2009/08/28
ヨーロッパの旅No.15
次の日僕はCVを持って、バーなどを周った。 ただ、スペイン語が話せない為、僕が働けるところは限られている。 主なところは、アイリッシュパブや、ツーリストの集うレストランなどだ。 ホアンがやっていたようにとりあえず、お店を見つけたら入り、人を募集してる か聞いて、CVを貰ってくれたら渡し、そうやって何軒も周った。 運が良ければ電話してくれる。後は数だとホアンは言っていた。 僕はバルセロナの中央通り、ラ・ランブラに集うアイリッシュパブを渡り歩いた 。 ホアンに教えてもらったバックパッカーカフェや、近くにあったスターバックス にも行った。 今日は日曜日だったので閉まっている店も多かった。 明日また周ろう。 家へと戻った。 この日の夜は、サッカーヨーロピアンカップの試合があった。 最近毎日のように試合があり、若者は皆それに夢中だった。これはサッカーのヨ ーロッパ大会である。皆サッカーが大好きなので、オリンピック並みに盛り上が る。 ちなみに僕は野球のほうが好きだ。 昼間町を歩いていたとき、スペイン国旗をマントにし歩いている現地の若者らと 、ドイツ国旗を背負って歩いているツーリストたちをよく見かけた。 見ていて面白かった。 そして今夜はいよいよ決勝戦だった。対戦国はスペインとドイツだ。 スペインが順調に勝ち上がってきていた。僕は、今いる国がそうなっていて嬉し かった。 なので僕はスペインを応援していた。 ただ、ドイツはこの間まで旅していた場所だったので、複雑ではあった。 僕は家で、トニーとマリアと一緒にTVで試合を観戦していた。 なにかスペイン側で良いプレーが出て、TVの先のスタジアムで歓声が興るたび に、こっちでは、下の路上で爆竹音や大きな笛の音が鳴り響いた。 ベランダから下を見た。 変な人達がいっぱいいた。夜になると集まってくる人達だ。 みんな一体何をしている人達なのだろう?? そんな事を思ったりした。 見ていて興味深く、面白かった。 そして試合のほうはなんとスペインが優勝した。 応援が通じたようで嬉しかった。 その後の爆竹の嵐と、所々から響いてくる歓声の雄叫び声は、皆で共有する一つ の大きな喜びの証だった。 僕はトニーとマリアと一緒に、タトューとタミーの散歩を兼ね、町を見に行くこ とにした。 スペイン国旗を背負った若者らが町を行進していて、ビール片手にみんなご機嫌 だ。 走り去る車からは、ホーンを何度も鳴らして喜びを表現している。 優勝の雄叫びが響き渡り、その活気は凄まじいものだった。 みんなが一つとなり町全体が喜びに満ちていた。 僕は皆が楽しそうで嬉しかった。幸先がいいなと思った。 家に戻った僕は、明日の為に寝ることにした。明日も仕事探しだ。 騒ぎは朝まで続いていたようだった。 続く


