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新規事業開発コンサルティングに長年携わってきた経験をもとに、独自の新規事業プロセスマネジメント論の視点から実践に役立つ持論を展開。

  • 発行周期 不定期
  • 最新号 2009/09/01
  • 部数 35部
  • メルマガID 0000280358
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2009/05/09

行商のような新規事業開発

 ある会社の話です。新規事業開発を4年にわたってやってきたその会社は、新規事
業部門スタッフを数名抱え、いろいろな新規事業の個別テーマを何十件と追いかけ
ていました。
そのどれもが小粒のものばかりで、売上計画(といっても希望的な数字)の10億円に
は程遠く、全部あわせても2千万円程度の売上にも満たないまま時間だけが過ぎて
いきます。
個別に活動内容を聞いてみるとまるで行商人のように単価の低い商品を売り歩くこ
とが仕事で、その延長上に新規事業の未来があるという幻想にとらわれているのが
実態です。今のやり方で何年すれば目標の10億規模の新規事業となると考えるか、
その見通しを聞くと、難しいと誰もが言います。部門長に聞くと戦略を立てられな
いとのことで、コンサルタントを依頼したとのこと。その部門長は本業では実績を
上げ役員にまでなったのですが、持ち前の体育会系のガンバリズムで上記のような
行商をしていればいつかは芽が出ると考えている点からしてそもそも誤っています。
4年間の試行錯誤は人件費換算だけでも何億円にも及びますが、日々メーカとして培
ってきたはずのコスト意識も薄弱でしたが、それにもかかわらずコンサル料金が高
いといって値下げ要求をする始末。
 その後、重点的な事業テーマに絞り込み、事業ドメインを設定して戦略シナリオ
を描いて新たな船出の筋道を示して再スタートを切ったわけですが、4年間もの試行
錯誤で過ごしてきたという点こそが問題とされるべきなのです。
 あなたの会社の新規事業開発は行商人のような活動で時間を無駄にしていません
か?

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