2009/04/15
「5月5日は…」
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ TIPS通信☆くらしの情報発信研究会メールマガジン 「5月5日は…」 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2009. 4.15 [020-vol. 8] ━━ もうすぐ大型連休、そして5月5日は「こどもの日」。 こども達は遊びに連れて行ってもらったり、場合によると何か買ってもらっ たりということを楽しみにしているかもしれません。周りの大人もなんとな くそんなつもりで計画を立てているのではないでしょうか…? 昭和23年に始まる国民の休日「こどもの日」は「こどもの人格を重んじ、 こどもの幸福をはかるとともに、母に感謝する日」と定められた日です。末 尾の「母に感謝する」はどうも最近忘れられているような…。そして「父」 はハナから眼中になし。 さて、この5月5日、「こどもの日」となる前から「端午の節句」として祝 われてきました。男子の健やかな成長や立身出世を願って、武者人形や鎧 (よろい)兜(かぶと)を飾り、鯉のぼりを立て、菖蒲湯に入り、粽(ちま き)や柏餅を食べる、ご存じの男の子の節句です。さわやかな香りが邪気を 祓うとされる植物の「菖蒲」と「尚武」が同じ読みであり、また菖蒲の葉の 形が刀に似ていることから、鎌倉時代以降「端午の節句」は男子の節句にな りました。鎧兜は、男子の身を守るもの。鯉は、黄河の激流・龍門を昇りき った鯉が龍になるという「登龍門」の故事にちなむ出世魚。柏の葉は、次の 葉が出るまで絶対に落ちないので子孫繁栄…。 「端午」という言葉の本来の意味は「初の午(うま)」つまり月の最初の午 の日です。「午」と「五」の発音が同じであることから、それが毎月の5日 になりました。さらに午の月が五月であること、さらに月と日の数が同じ (つまりゾロ目の)日に邪気祓いをする習慣とも絡み、中国で5月5日にな りました。この日、中国では薬草摘みをし、蓬(よもぎ)を軒にかけ、菖蒲 酒を飲んで邪を祓っていました。この5月5日はもちろん旧暦の5月5日、 今のグレゴリオ暦でいえば6月上旬です。 一方、日本ではこの時季、古くから五月忌み(さつきいみ)が行われていま した。早乙女(さおとめ)という若い娘たちが、田の神のために、田植え前 に小屋にこもって穢れを祓い清める行事です。そして、貴族社会では、髪に 菖蒲を飾った女性たちが天皇から薬草の玉を賜っていました。この風習と平 安時代に中国から伝わった5月5日の邪気祓いの風習が結びついたものが、 もともとの「端午の節句」で、女性が主役の節句だったわけです。 日本でも中国でも、本来「端午の節句」は、香草・薬草の力で邪を祓う行事 です。旧暦5月は農作業が本格始動し、害虫が増え、疫病が流行りはじめる 時季なのです。新暦5月のような風薫るゴールデンウィークではありません。 こんな由来も頭の片隅に…。この春新生活を始めた人も、連休で一息入れた ら、仕事や勉強も本格始動!五月病に罹らないよう、しっかり邪気祓いも忘 れずに…。植物パワーに触れるレジャーなどはいかがでしょうか?そして 「こどもの日」には、こどもの健やかな成長を願い、母にちゃ〜んと感謝し ましょう。そして父もお忘れなく…。 ==================================================================== ■ 発行:くらしの情報発信研究会 ■ 発行システム:『まぐまぐ!』 http://www.mag2.com/ ■ 配信中止はこちら http://www.mag2.com/m/0000280297.html ■ Copyright (C)2009 くらしの情報発信研究会 ■ 掲載記事の無断転載を禁じます。



