2009/04/27
知略が事を制する
レッドクリフが話題になっていますね。やや作りすぎとも言えますが、金城武の諸葛孔明はやはり存在感がとても印象的でした。諸葛孔明はある種のシンクタンク とも言えます。 力技ではなく知略が戦略を優位に導くことはおびただしい歴史の事例が示すとおりで、頭脳部分を強化することが勝利への道に導くわけです。その重要性を理解して いたからこそ劉備は三顧の礼を尽くして諸葛孔明を迎え入れる努力をし、豊臣秀吉が知略に優れた竹中半兵衛を味方につけることにエネルギーを注いだわけです。 事業戦略にも同じように知略が勝敗を決する局面が多々あります。市場が成長期にある時は力技で得意先開拓をすることで売上拡大が可能ですが、やがて市場が成 熟化してくるとその力技にも限りが出てきます。優秀な営業マンの神通力も通用しなくなってきます。そこで求められるのは事業戦略シナリオを描ける知略です。 日本では1970年代にシンクタンクブームが起こりその後もシンクタンクブームは何度か訪ずれました。銀行系をはじめ、メーカー系、流通系、サービス系、建 設系などいろいろな業種でシンクタンク設立の動きが広がっていきました。それらの動きに共通しているのは、マーケットが成熟化し、従来型の成長戦略が描きにく くなってきたという事情が背景にあることです。それらのあるものは消えてゆき、あるものは本業活性化に大いに貢献しており、中にはシンクタンクが新たな市場を 創造していく先駆けとして機能し年100億円もの新規事業による売上拡大を果たしたという例もあります。



