2009/05/15
古都の景観
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ TIPS通信☆くらしの情報発信研究会メールマガジン 「 古都の景観 」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2009. 5.15.[025-vol.10] ━━━ 奈良に長く住んでいて、とても残念に思うのは年を追うごとに古都の景観が 著しく損なわれてきているということです。 都市化の大きな波が高度成長期を境に奈良にも押し寄せ、青垣山を形作る里 山の多くが住宅地に開発され、緑は色とりどりの屋根に変わりました。道路 も丘を削り田畑を埋め立てて、見違えるばかりに素晴らしく整備されました。 斑鳩や大和三山の周りにもマンションや新しい家が立ち並び、整備された国 道等の主要幹線道路の周りには、ガソリンスタンド、外食産業、パチンコ屋 等、ロードサイトビジネスがそれぞれの存在をアピールすべく、けばけばし い看板やネオンサインが競い合っています。 最近行政も景観について問題意識を持ち始めたようで、奈良県ではそのホー ムページで、県民から寄せられた奈良の醜い景観を紹介しています。京都市 も中心街の看板を規制する条例を検討しているようですが、看板業者の猛反 発を受けているようです。 日本政府も観光庁が“Visit Japan”キャンぺーンを立ち上げ、外国人旅行 者1000万人達成 を目標に活動が展開されていますが、より多くの旅行者を 獲得するには「美しい日本」のあり方についてもっと検討する必要があるの ではと思います。 海外旅行に行って感激するのは、旅行前に見ていた写真や映画よりも、実際 に目の当たりにする景色の方が圧倒的に美しいということです。反面日本で は裏切られることの方が、多いように思います。 奈良は来年遷都1300年祭が開かれますが、会場になる平城京だけでなく奈良 全体の美しさを多くの観光客にアピールできるよう、行政と民間とがもっと 連携を取り合って景観保持に取り組んでもらえればと願っています。 ==================================================================== ■ 発行:くらしの情報発信研究会 ■ 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ ■ 配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000280297.html ■ Copyright (C)2009 くらしの情報発信研究会 ■ 掲載記事の無断転載を禁じます。



