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第三種電気主任技術者(通称電験三種)は、電気保安管理のスペシャリストとして将来性のある資格ですが、資格取得のためには幅広い電気知識と数学力が必要とされます。取得のためのノウハウを定期的にお知らせします。

  • 発行周期 週刊
  • 最新号 2009/09/01
  • 部数 266部
  • メルマガID 0000280413
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2009/06/01

電験三種取得講座(理論)

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今週は「電子回路」に関する情報です。

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 ☆★☆★☆★ 電験三種を取得しよう! Vol.021 ☆★☆★☆★
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こんにちは!

ここまで、電気理論について学習してきた。電気理論のなかでも、ちょっと難し
そうなのが電子について。
最新電気動向を学習していく上では、どうしても、この電子については避けて通れ
ない。しかし、専門的に踏み込んで学習することは、第三種電気主任技術者を勉強
していく上では得策ではない。今回、電子について説明していくが、今まで(過去
の出題問題)の傾向を踏まえて上で、学んでいこう。
あくまで、基礎的な部分の説明にしておくので、余力のある読者については、より
深く学んでおくことをおすすめする。

さて、電子の動きか学習していこう。

1.電子放出
(1)熱電子放出
被熱体(金属)に熱を加えると、一定温度以上で表面が振動し、電子が放出される。
これを熱電子放出といい、熱電子によって放出した電子を熱電子という。

(2)光電子放出
金属に光を照射したとき、表面が振動して、電子が放出される。光によって放出され
た電子を光電子という。

(3)2次電子放出
金属にエネルギーを持った電子を衝突させると、金属中の電子が表面から飛び出す。
衝突させた電子を一次電子、飛び出した電子を二次電子という。

(4)電界放出
金属板に一定以上の電圧を加えると、金属板から電子が放出される。これを電界放出
という。


2.電子の力
(1)電界中の電子
電荷Qが電界E内にあるときの、電荷の受ける力Fは
F(N:ニュートン)=Q(C:クーロン)E(V/M:ボルトパーメートル)であらわすこと
が出来ます。
一般に電子の場合、電荷はeであらわすので、F=eE

また電子の運動エネルギーWは、
W(J:ジュール)=mv2(2乗)/2とあらわすことができます。
m:電子の質量(kg)
v:速度(m/s)

さらに、Fの力でd(m:メートル)動いたときの仕事W´は
W´=eEd=e*V/d*d=eV となる。

(2)磁界中の電子
F=vBe・・・ローレンツ力 
電子は円運動をする。

電界中の電子、磁界中の電子については、出題頻度が高く、また式の展開が要求され
るケースも多い。
運動理論を確実にマスターし、式を導き出せるように練習しておきてください。

3.半導体
(1)真性半導体
(2)不純物半導体
○n形半導体
○p形半導体

まず、真性半導体について覚えましょう。ついで、不純物半導体であるp形、n形に
ついてそれぞれの特徴を捉えて学習すると良いでしょう。
(3)半導体の性質
半導体さまざまな電気的特性を持っています。それでは、その特性について学習して
いきましょう。

(1)光電効果・・・光を当てると電圧を発生したり、電流が流れやすくなる。
(2)熱電効果・・・異種金属を接続し、一端を熱すると電流が流れる。
(3)ペルチェ効果・・・2種の金属を接続し、直流電流を流すと、一端が発熱、他端
では冷却が起こる。
(4)ホール効果・・・導体や半導体に電流を流し、電流と直角に磁界を加えると、
それらと直角の方向に電圧が生じる。
(4)キャリアの速度
V=μE

v:速度(m/S)
μ:移動度(m2(二乗)/V・S)
E:電界(V/m)

※キャリア:電子と正孔

(5)pn接合
p形半導体とn形半導体を接続したものをpn接合という。

4.トランジスタ
(1)p形半導体とn形半導体を組合せ、pnp npn 構造としたものがトランジスタで
あり、電気信号の増幅やスイッチングを行う。3端子あり、エミッタ(E)ベース(B)コレクタ(C)であらわす。
お手持ちのテキストで、図記号を確認し、覚えてください。

このほか、電界効果トランジスタ(FET)も出題頻度が高いです。要チェックです。

(2)増幅回路・発信回路
   小さな電気信号を大きな電気信号に変えることを増幅といいます。その
  装置を増幅器といいます。
   
○発信回路の種類
・CR発信回路
・ハートレー発信回路
・コルピッツ発信回路
※電流増幅率や発信周波数について、問われる問題が出題されることがあります。
基本的な概要は覚えておきましょう。
(3)演算増幅器
 演算増幅器(OPアンプ):反転入力端子(―)と非反転入力端子(+)の二つの
入力端子を持ち、出力は一つ、2入力端子間の電位差は0と考えてよい。
      
○非反転増幅回路
○反転増幅回路
○差動増幅回路

トランジスタの問題を解くには、トランジスタに関する知識が必要です。テキストを
しっかり読んでおくと理解できるものと思います。計算にいたっては、それほど複雑
な計算は出題されないと思います。
がんばってください。

次回は、電力(送電)です。


こちらも見てください!URL  http://ameblo.jp/pe-japan/
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