ほぼ週刊『知らぬが仏の離婚話』  RSSを登録する

離婚カウンセリングの現場で目にする男女の縺れあいをご紹介します。それは、私自身の後悔であったり、ストレスの発散であったりするかもしれませんが、離婚に悩む方にとっては生の知識として少なからずお役に立てるのではと思います。

  • 発行周期 ほぼ週刊
  • 最新号 2008/11/16
  • 部数 27部
  • メルマガID 0000275552
  • 個別ページ
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はじめまして

ほぼ週刊『知らぬが仏の離婚話』執筆者 石原オサムです。



記念すべき

創刊第一号

タイトルは...(今後とも毎号タイトルがあるわけではありません)




【調停委員に負けた】 ...離婚後の養育費請求についてのお話です。


 それは、12年も昔に離婚が成立した元ご夫婦の奥様からご主人に対す
る養育費の請求に関するご相談でした。


現在、元奥様は離婚した夫との間に生まれた男の子12歳と二人暮らしで、
元夫は別の女性と再婚して二人のお子さんと幸せに暮らしています。

養育費は子供が要扶養者に請求できる権利ですから、母親は子供の代理
として父親に養育費を請求したことになります。
法的にも全く問題ありませんし、裁判にもなりません。
なぜ裁判にならないのかと言えば、ご主人に全く勝ち目が無いからです。


奥さんの言い分は養育費を過去に遡って500万円、今後は毎月12万円を子
供が大学を卒業するまで支払えというものでした。


ご主人は現在ご家族4人で幸せに何不自由なく暮らしていたわけで、離婚
した元妻や子供の事など思い出すことすらなかったのではと思われます。


それがある日、突然、元妻が自宅にやってきて、

「今すぐ500万円、来月から12万円づつ子供の養育費を払って下さい。

 あなたは、払わなきゃいけないのよー!」


と来たわけですから、それはもう、

「あ、あんた、だれだー! 何言ってやがる!一昨日来やがれ、べらんめぇー!」

ということで、全く話しになりませんでした。


そりゃ、そうでしょう。

ある日突然そんなことを言われれば、法律がどうであれ、誰でも怒るでしょう。
話し合いなどできるはずがありません。


恐らく彼女は、堂々と胸を張って、生かじりの法律を盾に養育費の請求を主張して
きたと思われます。初めて彼女と面談した時に、その時の様子を誇らしげに私に話
してくれましたから...

その後、元夫の親族も入って、彼女は一人で相手方と折衝していくことになりまし
たが、そこまでは計算していたようです。

彼女は埒が明かないと思い、すぐに調停を申立てました。


実際に彼女が私の事務所へ相談に来られたのは第一回目の調停を終えた後でした。




実にまずいやり方です。

法律を主張すれば全て大丈夫だと、たかを括っていたのでしょう。
しかしながら、世の中そんなに甘くはありません。

養育費も算定表を根拠に金額を決めたのでしょうが、そのような請求のやり方では取
れるものも取れません。


この後、彼女は地獄を見ることになります...。



創刊第一号はここまです。

このお話しは私共のクライアントさんのお話ですが、意図したわけではなく、物語的に
なってしまいました。仕事柄あくまでフィクションであると申し上げておきます。
読んでくださる方がいらっしゃれば私も嬉しく思います。
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