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2009/07/05

お互いの歴史

こんにちは。
今日は、夫婦の会話から生まれる分かち合いをテーマにしたいと思います。

 夫婦は、文字通り夫と妻二人で一つであることを示します。
しかし、どちらかがこの事に意識がないと…自分勝手になったり、秘密を持ったり、妙なプライドを持ち家族を振り回してしまう時があります。

 なぜ、意識を持つことができないのか?
それは、夫と妻の間に知らず知らずに分かち合いとお互いを思い合う気持ちが欠けてしまっているからです。

 分かち合いとは何なのか?
それは、お互いの事を知りあう事から始まります。
上辺だけを自分をパートナーに見せていたり、上辺だけの自分の歴史しかパートナーに話していたりしていませんか?
それは、お互いを受け入れることもできず、受け入れてもらうこともできません。

 どうすればいいのか?
夫婦の会話を持つことが一番重要です。
夫婦の会話といっても、上辺だけの話しでは意味がありません。
お互いの意見をぶつけ合い、お互いの意思を知ることが重要です。

また、お互いに生まれてから現在に至るまでの歴史を飽きるまで語り合うことが最も必要なことなのです。

育った環境が違う他人同士が結婚という行為によって、共に生活し家族となったわけです。
お互いの歴史が違う者同士が、共に人生を歩んでいるのです。
考えや感じ方、行動が違って当たり前です。

自分たちの子供が将来結婚したときもまた、環境の違うものと結ばれる訳です。
子供にも、その理解力を持たせるために家族全員でも夫婦だけでもいいので、自分の歴史を語り合うべきです。

歴史を語り合うことで、パートナーとの意見の違いに納得したり、パートナーの見かたが変わったりするものです。
お互いに語り合い、意見をし合うことで新しい家族としての在り方も模索することができます。

お互いの思う常識が酷くずれていることに初めて気が付くこともあるでしょう。
でも、それでいいのです。
お互いの妥協点を話し合うにも、お互いの歴史が分らなくては妥協点の位置も分かりません。

例えば、パートナーは虐待を常として育った場合、暴力を自然に行ってしまう傾向が見られます。
また、父親が母親に暴力を振っていることが常の場合は往々にして妻に暴力を振う夫はいます。
妻の場合は、男性に対しトラウマは外せないものになっている傾向が多く見られます。

また、放任主義すぎる家庭に育った場合は何でも自分の意見は通ると思っている場合が見られます。
反対に、親に服従で育った場合は自分の意見がない場合や逆に強く自我を出す場合が見られます。

上記以外にも、育った環境によって曲がった意識を持ってしまっている場合が往々にして見られます。

しかし、そこに違った環境の意見を入れることで受け取り方や、考えを変えるきっかけができるものです。

 私の元には、そういったお互いの環境の違いを知ることも知らずに、また知ろうともせずに相談にみえるクライアントは多く見えます。

私は、まず双方の歴史を聞きます。
あなたにとってお父さんとは?お母さんとは?自分の持っている父親像とは?また母親像とは?から聞いていきます。
原因は大概この歴史にあるからです。

しつけが厳しくなかった家に育った者と、しつけが厳しかった者が結婚した場合。
一緒に生活をして初めてお互いの神経の使い方の違いに我慢の度を越し、離婚をしたい!というクライアントもいました。

恒例のように双方に自分たちの歴史を聞き、そこから双方に課題を出しました。
そんなこともあるのです。

離婚を考えるよりも先にすることは、真の歴史をお互いに語り合い、分かち合うことが優先です。

お互いの事を知りあう努力もせずに、離婚という安易な手段を取らずに、共生のための手段を思案しなおすべきです。

その人を形成している歴史に問いかけをしてからでも遅くはないですよ。

逆に、お互いの歴史を知りあったからこそ、違いがありすぎて離婚することにお互い納得できる場合もあるでしょう。

本当は、結婚の前にお互いの歴史を十分に知りあい、その上で婚姻生活を営むのがいいのですが…
恋愛期間は、お互いに恋は盲目で許せないことも許せてしまう関係ができている場合も多いでしょうね。

かく言う、私もそうです(笑)
いざ、入籍して夫婦としての生活をしてみたら…
まぁ~お互いに腹が立つことの多いこと(笑)

結婚してから4か月の間に3回離婚話が出ました。
これで最後にしようと思った4ヶ月目のことです。
一晩中、まずお互いの生まれてからの歴史を語り合ったのです。
そこでまず初めて納得したことは…
1. 私は街育ち、パートナーは村育ち。
2. 躾が厳しく反抗期がなかった私、躾は自然が教えてくれて適度に反抗期があったパートナー。
3. 教育に厳しく高学歴を良しとした家庭の私、自分の意志のない教育は無駄で自分の強い意志をもって学生生活を送ったパートナー。
4. 高学歴の私、高卒のパートナー。
5. 学歴に対する意識の違いがありすぎる私とパートナー。
6. 家族での賑やかな食事を知らない私、家族で楽しく食事をするのが普通のパートナー。
7. 朝ごはんはトーストで各々が各自用意して食べるしか知らない私、朝ごはんは米飯で全員で食べることしか知らないパートナー。
8. フレンチの食事をよくした私、家での食事が多く外食は数度しかなかったパートナー。
9. 裕福に育った私、特段裕福でもなく育ったパートナー。
10. 母親は家事が苦手で私が家事をしていた私、家事は母親がするものだったパートナー。
11. 女だって権利があり義務ばかりではないと考える私と、女とか男とか語ることすら甚だアホらしいと考えるパートナー。
12. 使い捨てが普通の家庭に育った私と、物は壊れるまで何度でも修理や洗って使う家庭に育ったパートナー。等など…

ここには書ききれないくらいのお互いの相違点を改めて確認し、ならば新しく考えを決めようとか…
この考えは、こうして行こうとかと十分に分かち合い、それ以来離婚の話は出ていません。

これほど違う環境に育った人間同士が共生しているのです。
日々の生活に衝突はありますが、相手の考えが手にとるように分かるので流すこともできれば、受け止めて、真摯に自分のことを考え直す時もあります。

舅が言うには、私たち夫婦は仲がいいのか悪いのかよく分らないそうです。
それでも、よくいろんなことについて話し合います。

子供の進学についても、声を荒げあってもトコトン話し合い、お互いの意見を出し合い、押し付けるのではなく、どちらの意見がいいのか?
じゃぁ、こういう意見はどうだい?とちょっと激しく話しあいます。

教育に関しては、お互い歩んできた道が全く違うので、よく口論になりますが…
結局何といっても子どもの人生だから、私たちがもめてもしょうがないという意見に最近はなりました。

以前は、私が教育強制な家に育ったので、まるで教育の在り方をはき違った教育ママのように意見をしていました。
しかし、パートナーの歴史を受け入れ考えを変え、子供の人生だから子供が決めることで、勉強を強度に押し付けてもしょうがないということに気が付きました。

私は、常に教育の場を親に無理強いのように提供され、必死にやってきたのですが…
随分苦痛であり、勉強や学校のランクの知識はあっても、他の常識に欠けている時が大人になってから知る機会がありました。

だから、自分を変えたのです。

夫婦で分かち合うことによって、自分を新しい環境のために変化させることも可能なのです。

夫婦で行き詰ったら、一度立ち止まりお互いの歴史を話し合うことをしてみてください。
今まで見えなかった何かが見えるはずです。

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