------------------------------------*-- 特別支援学校の子ども達との「こころ」と「こころ」の交流 〜共生社会の礎として(交流及び共同学習)〜 佐賀県教育庁教育政策課長 坂本兼吾 --*---------------------------------------------------------------*-- 佐賀県教育委員会では、特別支援学校の子ども達と地域の学校の子ども達 などが、交流を行う「交流及び共同学習」に取り組んでいます。この交流は、 県立特別支援学校8校すべてで行っています。 交流及び共同学習には、「学校間交流」と「居住地校交流」があります。 「学校間交流」では、特別支援学校に在籍する子ども達と特別支援学校のあ る地域の小・中学校等の子ども達が交流を行います。 子ども達は、調理をしたり、プールで泳いだり、また歌やダンスなどを行 い楽しく交流しています。子ども同士、徐々に打ち解けて、互いに協力しあ い、楽しんでいる様子を見ることができます。 また、地域の小・中学校の子ども達にとっては、車いす体験や手話など普 段あまり体験しない活動もあり、障害のある子ども達の立場になって考える 貴重な学習の場にもなっています。 学校によっては、ボランティア協議会とも連携して地域の方々にも参加い ただきき、障害に対する理解啓発の機会ともなっています。 「居住地校交流」では、特別支援学校に在籍する子ども達が、居住する地 域の小・中学校に出向いて交流を行います。子ども達は、国語や音楽などの 学習をしたり、運動会や文化祭などへ参加します。 特に、この交流は、特別支援学校の子ども達が住んでいる地域での交流で すので、交流を通してお互いを知り、地域で共に暮らす仲間意識を高める良 い機会となっています。 中には、交流した学校の子ども達が、特別支援学校の子どもの家に遊びに 行ったという、こころ温まる話もあります。 このように交流及び共同学習は、互いを理解し、こころのバリアフリーを 社会に根ざすための活動です。 今後もこの活動を通じ、障害のある方もない方も、手を携えあって共に暮 らしていく社会づくりを推進していきます。 ***関連リンク******************************************************** ●平成20年度交流及び共同学習推進事業実施要項(PDF:60kb) http://saga-ud.jp/manabu/mailmagazine/15-no.14/jissiyoukou.pdf ●子ども達の交流・共同学習〜共生社会の礎〜(県UDホームページ) http://saga-ud.jp/keikaku/kokoro/kouryu/index.html ******************************************************************** 平山課長さん、坂本課長さん、ご紹介ありがとうございました。 佐賀県知事の古川康さんも、チャレンジドの皆さんが地域社会で共に暮ら していることを教育することの重要性について、ある知人との会話を紹介し ながら指摘していました(※2)。 このような取組を通じて、次世代を担う子ども達の中に、人間と社会に対 する豊かな感性や洞察力が育まれていくことを期待したいですね。 (※2)ご興味のある方は「佐賀県知事古川康のパワフルコム」のメールマガ ジンのバックナンバー「週刊yasushi第295号〜ある土曜日の夜に〜」をご覧 ください。 http://www.power-full.com/syukanyasushi/syukan2009-2.html --------------------------------------------------------------------- 編集後記 --------------------------------------------------------------------- 3月24日に開催した「さがUDフェスタ2009」(主催:佐賀県)。前熊本県知 事の潮谷義子さんをお招きした講演「一人ひとりが輝くユニバーサル社会」の 中で、同氏は次のようなことを指摘された。 「地域社会で増えていくお年寄りを自らの中に捉え、老いた人との世代間の 交流をすることなくして、設計や建築、広報やサービスに携わる人たちがUDを 発想できるのか。将来を見通して今何をすべきかを見出せるのか。」 「UDという精神性の中には、多様な人々の存在を捉えることができ、その人 たちを包み込むことができる、そういった社会づくりが当たり前になっていな いといけない。それなのに、今はそれが非常に遠くなってきているような気が しています。」 人々の存在の多様性を理解し、認め、それぞれの個性や可能性を尊重しなが ら、全ての人を地域社会に包み込んでいく。そのような社会を創っていこうと いう考え方、いわゆる「ソーシャル・インクルージョン」の視点を持つことが 重要であるということだろう。 子どもたちへの教育を通して、または県民・企業・CSO・行政との協働を通 して、潮谷さんが指摘された懸念をどれだけ払拭していくことができるのか。 ユニバーサルデザインという言葉は、私たちの地域社会に対して、このよう なことを問いかけているような気がします。 --------------------------------------------------------------------- メールマガジン「佐賀UD通信」第14号(平成21年4月8日) --------------------------------------------------------------------- ■発行 佐賀県健康福祉本部地域福祉課 〒840-8570 佐賀県佐賀市城内1-1-59 【TEL】0952-25-7053 【FAX】0952-25-7264 ■メールアドレス ud@pref.saga.lg.jp 皆さまからのご意見・ご感想や情報提供をお待ちしております。 ■さがユニバーサルデザインラボ(ホームページ) http://www.saga-ud.jp/ ■メールマガジン「佐賀UD通信」のバックナンバー http://www.saga-ud.jp/manabu/mailmagazine.html このメールマガジンは、ひとりでも多くの方に読者となっていただけるよう、 佐賀県のメールマガジンシステムとメールマガジン配信サイト『まぐまぐ!』 から発行しています。 <佐賀県ホームページからの登録・解除> https://www.pref.saga.lg.jp/portal/public/WH/FWHM000401Action.do?t=5 <メールマガジン配信サイト『まぐまぐ!』からの登録・解除> http://www.mag2.com/m/0000280554.html ---------------------------------------------------------------------



