大道芸人と愉快な仲間たち冒険記  RSSを登録する

3年の月日が流れる間に僕は世界を半分周り、そして僕は大道芸人となっていた。独特の世界観で人の世を渡り歩きその優しさに触れています。2008年夏の物語、舞台はヨーロッパ。『人生大学』-旅を大学ととらえた青年の人生物語である。

  • 発行周期 週刊
  • 最新号 2009/09/29
  • 部数 15部
  • メルマガID 0000279995
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2009/09/19

ヨーロッパの旅No.16

今日もバルセロナは酷暑であった。
僕は仕事を探すために昼からバー巡りをした。
ただ旅人の僕が働けるところはかなり限られてくる。
僕が主に当たった所は、英語のみで出来、短期間でもOKで、労働許可証がなくても雇ってくれる仕事だ。

この条件だと仕事はかなり限られてくるが、それに合うピッタシの仕事が、路上で観光客にパブなどのフライヤーを配る仕事だった。
中心通りのラ・ランブラを歩いていると、アイリッシュパブのフライヤーを配っている人たちとたまに出くわす。
僕はその度に配っている彼らに、僕もこの仕事をしたい、と尋ねた。
                      
そうして2軒のパブを知り、人を募集しているからお店に行ってみるといいよと情報を得た。
さっそくその2軒のパブに訪れ、それぞれのマネージャーと話させてもらい、CVを渡してきた。

1軒のほうから良い感じの返事がもらえ、近いうちに僕の携帯電話に連絡をくれると言っていた。
とりあえず待とう。                                             

次の日、ホアンとクリスティーナに連れられて海へと遊びに行った。
クリスティーナの友人のドイツ人のハンナやその娘らも一緒にいた。
海はバルセロナの郊外で、列車で一時間くらい行った所だった。

ここはフランス国境までもう近い。
地元の人しかいなく、綺麗なビーチだが閑散としていた。ここは小さな町だ。
僕は足が悪いので泳げなく、ビーチでジャグリングをしていた。
来ている人たちは地元のスペイン人らだ。
ひとつの面白い文化を見た。女性みんなトップレスだ。
水着は下だけで、上はみんな付けていない。みんなおっぱいを堂々と出している。 
クリスティーナも最初は付けていたが、気がついたら取っていた。
これだけ堂々としていると、特に何も感じない。

ひとつ考え方が違えば、自分の持っていた価値観は全て崩される。文化、人間というものは面白いなと思った。

夕方になって帰るとき、僕はひとつの過ちを犯したことに気付いた。
ビーチでは水着だったために、携帯電話を身に付けていなかった。
服を着替え、携帯電話を取り上げて見ると、1件の知らない番号からの着信があった。
僕は少し顔が青くなった。かけ直すと、案の定、昨日行った一軒のパブからだった。
店の電話かららしく、今はマネージャーがいない為、後で伝えてかけ直すと言われた。

そしてその後、それっきり電話はかかってこなかった。
現状のここバルセロナ、働きたい人は溢れるほどいる。
せっかくの与えられたチャンスを僕は自分自身で水の泡にしてしまったのだった。かなり後悔した。

昨日行ったもう1軒のパブはあまり当てにしていなかった。
明日からまた一から職探しだ。最初はすぐに仕事は見つかるだろうと楽観的に考えていたが、なかなか難しい現実を知っていった。          
この先どうなるのか分からない。不安と焦りだけが増えていった。                
明日も晴れますようにと祈ることしかできなかった。
続く













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