2009/09/23
【人間勘】メルマガ 第30号『企画力(決裁通過作戦編)』
=〆〆〆============================== 就職時に「仕事」をどう理解するかが人生のすべて! 【真面目に教える!一流企業が求める人間勘】 ========================第30号====== 第30号タイトル『企画力(決済通過作戦編)』 〆就職活動への役立ち度; 重要 ★★★★ 〆社会人としての勉強度; わかるかな? ★★★ (5点満点) ================================== 昨晩、徹夜で、篠田節子さんの『薄暮』を読みました。 前作の『仮想儀礼』が傑作で、よく世の中を見ている、ディテールに精通 しているからこそここまで書けている、そして人間の欲とは何かを見抜い ている、と大変感銘を受けましたので、新作があまり私のテイストでは なさそうでしたが、購入しました。 結果は、面白かったです。満足のいく充実感です。ストーリーをかいつまみ ますと、東北の小さな村に「隠れた天才画家」がいます。その画家は既に 鬼籍に入っているのですが、その地方の料亭でその画家の絵を見た人気エッ セイストがその絵画の素晴らしさを女性誌のエッセイに書きます。 すると出版社にその絵画を見たいという連絡が殺到し、かつて美術史の編集 にいてリストラで女性誌担当になっていた主人公がその画家について詳しく 調べていくことになります。そして、画家の人生には多くの謎がまつわり 疑問が多く残る中、気難しい画家の妻の了承を何とか得て画集の出版に至る のですが、、、 画家のパトロンとしてその絵を所有している地元の名家達がひと稼ぎしよう と欲にまかせた行動を取ったり、画家の妻がある一連の絵を贋作であると 画集入りを拒否したり、村の周囲を贋作を売りまわる悪名高い風呂敷画商が うろついていたり、と人間の芸術への理解を表向きにした裏の欲深さを見事 に描ききり、ミステリーの要素をふんだんに加えた、読ませる快作でした。 この小説を読んで、 篠田節子さんがあるテーマに沿ってストーリーをつむいで行く際に綿密に 事実を確認し、織り込んでゆくその緻密な性格が伺えました。 この小説を書くには、画家の人生、絵画の見方だけを勉強しても駄目です。 美術館員の悩み、贋作の見分け方、画商のビジネスの成り立ち方、 さらには電車のダイヤから、東北の雪のつらさ、お寺と檀家の関係まで すべてつむぎ合わせて、はじめてここまで説得力のある、存在感の重い 作品が生まれるのだと思います。 この素質、緻密さが今日は大切なテーマです。 今回は前回の続きです。先日、私は小山薫堂氏の本を読み、 「小山氏は決裁者(意思決定者)を直接説得できることが多いので、企画 を通しやすいポジションにいる。それは羨ましいが、我々も、その決裁者 を納得させる力があれば、面白い企画を仕事に出来るのだ!」との意見を 書きました。その『決裁者の納得を得る』ための手段を今日は書きます。 結論は「緻密な情報収集+エネルギー」です。 前半が長かったので、後はなるべく簡潔にします。 +++++++++++++++++++++++++++++++++ 「意思決定者は『企画』に何を求めているか?」 ここでいう『企画』とは新しいプロジェクトの骨子のことをいいます。 もちろん、人によって求めるものは違いますね。 でも、絶対に共通している「要素」はあります。 まず、『1.会社のためにプラスになること』 できれば、『2.話題性をよべるような面白い内容』 さらに、『3.リスクが少ないこと』 あわよくば、『4.社の抱える別課題も解決してくれること』 そしてなにより、『5.自分の評価が上がること』 これをぜーんぶ満たすのですよ。部長。とあなたが説得できれば、採用。 予算なんかも、幾らでも増えます。 しかし、これら全てを説得するためには緻密な情報収集と綿密な戦略が必要 になります。 『会社のためになる』企画であるためには、現在のクライアントのおかれて いる状況、競合社の強み、社会・消費者のニーズを理解する必要があります。 『話題をよべるような面白い内容』は、本来、他者を巻き込むための大きな エネルギー源になります。やはり人は面白い仕事に遣り甲斐を感じます。 そうであるためには、近年の映画や小説やTV、娯楽施設や商業施設などの 流行の流れにアンテナを張り、センスを磨く必要があります。 『リスクが少ないこと』は企業活動では無視できません。対投資効果を的確 に計算することは当然、他社より目立っていること、社会に無視されないこと もリスク管理の範囲ですし、巻き込む人物や組織が信頼に足る確証も必要です。 『社の抱える別課題の解決』は、要は一石二鳥の企画は強い、ということ。 その会社の抱える課題を広く知るということは簡単ではありません。その会社 の誰一人として、全ての課題を理解しているはずはないのですから、あらゆる 部署の声に耳を傾ける必要があるのです。 新製品を開発する際に、ブランドイメージを上げる要素を加える、とか リクルーティングでの人気上昇への配慮をするとか、売れていない商品との 関連つけをするとか。簡単なところで社内組織のコミュニケーションを円滑 にする、というのもあります。 『自分の評価が上がること』については今までにも何度も書きましたが、 社会人人生において「会社に認められること=上司に認められること」は最大 のご褒美です。クライアントの意思決定者、社内の上司に自分の『企画』を 通すには、何としてでもその人に「自分事」と感じてもらう必要があります。 そのために、彼が普段どんなことを気にしているのか?どれくらいのノルマを 受けているのか?社内の敵は?といった事前情報を持っていることが必要です。 これらの情報を全て集めて、うまくつむいで『企画』を進化させれば、 決裁者の反対は出ません。でも、これには尋常ならぬエネルギーが必要です。 『面白いアイデアを通すことができる者』と『できない者』の差は、 このエネルギーでしかありません。 逆に、少々勘が悪かろうと仕事が遅かろうと、ここにエネルギーを集中させ ることが出来る人は、自分がやりたい、面白い仕事を勝ち取ることができる のだと思っています。 +++++++++++++++++++++++++++++++++ 以上! シンガポールはF1準備まっ盛り。 道路の交通規制が多く、渋滞が生まれています。 私もF1を、今回は特等席で観戦します。 そしてなんと、F1終了時にスタートするコンサートが、 なんとブラック・アイド・ピースとビヨンセです!! こちらにも行って参ります。 それでは皆さん、残りのSWを楽しんでくださいね! (当メルマガを友人・知人にご紹介下さいますと幸いです) =================================== 発行責任者;MIYANOMAGIC 問い合わせ;aska2009@live.jp (感想メールをお送り下さい!) 当メルマガの登録解除には、以下をクリック下さい 有難うございました!;http://www.mag2.com/m/0000275002.html ===================================


