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2009/11/15

【43回共通 問題38】

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43回共通 問題38
骨格筋について正しいのはどれか。
 1.白筋にはタイプ1線維が多い。
 2.タイプ1線維はグリコーゲンを多く含む。
 3.姿勢保持筋はタイプ1線維が多い。
 4.タイプ2線維にはミトコンドリアが多い。
 5.タイプ2線維は収縮速度が遅い。


 ※ 文字規制の関係から、タイプ1線維、2線維と、表現を変更しております。
   ご了承ください。










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答えは3です!
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ほとんど毎年出題されている鉄板問題ですね。
ですが、この筋生理の問題、若干出題傾向が変わってきているように思います。

どういうことかといいますと、
今までは『赤筋』と『白筋』という用語を用いることが多かったのですが、
ここ2年位前から、『タイプ1線維』と『タイプ2線維』という用語を用いるようになっています。

この筋生理の問題。
ただでさえ、よ~く文章を読まないとイージーミスをしやすい分野です。
『赤筋』が『タイプ1線維』に変わっただけで、ヤヤコシサ倍増です。。。

要するにこの手の問題は、赤い筋肉と白い筋肉の違いを見極めるものがほとんどです。
赤い筋肉の赤色は血色素の色だから酸素が多くて、白い筋肉は酸素が少なくて・・・と、
赤と白で何となくイメージ出来ていたと思います。
それが『タイプ~』という用語になると、なかなかイメージが沸きません。。。

ですのでまずは、
『赤筋はタイプ1線維』と『白筋はタイプ2線維』を必ず覚えて下さい!
そこを注意するだけで、格段に正解率が上がると思います!
後はいつものように、専門用語に慣れていくだけです。

さて、前置きが長くなりましたが、解説参りましょう。


1.は誤りです。
『白筋はタイプ2線維』を必ず覚えて下さい!とお話ししました。まさにコレありきと言うことです。


2.は誤りです。
グリコーゲンを多く含むのは、タイプ2線維(白筋)です。筋収縮に必要なエネルギーを得るため、
酸素を使わずにグリコーゲンを分解する過程でATPを合成するのが、タイプ2線維(白筋)の特徴でしたよね。

タイプ2線維(白筋)は、毛細血管や、血色素のミオグロビン量が少ないために白く見えます。
このミオグロビン。血液中のヘモグロビンみたいに、酸素を運ぶ役割があります。
ミオグロビンが少ないタイプ2線維(白筋)は、酸素供給量も少ないと言えます。


3.は正しいです。
姿勢保持筋って具体的には、大腿四頭筋、脊柱起立筋群、腓腹筋などです。抗重力筋とも言うんでしょうかね。
これらの筋肉は、重力に逆らって立位姿勢を保持するため、長時間持続的に活動しています。

大腿四頭筋、脊柱起立筋群、腓腹筋などは、マラソン選手みたいに持久力を要求されています。
そのため、多くの酸素を消費できるように、毛細血管密度が高かったり、ミオグロビン量が多かったりするのが、
タイプ1線維(赤筋)の特徴です。

さらに、ミオグロビンは血色素なので、ミオグロビン量の多いタイプ1線維は、赤く見えます。


4.は誤りです。
ミトコンドリアはATPを産生したり、細胞呼吸をするところですよね。
細胞呼吸っていうことは、呼吸しているワケですから酸素が多いです。
今までの流れで、酸素が多いのはタイプ1線維(赤筋)の特徴でしたよね!


5.は誤りです。
収縮速度が遅いのはタイプ1線維(赤筋)です。100M走のようなスピードで、マラソンはしないですよね。
ですので、収縮速度の遅いタイプ1線維(赤筋)はタイプ2線維(白筋)に比べて、疲労するのも遅いです。


最後に
このような2つを比較する問題形式を、らくらく乗り切るためのテクニックを1つ!

具体的にいうとこの過去問は、
タイプ1線維(赤筋)と、タイプ2線維(白筋)の特徴を比較している問題ですよね。
一般的には、双方の特徴を勉強して暗記しようとします。

ですが、よくよく考えてみて下さい。
タイプ1線維(赤筋)と、タイプ2線維(白筋)の特徴を比較しているワケですから、
言うなれば、双方は真逆の特徴を持っているということですよね?
また、そうだから問題として成り立つワケです。


具体的には
赤筋のミオグロビン量は多いけど、白筋は少ない。
赤筋の収縮速度は遅いけど、白筋は速い。
などなど。

ですので、
どちらか一方を覚えてしまえば、後はその逆っていう考え方で勉強をすると効率的です!

全てがコレに当てはまるとは思いませんが、
国試のように、短時間で効率的に数多く覚えるためには、必須の勉強テクニックです!

例えば
中枢神経障害と末梢神経障害の違い。
交感神経と副交感神経の作用の違い。
などなど。

いろいろと幅広く使えますよ!



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