2009/01/19
【人間勘】メルマガ 第14号『企画力は文脈力-1』
=〆〆〆============================== 就職時に「仕事」をどう理解するかが人生のすべて! 【真面目に教える!一流企業が求める人間勘】 ========================第14号====== 第14号タイトル『企画力は文脈力−1』 〆就職活動への役立ち度; 重要 ★★★★★ 〆社会人としての勉強度; 重要 ★★★★★ (5点満点) ================================== 今回は、どちらにも★5つをつけました。 私は、『文脈力』を仕事において最も重要なことに位置づけています。 誤字脱字、敬語、文章の切れ、要約力とか、 そういうことは「文章力」。 『文脈力』とはそういったテクニックだけではありません。 新入社員のころの自分は絶対気づいていなかった、しかし、 いま仕事をしている中で、「これは大事だなあ」とつくづく感じるのは、 【全ての仕事において、最善の答えは情報を繋げるところに生まれる】 ということです。ブレイクダウンしてみますと以下の通り。 1.必要な情報を集める力 2.肝の情報を取り出す力 3.その情報を繋げて「価値」を見つけ出す力 4.「価値」に言葉を与える力 5.その言葉を説明できる力 これらの能力こそが『文脈力』なのです。 今までにこのことを理解している人は、 上記5つで腑に落ちて下さると思うのですが、 初めての方にはわかりにくいかもしれません。 そこで、学生さんが書く「志望動機」を例に挙げさせてもらいます。 <志望動機A>(某TV局向け; 2009年4月想定) 私は「お笑い」が大好きです。吉本の芸人の若手から全て知っており、 御社に入ったら、私の笑いのセンスで発掘した芸人たちと一緒にお笑 いの番組を盛り上げて行きたいと思っています。私は今のどんな番組 よりも面白い番組を作る自信があります。学生のころに剣道で鍛え上 げた(県大会3位)体力と、ブログを書いて800人の読者を持つコ ミュニケーション能力と、持ち前の積極性で、お笑いの未来を切り 開いて行きたいと考えております。 どうでしょう。文章は上手くまとまっていて、熱意を感じますので これを読んで不快になる人はいないと思います。 しかし、日本の地上派TV局は2万人の受講者で合格は50人。 そして、このレベルの熱意と経験と文章力の学生さんは、5千人は いると思われます。 *マスコミの採用担当に聞くと、書類選考だけで2万人が500−800人 に減らされるそうですから、書類の書き方は大変重要です。 それでは、この文章には何が足りないと思いますか? それは、「某TV局が新入社員に本当に求めていることはお笑い界を 盛り上げることなのか?」という、受け手の要求に関する情報が欠けて いるという点です。「自分が入りたい」だけではなく、「自分を取ると こんなにメリットがありますよ」と伝えることが大切なのです。 狭き門をくぐらんとする人達は、みな勉強をしてきています。 そんな中、自分だけ勉強をしなくても評価してもらえる、 と慢心することは勿体無いことです。 『文脈力』というものの重要さを少しでも理解していただき、 志望動機から真剣に考え直してみることをお勧めします。 さて、 ここで、現在の日本のTV局のおかれている状況を整理してみましょう。 ・制作会社の信頼性・倫理観が疑問視。 ・WEBの台頭でTV離れが顕著。 ・不景気とCF飛ばし機能つきHDDレコーダで、スポンサー離れ。 ・YOU TUBEなどでコンテンツが無料配信→WEBでのbusinessが急務。 ・収益のマイナスを映画・DVDで補える体制にシフト中。 こういった中、やはり<志望動機A>のように「TVが一番!」と のん気に構えていたのでは、次の時代を任せるに相応しくない。と診断 されてしまいます。 さて、私が面接のアドバイスを求められ、<志望動機A>を見せて もらったとしたら、以下のアドバイスをさせてもらいます。 〆TVが不真面目なままでよいのかジレンマ抱えている面接官に「笑い」 至上であたるのは、先方によい心象を与えないと思う。 悩みの共有が必要ではないか。 〆「ブログで800人の読者がいる」は本来、もっとアピールされるべき。 500人の仲間がいれば『アルファブロガー』という、影響力のある 一般人と認識されるため、これだけでも、局が向かいたい新しい道への アドバイスを持っているかもしれない、期待を持たせることができる。 WEBのことをもう少し勉強して、この分野で新しいことを仕掛ける志 を見せて欲しい。 〆スポンサーから収益を上げる仕組み、もしくはCF飛ばしを防ぐための 自分の考えに軽く触れる。(*) 〆いかに「お笑い」が好きかのアピールは、今後のTV業界のデジタル化、 業務領域拡大への熱意を伝えるときの、自分の決意の背景に上手く使え ればそれも良い。 どうです? 『文脈力』のステップの中の「価値」を見つけ出す部分(*)が、 肝の情報から必然と出てくることはお分かりいただけたと思います。 でも、(*)のアイデアが面白いと、必ず面接に呼ばれます。 志望動機、とは面接の一部と心得てください。 あとは、そこにどのような「新しい言葉」と作れるか、 に挑戦する訓練が必要です。 でも、方向性が決まっていればこれは言葉のパズル(絵合わせ) ですので、いつかは上手く行くものです。 ということで、<志望動機B>については、、、 皆さん考えてみてください。 *************** 次回は、『文脈力』の話を社会人向けに広げます。 『“大所高所で見る”−文脈力2』 今回はここまで。 今回も長文をお読みいただき、ありがとうございました。 =================================== 発行責任者;MIYANOMAGIC 問い合わせ;aska2009@live.jp (感想メールをお送り下さい!) 当メルマガの登録解除には、以下をクリック下さい 有難うございました!;http://www.mag2.com/m/0000275002.html ===================================



