大道芸人と愉快な仲間たち冒険記  RSSを登録する

3年の月日が流れる間に僕は世界を半分周り、そして僕は大道芸人となっていた。独特の世界観で人の世を渡り歩きその優しさに触れています。2008年夏の物語、舞台はヨーロッパ。『人生大学』-旅を大学ととらえた青年の人生物語である。

  • 発行周期 週刊
  • 最新号 2009/09/29
  • 部数 15部
  • メルマガID 0000279995
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2009/09/29

ヨーロッパの旅No.17

今日から7月となった。いよいよ夏だ。   

そして今日は、公園へジャグリングをしに行くことにした。気分転換だ。練習もここ最近出来ていなかったので必要だった。
誰かが教えてくれたこの公園。ジャグラー達が集まるらしい。
動物園が公園内にある大きなところだ。綺麗に整備され、家族連れやカップル、人々がのんびりとしている。

広い公園内を歩き回ると、ジャグリングしている人を一人発見した。
早速話しかけ、一緒に練習した。

しばらくすると、どんどんとジャグラーが集まってきた。面白い。
みんな僕より全然上手い。
5本クラブを回せるクリスチャン、モロッコから来ているサムは7つもボールを回せる。
珍しくアフリカ人のジャグラーもいた。西アフリカのギニアから来ているトンゲは、僅か1年でボール7つとクラブ5本を操る。
体がめっちゃやわらかく、アクロバットダンサーらしい。
その鍛え抜かれた肉体は、見てるだけでもすでに芸術の域だった。                 

他にもイスラエル人や、メキシコ人、ブラジル人など、様々な人種がいた。
ジャグリングも、様々な種類がいた。
コンタクトボールやポイ、火を使うジャグリングや、バーテンダーのフレアジャグリング。
座布団を投げている人もいた。                     

色々な人と出会えて楽しかった。
日が暮れてきた。僕はみんなに挨拶して家へと帰ることにした。また来よう。
家へと戻るためにラ・ランブラを歩いていると、ナイトクラブのフライヤーを配っている人がいた。
その彼女に、仕事はないかと話してみたら、その場ですぐに彼女のボスと連絡を取ってくれ、近くなのでそのままボスに会いに行くこととなった。

ビーチ沿いに建つ大きなショッピングモールの一角にあるGreen Roomというパブ。
行くとボスのDaniは僕を待っていてくれていた。
すごくポジティブな人で僕の事を色々と聞いてくれ、たくさん話せた。
彼はナイトクラブも経営していて、人手は欲しいといっていた。                  
けれど仕事を与えて貰ええる上で、ひとつネックだったのが期間だった。                    
僕はここに2週間しかいない。それだけが問題だった。                         
CVを渡し、携帯電話を交換し、彼と別れてきた。

家路へと付くなかで、海を眺め一人たそがれていた。                     
この先本当に働けるのだろうか。                                        
なかなか上手く行かない毎日に気力が落ちてきていた。                             
人と話していても、以前よりそこに力はなかった。                                      
自分自身が変わってきているとさえ感じていた。                        
明日さえわからない今の状況が少し疲れていたのかもしれない。

続く

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