2009/02/09
電験三種取得講座
☆━☆━☆☆━☆━☆☆━☆━☆☆━☆━☆☆━☆━☆☆━☆━☆☆━☆━☆☆ 今週は「直流回路」に関する情報です。 ☆━☆━☆☆━☆━☆☆━☆━☆☆━☆━☆☆━☆━☆☆━☆━☆☆━☆━☆☆ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ ☆★☆★☆★ 電験三種を取得しよう!Vol.005 ☆★☆★☆★ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ こんにちは! 前回まで、三種に必要な計算について説明してきました。特に重要と思われる 三平方の定理、複素数計算について学習しましたが、それらのみでは不十分で あることは、読者の皆さんが一番理解していると思います。 計算は、「実際に書いて計算すること」が最も大切です。安易に計算機に頼らず、 実際に計算してみてください。 では、本題に入ります。 今回は直流回路についてです。 直流回路については、ほとんどの読者は既に理解しているか、イメージはつか んでいるのではないでしょうか。 さて、直流回路ではどういった問題が出題されるのでしょうか。 芋ずる方式で考えていきましょう。 効率良く電気を流すことは、電気業界では永遠のテーマです。いかに損失を少 なくするかですね。損失=抵抗になるわけです。 それでは、抵抗の公式です。R=ρl/S R:抵抗(Ω) ρ:抵抗率((Ω・m) l:長さ(m)s:面積(m2(2乗))です。 この抵抗率は、導電率(S/m)と反対の関係があります。注意してください。 また、導体は温度によって、抵抗値が変化します。 R=R0(1+αT) ここで、R:T℃における抵抗値、R00℃における 抵抗値 α:抵抗温度係数(例えば銅線の温度係数α=1/234.5) T:周囲温度 (℃)になります。 導体や絶縁体は温度が高くなると、抵抗は高くなります。しかし、半導体はその 逆になります。半導体は、導体と絶縁体の中間のものです。半導体については、 「機械」の学習のときに、詳しく説明したいと思います。 電気が流れるときには、抵抗が発生します。その抵抗をつかんで、直列回路、 並列回路の問題を解いていきます。 実際には、直列のみ、並列のみの問題が出題されることはほぼないと思います。 直列・並列の混合か、各種法則を使用して解くことになるでしょう。 では、その法則について説明します。 1. オームの法則 V=RI (言うまでもありませんね) 2. 重ね合わせの理 複数の電源(電流源、電圧源)を含む回路において、 それぞれの電源が単独にあるとして計算します。電圧源は短絡(ショート)、 電流源は開放(オープン)にします。 3. ミルマンの定理 覚えておくと便利です。解答時間短縮必至です。 4. テブナンの定理 出題の可能性が高いものです。I=E0/(R+R0)必ず 覚えてください。 5. ノートンの定理 V=I0/(G+G0) 6. キルヒホッフの第一法則(電流)、キルヒホッフの第二法則(電圧) 基本的法則ですので、理解しておいてください。 これらの定理または法則を知っておけば、三種では十分でしょう。 参考書等を見て必ず確認してください。 では、次に電力と電力量についてです。 電力P(W ワット)は、P=VIとして求めることができます。 そして、電力量は、電力と消費される時間との積になります。 W(W・s)=Pt、変換して、W=VItまたはI2tとして、熱エネルギー としてあらわすことができます。 実用上は、このW(w・s)ではなく、(kw・h:キロワットアワー)であら わすのが一般的です。 ここで、Cal(カロリー)とJ(ジュール)の換算を説明します。 1(w・s)=1(J) 1(kcal)=4186(J) 860(kcal)=1(kw・h)になります。 熱量計算では、この変換が必要になります。 例えば、電熱器や電気温水器で、比熱体(水等)を加熱した場合を考えてみま しょう。 Q=mcθが成立します。 Q:熱量(J) m:比熱体の重さ(kg) c:比熱体の比重(J/kg/K) θ:上昇した温度(K) 回路計算をする上で、直流回路は基礎的なものです。 今回は、抵抗から始まり→温度によって変化する抵抗値→抵抗の持つ意味を踏ま えての回路計算→回路計算を解くための各種定理・法則→電気がどれだけの時間 が流れたか(電力量)→電力とあわせて発生する熱量という流れで学習しました。 簡単な公式でも展開していくと、さまざまなことが発見できます。公式の展開で、 応用力を養うことができます。多くの問題を解いてみてください。 次回は、電力(水力発電)についてです。 こちらも見てください!URL http://ameblo.jp/pe-japan/


