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Dream 21 メール会報 Vol.168(平成13年3月創刊)
いながき昭義と明日の三重を考える会
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【目次】
1、新県立博物館建設にむけてスタート
2、情報公開条例改正案可決
《新県立博物館建設にむけてスタート》
今議会では、新県立博物館基本計画の中間案・最終案と示され、私の所属する生活文
化環境森林常任委員会でかなり激しい議論を行いました。私の主張は以下の5点でし
た。
1、一期工事分として総額約120億円、平成26年完成以降の必要経費が年間約10
億円の投資をこの経済情勢厳しい時期にすべきかどうか?借金が1兆円を超えた県財政
にとってこの投資は耐えられるものか?
2、28万点に及ぶ貴重な収蔵品を後世に残すことは大切な使命であるが、フルセット
の総合型博物館が果たして必要か?収蔵施設のみ建設し、移動博物館等の手法を考える
べきでは?
3、建設後の運営事業スキームについて基本計画では公設公営(一部指定管理)となっ
ているが、限りなく公設民営に近づけるべきである。
4、建設後の来館者見込がほとんど検討されていない。来館者があってはじめて巨額の
投資の意味があると考えられるためしっかりとした見通しを立て、それが達成できない
場合の責任の所在を明確にするべきである。
5、建設予定地には、県総合文化センターや県立美術館が既にあり、それらを一体的に
とらえた将来ビジョンを描くべき。
これらの私の主張に対して議会に財政問題調査会(座長:早稲田大学小林麻理教授)
を設置し、新県立博物館を建設した場合の県財政に与える影響を答申いただきました。
本日、全員協議会を招集し、新県立博物館基本計画最終案の修正案を全議員で議論し
た結果、新県立博物館の基本設計・実施設計の債務負担行為3億5千万円が可決されま
した。
私は最終的にこの議案に賛成しました。理由は、上記私の主張に対し、1、は財政問
題調査会から県財政にとって十分対応可能な範囲との結論が出たこと。2、は移動博物
館を繰り返すことは収蔵品を痛めることになること。3、4、5、については、私の主
張を受け入れ基本計画を修正いただいたこと。そして、県民から190人617件のパ
ブリックコメントが寄せられましたが反対は4件のみであったことです。
この1年間、しっかり議論させていただきました新県立博物館は来年度から具体的な
設計に入り、田川県政から約20年近く続いた課題が、平成26年開館に向けて動き出
すことになりました。
《情報公開条例改正案可決》
北川県政時に、全国に先駆けて情報公開を進めて来ましたが、最近、情報公開請求で
膨大な資料を要求して閲覧しない事例や特定の職員を攻撃するものなど本来の目的を逸
脱した悪意ある請求者のために職員の負担が増えている事例が見受けられ今回その対策
を含めた改正案が上程されました。
今回の改正案のポイントは「権利の濫用」という言葉です。私は基本的に今回の改正
で情報公開が後退するようではいけないと考えています。委員会質疑で、「権利の濫
用」という言葉を条例に書き込むことの問題点を指摘し「濫用」の定義について4月の
施行までに明確にするよう求め、またより慎重な取り扱いをするよう求めました。
また今回の改正の議論の中で、今までの運用で職員が情報公開制度についての理解不
足で請求者に対して不利益を与えていた事例や、公文書管理がきわめてずさんである事
例などが見受けられることが分かりました。職員研修の徹底をして理解を深めること、
公文書管理の徹底を求めました。