2009/11/13
【TIPS通信22号】駅弁の付加価値
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2009/11/13 第22号 ☆★☆ TIPS通信 ☆★☆ ▼消費生活アドバイザーの知恵が満載▼ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 「 駅弁の付加価値 」 こんにちは。駅弁アドバイザーのahotsukaです。 突然ですが、これまでに大満足の駅弁に出会ったことはありますか? 私は昔から駅弁が好きなので、旅に出るとついつい買ってしまうのですが、 実際のところ「これは大当たりだ!」「大満足!」という駅弁には簡単には 出会えません。駅弁はコンビニ弁当などに比べると割高だし、量がそんなに 多いわけでもない。残念ながら「期待外れだった~」と思ってしまうケース も多々あるわけです。 そもそも、消費者が弁当を買う際に求めるものはなんでしょうか。一般的な 弁当に対しては、おそらく味・価格・安全性・栄養バランスなどが基準とな ってくるのではないかと思います。 となると、駅弁の多くにはそれらの基準を満たしていないものが少なくあり ません。価格は高めだし、栄養バランスはあんまり考慮されていないし、常 温流通なので保存料などもそれなりに入っている。単純に「弁当」として考 えれば、大満足の駅弁に出会うのは難しいようにも思われます。 では、駅弁の魅力は何なのかというと、結局のところ「付加価値」ではない かと思っています。各地方の特産品や名物を食べられるという点、容器や掛 け紙、盛り付けが工夫されているという点、旅情をかき立てられるという点、 歴史・伝統があるという点などの付加価値こそが、駅弁の最大の魅力ではな いでしょうか。 前置きが長くなりましたが、今回のメルマガでは、私自身が「付加価値」が 高いと感じた駅弁の1つを紹介したいと思います。それが三重県・亀山駅の 「志ぐれ茶漬」です。 志ぐれ茶漬は亀山駅の歴史ある駅弁だったのですが、現在は駅構内では販売 されていません。ですので、公式には駅弁とは呼べない存在なのですが、実 は駅前にある「いとう弁当店」にて現在でも購入することができます。 そのような経緯もあり、一部では「幻の駅弁」などと呼ばれているようです。 この「消滅したはずなのに実はまだ存在していて食べられる!」という感覚 は、なんだか得をしたような気持ちに繋がるような気がします。 また、志ぐれ茶漬はおそらく全国で唯一の「お茶漬け駅弁」であり、そのま まで、あるいはお茶をかけてという2種類の食べ方を楽しむことができます。 その物珍しさも付加価値に繋がると思うのですが、いかがでしょうか。桑名 産の高級志ぐれと亀山茶を使用しており、もちろん旅情も満点。味の点でも 私は満足することができました。 このような経緯の駅弁ですので、もしも食べたい場合は事前に電話して予約 することをお勧めします。 なお、今回詳しくは触れませんが、同じような経緯で「幻の駅弁」となって いる例は他にもあります。例えば、岡山県・津山駅の名物だった「しいたけ 弁当」は、現在は津山観光センター内の食堂にて購入することが可能です。 みなさんも旅行や出張の際には、こうした付加価値の高い駅弁を探して楽し んでみてはいかがでしょうか。 ==================================================================== ■ 発行:くらしの情報発信研究会 ■ 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ ■ Copyright (C)2009 くらしの情報発信研究会 ■ 掲載記事の無断転載を禁じます。 ====================================================================


